警告
嘘喰い終盤のネタバレについても触れている可能性があるので、当記事は嘘喰い全巻読了後に閲覧することを推奨します。
第46巻の再読です。
カリ梅カウント
46巻のカリ梅は1個です。
一見すると貘さんが一度臨死したので、劣勢なはずの状態なのに静かにカリ梅を食べているのが、不気味な雰囲気になっていますね。
同じ60秒なのか
同じ60秒なのか、の言葉に反応したかのような笑み。かなり重要な伏線ですね。
閏ルートへの計算
臨死から復活後、すかさず状況を確認し、閏ルートへ入るべく計算を行っています。
奇襲
まさか相手の前に出てくるとは……貘さんらしい奇襲ですね。
クリック音
ここまでハッキリとクリック音が描かれてたとは……
しかも続けざまに声が小さいという描写がされていて、創一の仕掛けが短期間で立て続けに描写されています。
いつまで椅子に座っていられるか
このシーンまで伏線だったとは……ゲーム進行をどこまで遅らせることが可能なのかを試しているなんて……
マス鬼獣院
まさかのマス鬼獣院が再登場。
8巻で首をクルンとされちゃった彼が、首を鍛えてたエピソードを紹介されるとは何たる皮肉……
はち王の食い違い
はち王の食い違いの件について、言及が始まる回の冒頭のページ、未だに意味が分からないんで、すごく気になってます。
歯の内側から列車を見ているかのようなんですが、まるまる一ページも使うくらいなので、何か意味があると思うんですが……
ここで語られているはち王については、第3の王が誰なのかで意味がかなり変わってきそうな気がします。お互いの言い分はこうですね。
ハル:敵国の王子(貘さん)はハチの王子(ハル)を倒すため、友達だった頃の情を利用してハメようとした
貘さん:ハメようとしたけど、結局敵国の王子(貘さん)は負け、第3の王の元へ行けなくなる
ハル:ハチの王子(ハル)が負け、第3の王には敵国の王子(貘さん)が行く
貘さん:違うと反論
貘さん:ハチの王子(ハル)が勝って、ハメようとした敵国の王子(貘さん)が負けて、第3の王の元へ行くのはハチの王子(ハル)
貘さん:ハチの王子(ハル)が負ける話も、首吊りの話も、梟の話も、ハルがしたと主張。意見を求めたのも答えたのもハルだ、と。
貘さん:身分を隠してるハルが、梟を知った風に答えるのも有り得ない。
だからこれは思い出ではなく、夢だ。
というわけで、一連の内容は創一が臨死で見た夢だったので、現実世界のはち王の違いとは無関係でした。
しかしながらこれって、最終話についてかなり示唆した内容になっているようにも思えます。
最終的にはハンカチ落としでハチの王子(ハル)が負け、第三の王(ゴーネン)には敵国の王子(貘さん)が行くことになったと読むと、最終話でゴーネンに勝負に行ったのは実は貘さんだったという伏線ではないでしょうか(後日詳しく書きますが、ゴーネンとの場で椅子があるのに創一は座ろうとしなかったんですよね)。
とはいえ、第三の王の髪型は撻器にそっくりだし、三途の川で「まさかお前が来るとはな……」と言われているので、あくまでハンカチ落としの中に限定した夢なのかもしれません。二人の王子が戦った後に、元お屋形様の撻器に挑むと考えると矛盾してますが、三途の川を渡って撻器に会いに行くと考えるとしっくりくる気もします。ただそれだと、勝った王子が三途の川を渡ることになっちゃうんですよね……
一通り再読感想を書き終えたら、他の方の考察を積極的に探してみたいですね。
9時に大事な用事
さきほどのはち王の夢のシーン、いきなり確信をついた伏線がありましたね。
9時に大事な用事がある、と。
これを見ているのは創一なので、やはり閏秒に気付いてた可能性が高いのではないでしょうか(無意識なのか、意識的なのかは微妙ですが)。
音が聞こえるのみ
音しか聞こえない状況、というのが決着前後の周りの反応に繋がってますね。
夜行さんの状況
平気そうにしている夜行さんですが、血が滴っているため、実はヤバいという描写がされていますね。今思えばハンカチ集めの戦いは、夜行さんの体力を落とすために行われたという一面もあるのでしょう(迫先生的に)。ハンカチ落としでの蘇生が危うくなるという伏線が、さらに強調されている結果になっているかと思います。
全てがうまく行き過ぎている
あまりにも閏ルートにあっさり乗って、かえって驚いてしまう貘さん。
オベリスクの外で時間に関係しているのではと言われたこともあり、創一が実は全部気付いているのでは、と疑ってしまいます。
創一は臨死中の夢で、9時に大事な用があると意識していたので、あながち疑いは間違ってなかったのかもしれません。
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