警告
嘘喰い終盤のネタバレについても触れている可能性があるので、当記事は嘘喰い全巻読了後に閲覧することを推奨します。
第25巻の再読です。
カリ梅カウント
25巻はカリ梅なしです。
拾秒の闘い
25巻の見どころといえば、號奪戦といっても過言ではないでしょう。
最後の二人の様子は、二回目の屋形越えの貘さんとハルを連想させるものがありますね。
決着はついた……が……
これで遂に屋形越えの条件は満たした……と思いきや、雲行きが怪しい……
このコマの「…」が終盤であそこまで意味を持ってるとは……駭週用伏!
この日に業の櫓が行われ、500億と搦め手が手に入り、號奪戦が行われた、というのは全て偶然ではありますが、二度目の屋形越えを成功させるためには、実に重要な偶然だったと言えますね。
仮にこのまま屋形越えになったとしても、貘さんが負けていたかも知れませんので、こうなるのが運命だったのかもしれません。
検事総長の手のひらの上
かつてのシーンが、ここに来て重要な繋がりをもった瞬間ですね。駭週用伏!
踏んでしまった絨毯
完結後に見ると、このシーンは趣深いです。確かに大船さんは絨毯を踏みしめてしまった、と言えます。
二度と戻ってこれないのは誰だったのか
死者のフライトに、また一人。
人物を明確に描写してないので、連載時はブラフかと疑ってましたが、黒服であるのも分かるし、普通に切間撻器のようですね。
短い登場期間でしたが、実に剛毅な濃い魅力に満ちたキャラでした。惜しい人を無くしましたね……
とはいえ彼の死のタイミングが、二度目の屋形越えに向けて大きな意味をもったのも確かです。
連載時にこの見開きを見た時、この先どうなるんだ……?と途方にくれたのを思い出します。ほんと先の展開が全く予想が出来なくて、良い意味で翻弄されました。
夜行さん
巻末には読切短編の「夜行さん」が収録。
なにげに鮫丸の耳を切り落としたのが夜行さんだった、という伏線回収があって、本編に絡んでないとはいえ侮れません。
オチも笑えて、短編と思えない密度で、さすがの完成度でした。
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