はじめに
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最近になってPatreonで規約変更が行われると発表がありました。まだ正式な規約はきてませんが、現時点で個人的にはかなり影響が大きい内容かと感じています。
自分がPatreonをBANされた経験をふまえ、現時点の規約についてまとめました。
2025年12月時点の規約

上記を和訳したものを掲載します。
読んでみると詳しく書いてあるようで、けっこう曖昧な部分が多かったりします。大まかにまとめると注意すべきな点は下記のようになります。
禁止事項
獣姦、近親相姦、レイプ、性的暴行、強制的な同意(薬物またはアルコール、催眠術、恐喝のもとでの同意など)といった合意のない性行為。
未成年の性行為、性行為を連想させる行為(制服を着ていると警告が来ることがある)
規約全文を何度も読みましたが、DiscordやTwitter(X)にもPatreonの上記規約が適用されると判断できる人は何人いるんでしょうか。すくなくともChatGPTやClaudeといったAIサービスではそういう指摘が全くあがりませんでした。しかも違反時の指摘が必ずくるわけではなく、属人的なところもあるようです。
これについては次の段落で私の実体験を詳しく語ります。
PatreonでのBANの経緯
自分の経験を語ります。Patreonで無料会員向けに黒帯付きでR18系の画像を投稿してたのですが、修正指示がきました。
他の人は同様にやってたので、どうすればいいのか分からず、3回くらい修正をしては却下され、4回目にはBANしたと英文メールが来ました(この件から分かるように、修正指示がきたら粘らずに、修正が明確なら即対応、分からなければサクッと投稿削除する、という流れが無難ですね)。
PatreonをBANされると、アカウントにログインすらできなくなります。クリエイターだけでなくファンの方も使えなくなって、有料会員になってるのに中身はみれないのに更新メールは飛んでくる(ログインできないので設定変更もできない)という困った状況になります。自分はたまたま毎月違う方の有料会員になって参考にさせていただくので、契約した途端に解約して一ヶ月だけ閲覧可能にする、という事をしてたので無駄にお金を払わずには済んでましたが、こういう事をしてなかったらメールで運営に連絡するしかなさそうで、かなり不便になります。
復旧するなら2ヶ月待てといったことでしたが、最初はBANの理由が性的な内容だったから、とそっけない連絡でした。仮に復旧するにしても明確な理由がないと無理なので、何度かやり取りしているうちに、担当が他の人に変わった瞬間、かなり明確にBANの理由が説明されて状況が理解できました。実はDiscordにPatreon規約外のものをおいてはいけないとのことです。いただいたメールを和訳した内容が下記になります。
同じ作品をPatreonで直接共有していない場合でも、私たちのガイドラインはプラットフォーム外での活動にも同様に適用されます。
あなたのページが削除されたのは、Discordを通じて性暴力、獣姦、近親相姦に関するPatreonコミュニティガイドラインに違反する作品を提供したためです。
BANされた理由が明確化されて理解はしましたが、Discordって何のために連携できるようにしてるのか意味がわからないし、当時の規約にはそもそもDiscordもPatreonの規約が適用されるとは明記されてないように思えて不思議だったので、どこにそういう記載があるのかを教えてほしいと連絡してみたものの、そこからは返信がありません。
どのような画像を置いていてBANされたか興味がお有りの方は、各種SNSやDicordなどのDMなどで連絡をいただければ、個別にギガファイル便などでファイルを提供します(今のレンタルサーバはR18禁止なので、サーバ上では配布できないため)。何人かの方にお見せしましたが、皆さん一様に「この程度で即BANになるんだ」と驚かれていたのが印象的です。
なおPatreonがBANされた場合でも、連携していたDiscordサーバ自体は残ります。有事の場合の連絡場所として用意しておくのもアリかとは思いました。PatreonにBANされると、文字通り何もできなくなってしまうので……
他の方の情報だと、Patreon開始前の審査でTwitter(X)の投稿に不適切なものがあるという指摘がきて開設できず、具体的にどの投稿なのか教えてもらえず仕方なく以前の投稿を全部消したらOKになった、という話もありました。この件からの想像ですが、Patreon上でDiscordだけでなく他プラットフォーム(PixivやBOOTHなど)のURLなどを書くと、審査の対象になりえると思っていたほうがいいです。必ずしも審査を受けるわけでもなさそうですが、自分の時みたいに何かをきっかけに人力で調べ始めるということは十分あり得ると思うので、用心しておいたほうが無難でしょう。
これらの件から総合すると、Patreonには外部URLは一切書かず、PixivやTwitterなどではPatreonについて書く、くらいが安全かと思います。
自分の状況
・パトから外へはリンク一切なし
・渋からパトへはあり
・渋はパトにBANされない基準で運用
・Xのリンクは一切なし(渋とも繋げてない— moriπ (@o81morimori) December 15, 2025
そういった事があってしばらくして、Patreonで規約を明確化すると告知がありました。
Patreonでの新規約(2025年12月時点の予告)
Patreonでの新規約の”予告”内容を和訳してみます。
2025年の終わりにあたり、ポリシーチームはPatreonのコミュニティガイドラインに関する提案された一連の更新案を共有しています。何かが最終決定する前に、クリエイターの意見を募っており、Patreonのポリシーチームのメンバーによるライブイベントでも参加します。今回の政策提案は、ティーンの安全、成人/18+歳、そして嫌がらせに焦点を当てています。ライブの対談で、Patreonのエリック、トラヴィス、コートニーがこの取り組みについて議論し、ガイドラインの改善とクリエイターのフィードバックがそのプロセスにどのように役立つかを強調しました。
このアップデートの一環として、 PatreonのクリエイターコミュニティDiscordサーバー内の私たちの #policy ライブQAチャンネルでポリシーチームとチャットできます。このチャンネルは2025年12月18日木曜日午後3時(EST)(午後12時PST // 午後8時GMT)まで追加の質疑応答を継続します。
クリエイターフィードバックのための提案ガイドライン更新
以下の提案は、Patreonを安全で歓迎的な環境に保つという私たちのコミットメントを強化します。私たちは、進化するクリエイティブツール、テクノロジー、コミュニティの期待に合わせてガイドラインを更新し続けています。刷新された紹介 私たちは、Patreonが今の姿をよりよく表すために、コミュニティガイドラインの冒頭部分に小さな更新を提案します。つまり、クリエイターとその最大のファンをつなぐメディアおよびコミュニティプラットフォームとしての役割を伝えるために。導入部は依然として人権、表現の自由、プライバシーの原則に基づいています。価値観の変化ではなく、より明確な歓迎のマットだと考えてください。現代の環境に合わせたティーン向け安全ガイドラインの更新
技術の進化に伴い、私たちはコミュニティガイドラインのティーンセーフティセクションの更新を提案し、期待値を明確に保つことを提案しています。提案された文言は、AI生成またはデジタル改変された未成年者の描写をより明確に禁止し、成人がデジタル編集、AI、ロールプレイなど性的な文脈で未成年者として自分を描写したり表現したりしてはならないことを明確にしています。さらに、アニメーションやイラスト入りの成人/18+作品においては、対象が明確に成人として表現されなければならず、その評価方法についても明確な指針が示されています。これらのアップデートは、Patreonの長年の児童性的搾取に対するゼロトレランスポリシーを基盤とし、安全基準や創造的なツールの進歩と一致しています。画像に基づく虐待に対する保護の拡大
また、コミュニティガイドラインのハラスメントセクションの更新を提案し、非同意の親密な画像(NCII)の定義を拡充・明確化する予定です。新しい言語は、AI生成のディープフェイクから秘密録音(「クリープショット」「スカーティング」「ダウンブラウス」)、脅迫(「セクストーション」)、さらにはこの種の素材を可能にするアプリやツールに至るまで、より広範な画像ベースの悪用に明確に対応しています。このアップデートは、Patreonの親密な画像虐待に対するゼロトレランス姿勢を強化し、ガイドラインが業界の安全基準に沿ったものであることを保証します。クリエイターは教育やアドボカシー目的でNCIIについて議論したり意識を高めたりすることは可能ですが、画像自体は共有してはいけません。成人/18+クリエイターとの提携による期待の明確化
ここ数ヶ月、成人/18+クリエイターを招いてラウンドテーブルを開催し、現行のガイドラインや施行が不明確または一貫性のない適用のどこにあるかを理解しました。クリエイターたちは、一部のルールやモデレーションの決定が曖昧に感じられることがあり、より明確な定義や異なるフォーマットに合わせた例、そしてルールの背後にある「なぜ」についての透明性を求めていると話してくれました。彼らの洞察は、現在提案しているアップデートに直接影響を与え、成人/18+の期待値をより簡単に解釈し、ナビゲートし、自信を持って従えるようにすることを目指しています。私たちが提案していることは以下の通りです:より包括的なセクション名:
コミュニティガイドラインのセクション名を「成人/18+作品」(「性的満足作品」から)に変更し、その範囲と内容をより明確に反映すること。許可される場所のより明確なライン:
Patreonのどこでも許可されない内容、成人/18+歳の有料欄に限定される内容、そして「すべてのオーディエンスに安全」で許可される内容を整理した構成。これには、プロフィール画像、ページバナー、ティア説明、無料会員がアクセスできる投稿など、公開されるページへの期待をより明確に示すことが含まれます。定義とより予測可能な執行:
写真、ビデオ、イラスト、アニメーション、文章、音声形式にわたる性的行為、同意、性的暴力、近親相姦、獣姦および関連トピックのより詳細な説明。これらのアップデートは、曖昧さを減らし、執行決定の一貫性を高め、曖昧な通知や不明瞭な引用に関するクリエイターからのフィードバックに対応することを目的としています。AI生成作品に関する明確化:
スタイライズまたはイラスト化されたAI生成キャラクター(成人向け/18+ページで許可)と、同意のある書類のみ許可される実際の人物の超リアルな描写を区別する洗練されたガイダンス。この改正では、合成的で同意のない親密な画像、すなわち、デジタルで作成された、または改ざんされた画像、動画、音声(例えばディープフェイクやAIの「脱衣」ツール)が、実際には誰かが性的状況に関与したかのように見せかけることも定義し禁止されます。「なぜ」についての透明性を高める:場合によっては、クリエイターの支払いを処理するために、支払いパートナーは追加の情報や注意義務(例:年齢確認や同意書類)を求めます。これらの要件は新しいものではありません。むしろ、これらの要件についてより明確な説明を追加し、クリエイターがよりよく理解できるようにしています。
これらの改訂は、ラウンドテーブルでクリエイターから聞いた内容を反映し、ガイドラインをより明確で一貫性があり、より公平なものにすることを目指しています。これらの提案に対するフィードバックを、Adult/18+ クリエイターコミュニティからお聞きできるのを楽しみにしています。
現時点では予告でしかないのではっきりしたことは言えませんが、個人的に一番気になった部分は「AI生成またはデジタル改変された未成年者の描写をより明確に禁止し、成人がデジタル編集、AI、ロールプレイなど性的な文脈で未成年者として自分を描写したり表現したりしてはならないことを明確にしています」という箇所です。
18歳未満のキャラを成人ですと言い張るのもNGで、18歳以上のキャラが学生服プレイするのも禁止な可能性が高い気がしてます。アイマス系などは18歳未満のキャラが多いこともあり、規約が明確になった途端に禁止行為とライン引かれそうな気がしてます。
質問に対する回答
新規約について知人を通して質問したところ、2026/1/16にこのような回答をいただきました。
Please note that all characters in Adult/18+ content must be clearly depicted as adults. If the original/official counterpart is underage, you need to age up the character so they look significantly different and clearly older. Additionally, please ensure that the context in which characters are depicted does not suggest they are minors, such as by avoiding school contexts or at minimum making it clear that it is a university/college context. Changes in these elements would be a step in the right direction.
Disclaimers stating the character is not a minor, when they clearly do not look like an adult are not sufficient.
Please note that our Community Guidelines apply to off-platform activity. All content connected to and from Patreon must be within our guidelines.
成人向け/18歳以上向けコンテンツに登場するすべてのキャラクターは、明確に成人として描写する必要があります。オリジナル/公式キャラクターが未成年の場合は、キャラクターの年齢設定を見直し、見た目を大きく変え、明らかに大人に見えるようにする必要があります。また、キャラクターが描かれる文脈が未成年であることを示唆しないよう、例えば学校を舞台にすることは避けるか、少なくとも大学を舞台にしていることを明確に示すようにしてください。これらの要素を変更することは、正しい方向への一歩となるでしょう。
キャラクターが明らかに大人に見えない場合、未成年ではないと記載する免責事項だけでは不十分です。
プラットフォーム外での活動にはコミュニティガイドラインが適用されますのでご注意ください。Patreonに関連する、またはPatreonから発信されるすべてのコンテンツは、ガイドラインに準拠している必要があります。
この回答から、下記のように考えられると思います。
・二次創作の未成年キャラは、IFルート的な感じで見た目を大人にすればいい
→高校は避ける(大学ならOK)。
→年齢に限らず、制服でのR18表現は避ける。
・プラットフォーム外での活動もガイドラインが適用される
→たぶんPatreonから何らかの形で外部へ発信するような状態だと、DiscordやTwitterでも注意が必要(実際自分がDiscordに規約外のものをおいたと一発BANだったので)
まだ新規約は来ていませんが、いったんは以上を留意しておくのが無難と思います。
時期について質問したところ、具体的な日程はなかったものの、1/17朝に回答をいただけました。
As for new policies in place, we don’t have public dates but all our users will be informed as soon as there are changes in policy!
新しいポリシーについては、具体的な日付は公表しておりませんが、ポリシー変更がございましたら、ユーザーの皆様に速やかにお知らせいたします。
猶予期間を設けるかという回答はなかったので、最悪無いかも知れません。その前提で用意しておくのが無難そうです。
色々な対応例
自分の場合
とつぜんPatreonを即BANされたので、OFUSEとDiscordで運用をしています。
PatreonをBANされた人達がよく使ってはいますが、システム的にはPatreonの方が便利なので、できればPatreonをBANされない方がいいと思います。
よく誤解されますが、Discordの規約もPatreonと大差ないんですよね。Discordなら安全というのは認識違いで、正確には「バレにくい」ってだけだと思います。サーバIDなどはできれば一般公開しない方がいいですが、自分の場合は敢えて招待リンクを表に出してます。
Aidiggerさんの場合
Aidiggerさんは年末年始に規約更新にともなう対応をするため更新を暫くお休みされて、熟考の結果、別の場所で合言葉を使っての配布に切り替えられたようです。
Patreon上にURLやプラットフォーム名を書くだけで監視対象になりえるので、これが現実的な対応な気がしました。
Patreon運営は日本語がわからないようなので、かなり安全な気がします。
降着さんの場合
降着さんは今まではDiscord使われてなかったんですが、今回の件をみて緊急連絡用にDiscordサーバを用意されてました。
みなさんもこれくらい注意してたほうがいいかもしれません。BANされてしまうとログインすらできなくなって、連絡手段すら絶たれてしまうため、事前に備えておくのが無難だと思います。
現時点で考えられる対応
以上の点から、現時点でできることをまとめてみました。
・突然BANされるのに備え、定期的に収入をPatreonからPaypalへ移しておく。
・運営から記事について指摘がきたら、対応方法が明確なら即対応。わからないなら記事削除(粘るとBANの可能性が大きい)。
・実年齢にかぎらず、制服での性行為などはNG。学校を舞台にもしない(大学はOK)。
・二次創作の公式設定が未成年であっても、見た目が成年に見えるような工夫をすればOK。
→たとえばアマガミといった作品については、卒業後のIFルートに見えるようにすればいい。
・DiscordやTwitter(X)など、PatreonからURLを書いたり連携している場合は、そこにも規約外のものは置かない。
→どうしても規約外のものを投稿したい場合は、Patreonからは一切告知しない形で誘導する。
・ここに書いてない内容でBANされる可能性も捨てきれないので、連絡用にDiscordサーバ開設しておく(規約外のものはおかない)。
・他にも不安事項があるなら、サポートに英文でメールして確認する。
→答えられない場合はその旨教えて欲しい、といえば割と大丈夫な回答だけもらえる傾向あり。
・新規約の開始時期・事前対応準備期間はあるのか、などは不明(質問してるが回答がこない)なので、現時点では上記を守ってその日に備える。
おわりに
2026年からのPatreon規約変更は、大きな影響がありかねません。
BANされる可能性を考えて、今のうちから準備をしておくのが無難かもしれません。
記事については2026年1月16日時点の内容となっています。もし間違いがあったり、現在の事情と変わっている、これも書いたほうがいい、みたいな意見がありましたら、お気軽に指摘をいただけると随時記事を修正していきますので、よろしくお願いします。
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