2021年のコミック、映画、小説、ゲームで印象に残った作品などなどをざっくりと簡潔に紹介してみます。ベスト10とか付けれるほど数をこなせてないので、ランキングとかではないです。
コミック
コミックの場合、去年書いた作品は基本的に挙げないようにしてますが、自分でも基準が曖昧なので書いたり書かなかったりしてます。
最果てのソルテ
水上悟志らしい、ワクワクするような冒険譚。王道にみせかけて、途中から独自色が強くなるのはいつもどおり。
ニジとクロ
ちょっとへんで可愛い生物との、ふんわりした生活。すごく好きだったのにまさか3巻で終わるなんて……もっと続きを読めるものと思ってました。
あんじゅう
なんというか、尊い……
ボールパークでつかまえて!
自分は野球にそんなに興味はないんですが、キャラクターの魅力もあって、野球の面白さも伝わってきて面白いです。
ゲーミングお嬢様
格ゲーやってないと意味わからないかもしれませんが、ツイッターでリプライに使えそうな画像が満載でおハーブです。
DEATH NOTE短編集
書くといい始めて15年たってるデスノート小説、まさかの本家からの新作はやはり面白かったです。こういう新作くると、今まで考えてたアイデアと矛盾する状態になりはしないかと心配しちゃうのが常なんですが、今回は自作に使う予定の内容を補強できるような内容があったりしたので助かりました。
推しが武道館いってくれたら死ぬ
百合コメディ……でいいの? 独特のギャグセンスが光る作品で、アニメ化や実写化もするらしいので今後知名度が上がる気がしますが、そういう事関係なしにこのノリで続いてほしいと思います。
死亡フラグに気をつけろ!
映画レビュー漫画はいくつもありますが、これまた独自性を出してきた逸品。映画ならではのお約束を楽しみましょう!
性懲りショートステイ
位置原光Z氏の新作。ちょっとエッチな雰囲気なんだけど、読んでて劣情が湧いてこないこの作風、なかなか類を見ない。
謎解きよりも大変だ
『手品先輩』のフォローバック的作品とでもいう立ち位置でしょうか。軽快に読めて面白かったのに、もう連載終了してて残念。内容は良かったので、毎回謎を作るのが大変だったのでしょうか。
チ。―地球の運動について―
地動説を扱った漫画と聞いて、面白くなりそうと思う人は少ないと思うんですが、ところがここまで面白く仕上げてこれるものなんですね。
ポンコツちゃん検証中
ほんわか系ラブコメに、ちょっとの独自性を混ぜた感じ。伏線とかも結構しっかり貼られてて、終盤はどうなるんだろうと目が離せませんでした。
AIの遺電子 Blue Age
SFファン必見の短編集。シリーズとしては3作目ですが、本作から読んでも大丈夫かと思います。
きみとピコピコ
レトロゲーを扱ったラブコメ。姫之ちゃんが終わったのでどうしようと思ってたら、本作が連載開始されて一安心です。
葬送のフリーレン
勇者が魔王を倒した世界の後日譚というスタイルで、淡々とした中に笑いもあって面白いです。
図書館の大魔術師
ファンタジー漫画の大傑作なんですが、刊行ペースが遅めなので完結してくれるか心配ではありますが、この内容・密度なら黙って待ってるしかないですね。
メイカさんは押しころせない
なかなか破壊力の高いラブコメ。もうお前ら付き合っちゃえよ!と周りはみんな思ってそう。
月曜日のたわわ
まさかのヤンマガ連載。まさかの同人版色彩の大判も発売。まさかのツイッター毎週投稿は継続。
ラブスコア
交際前の相手の相性が数値つけされる、というアイデアで書かれる短編集。もっと続いてほしくもありましたが、ここらが区切りよいのかもしれませんね。
女の園の星
絵柄でボーイズラブ的な話かと誤解してて避けてたんですが、読んでみたらクスッと笑えるような話でした。飄々としてる。
秘密 season 0
今回もすごい話でした。ずっとこの読み応えでシリーズが続いてるのが驚異的。
スキップとローファー
ほんわかしたスクールライフ。すごく好き。テレビアニメ化するので、みんなもこの良さを知ってくれるでしょう。
ご機嫌ナナメの吉岡さん〜福地翼短編集〜
いろいろなテイストの話が盛り沢山で、かなり楽しめると思います。
ゴールデンゴールド
先が読めない漫画の筆頭でしょう。話が中盤を過ぎたのかどうかすらも予測できず、不思議な雰囲気で物語が進んでます。
Thisコミュニケーション
先が読めない漫画といえば、こちらも忘れちゃいけません。相変わらず凄い。R18とかじゃないんですが、テレビアニメ化は多分無理でしょう。
ルックバック
今年の漫画界の話題をかっさらった傑作でしょう。自分も珍しくブログにて長文で感想を書きました。
ブラック・ラグーン
今年はブラック・ラグーンの新刊が出た! めでたい!
よつばと!
今年はよつばと!の新刊が出た! めでたい!
亜人
ついに完結! どう締めくくるのか気になってましたが、実に面白かったです。連載お疲れさまでした。
ベルセルク
自分が19歳の時、予備校時代から読み続けてきた作品が、このような形で終わるとは思っていませんでした。完結は無理かもしれないと思ってましたが、てっきり自分の命が持つか作品が完結するかという状況になると想像していただけに、今はこれ以上言葉が出ません。
三浦先生、お疲れさまでした。
映画
最近はFilmarksに感想を必ず書いてます。画像使いたかったり、思い入れが強いものだけブログに補記してます。ブログに記事を書いてない場合は、Filmarksのリンクを貼ってます。
アイの歌声を聴かせて
ミュージカルが苦手な自分でも、すんなり楽しめました。前評判どおりの傑作。
映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園
子供向けのようでいて、ミステリー要素の使い方実にうまくて面白かったです。映画館でエンドロールが終わった途端、息子が「面白かったー!」と言い出すくらいに楽しい作品でした。
インビジブル・ゲスト 悪魔の証明
レンタルもなかなか取り扱ってなくて、見るのに苦労した作品。ミステリー映画の秀作だと思います。邦題の付け方もGOOD。
メランコリック
派手さはないんだけど、とても面白いサスペンス。何も知らずに見たので、いろいろ驚きました。
孤狼の血 LEVEL2
原作なしでの映画オリジナル脚本と聞いて心配だったのですが、完全に杞憂でした。前作を見てから本作に挑みましょう。孤狼の血じゃけぇ、何をしてもええんじゃ!
ワイルド・スピード/ジェットブレイク
息子が4DXで見たいと言い出したので、シリーズ作を時系列順で鑑賞していったんですが、とても楽しめました。長くシリーズが続くだけあり、毎回とんでもない演出が待ってます。
ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結
ガーディアン・オブ・ギャラクシーも面白いんですが、個人的にはこっちの弾けた作風が最高ですね。
ゴジラvsコング
怪獣映画を見るのにIQは要らない! 最高!
エクストリーム・ジョブ
アクション・コメディの傑作。実は『パラサイト』を抑えて韓国の興行収入トップ。見終えたら、みんなもあのチキン食べたくなるはず。
ハッピー・デス・デイ
ループものの傑作。間を置かずに続編も見たほうが、より楽しめるかと思います。ホラーっぽいですが、良い意味で全然怖くないので安心して?見れます。
ID:INVADED イド:インヴェイデッド
あの舞城王太郎氏が原作のミステリーアニメ。もちろん一筋縄では行かない内容で、新本格派ミステリのファンには「探偵とはなにか」という主題も含め存分に楽しめるかと思います。
キャラクター
かなり自分好みのサイコ・サスペンスでした。犯人役の気味悪さは必見!
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
どんだけ労力をかければ、あれほどの密度でアニメが作れるんでしょうか。原作を忠実に再現してて凄かったです。
フロッグ
パッケージの右上あたりに書いてある文言すら読まず、前知識なしで見てほしいです。ホラーっぽいですが怖くはないので大丈夫です。たぶん。
アンテベラム
今年一番のネタバレ厳禁映画でしょう。公式サイトや予告編すら見ないで鑑賞しましょう。
オッドタクシー
動物たちの見た目からは面白そうに思えないでしょうけれど、めちゃくちゃ面白い群像劇サスペンスでした。
シナリオの完成度が抜群なので、ネタバレ回避して全13話まで見てほしいです。
ザ・ボーイズ
欲と名声にとりつかれたスーパーヒーローたちを倒そうとする一般人の戦いを描く連続ドラマで、面白すぎるあまり寝不足になりつつ鑑賞しました。
ブラックユーモアと多少のグロ描写耐性あるなら必見でしょう。話が終わる時が、どれも続きが気になる作りで凄いです。特にシーズン1ラストは、一見普通なシーンなのに、実は絶望的という作りで白眉。
シーズン2はさらに社会情勢を踏まえた展開も含んでて素晴らしかったです。スーパーヴィランとアメリカの関係、滑稽無糖とはとても言えない。
シーズン3に期待が高まります。
シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
3作目からかなり間が空いて、見れずに命を落とした同胞も少なくはないのかもしれません。生きてる間に完結を見届けられてラッキーでした。
さようなら、すべてのエヴァンゲリオン。
再見、すべての世界線のエヴァンゲリオン。
小説
去年よりは数多く読んでますが、まだまだ少ないですね。とはいえ今年の話題作は割と手を出せたかと思ってます。
袋小路くんは今日もクローズドサークルにいる
クローズドサークルものは今まで沢山あったと思いますが、本作はそうきたか!という感じ。あらたな特殊設定ミステリの秀作。
セリフの掛け合いも楽しく「そんな事より?」には笑いました。
兇人邸の殺人
シリーズ三作目になっても、相変わらずおもしろいです。特殊設定ミステリの最先端。
蒼海館の殺人
シリーズ2作目。序盤がちょっと展開が遅いですけれど、仕込みとして必要なのでしょうがないですかね。その代わり冒頭にクライマックス部分を持ってきて緊張感を出すといった工夫もあり、事件が動き始めてからはすんなり読めました。全4作らしいので続きも楽しみです。
楽園とは探偵の不在なり
特殊設定ミステリも最近多くなってきましたが、本作は特にガツンとやられました。ものすごく好み。
硝子の塔の殺人
新本格ミステリファンのために書かれた「ぼくのかんがえたさいきょうの新本格ミステリ」。ミステリ愛が凄すぎるし、探偵役が魅力的すぎて、読み終える前から寂しくなりました。ミステリ界のブレスオブザワイルドと勝手に思ってます。最高!
ゲーム
最近積みゲーが減ってきた気がするんですが、それでも一般人よりは多く積んでそうです。去年よりは遊んでるとはいえ、積んでる本数は減ってない気が……
PlayStation5
まさか買えると思ってなかったのですが、運良くヨドバシカメラで1月くらいには買えてよかったです。
ロードも早く、音響効果も凄いのですが、○✕ボタンの問題は未だに慣れないですね。PS4の古いゲームだと○ボタン決定で固定なので、仕方なく古いゲームはPS4本体で遊ぶようにしました。
これだけ不満が上がっててもSCEは何もする気がなさそうなので、ボタンマッピングができるコントローラーが発売されれば一番いいんでしょうけど。
JUDGE EYES:死神の遺言 Remastered
PS5を買ったものの、とりたててやりたいゲームがなくて、やすかったので軽い気持ちで手を出したら数日ぶっ続けでプレイしてクリアしてしまいました。
ストーリー展開が素晴らしいし、ゲームとしてもやりこみ要素も多いので、ぜひ遊んでもらいたい傑作です。
龍が如く7 光と闇の行方 インターナショナル
死神の遺言があまりにも面白かったので、他の龍が如くスタジオ作品も遊ぼうということで手にしました。
汚いMOTHER2という例えが、クリア後となれば実にしっくりきます。
Dirt5
PS5のコントローラーを体感するのにうってつけなレースゲームです。レース始まるまでは10秒くらい、とPS5にしては少し遅いですが楽しいゲームです。
BIOHAZARD VILLAGE
PS5版だと2秒くらいしかロードがないので、前作に比べると気軽に遊べてよかったです。
内容的にも恐怖感がかなりあり(特に赤ん坊とか)、ストーリー的にも盛り上がり、ゲーム性も非常に高く、文句なしのシリーズ作でしょう。
DEATHLOOP
海外ハードSFを思わせるような独自用語、全てを語らず断片的に残された情報、そしてループを前提としたゲームプレイ。
買った時期が悪くて、まだ3/8くらいしか進んでないんですけれど、それでも傑作だと思います。
LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶
4月くらいにすでに今年のベストゲームは『死神の遺言』じゃなかろうかと思ってたんですが、続編も凄まじく面白くて高いハードルを安々と超えてきました。
めちゃくちゃ面白かったので、ブログにて長文感想を書きました。
ファークライ6
前作があまりにも尖ってたので、一見本作はおとなしめに見えますが、実のところそんなことは全く無くて、戦争もの大作ゲーに対するアンチテーゼ的な皮肉さは健在でした。
FPSとしても遊びやすいし、ヴィラン役の方のインパクトがかなりあり、ドラマとしても見応えがありました。DLCも楽しみたいと思います。
メトロイド ドレッド
数多くのメトロイドヴァニア作品を生み出してきた始祖ともいえるシリーズの最新作、期待を裏切らない出来栄えでした。
適度な緊張感、探索要素はやはり始祖たる貫禄を感じさせます。ボスがかなり強いですが、慣れるとノーダメージでいける塩梅もいいですね。
真・女神転生Ⅴ
5年ぶりくらいのシリーズ新作は、正当進化といってもよい出来栄えでした。システム的にもかなり遊びやすく、「魔王城 3F」がいろいろ話題になったものの、それでも4周クリアするくらいに面白かったです。
遊びやすく、歯ごたえがあるので、シリーズ初めての人に特にオススメです。悪魔合体と奥深い戦闘を楽しみましょう。
Capcom Arcade Stadium
カプコンのレトロゲーが格安で楽しめて素晴らしいです。マニアな方々からいくつか不満はあがったものの、地味にアップデートされてるようです。
売上が良かったらしく、今後もDLC増えるみたいなので楽しみですね。
調子に乗ってローリングスイッチとかも売って欲しいなぁ。
アーケードアーカイブスにナムコ参戦
ナムコミュージアムから動きがなかったのでモヤモヤしてたんですが、ナムコ黄金時代のゲームが次々配信されてお祭り騒ぎですね。
ナムコじゃないけどゼクセクスも配信されて盛り上がったので、来年あたりはデータイースト作品も来て欲しいところです。
息子がゼルブレの高難易度モードを自力でクリア
スイッチ発売当初は難しいところはパパに任せてた息子ですが、数年ぶりにゼルブレのマスターモードを始めました。
最初はセーブデータ消えたと勘違いして泣いたりしてたものの、ほぼ独力でクリアしてしまいました。しかも剣の試練も全部クリアし、祠も全制覇してました。
息子の成長をこういう形で、ゲームで感じる時代が来るとはなぁ。
次回作も家族全員で楽しみにしてます。
まとめ
なるべく簡潔にまとめたつもりでも、数時間はかかっちゃいました。これを読んだ方が、興味を持ってくれるものがあると嬉しいですね。
日頃からブログでこまめに感想を書いたほうが、熱量が冷めない気はするんですが、最近はサボりぎみですね。
無理して書かないのが、長く続けるコツだと思うので、今後もゆるゆるとやってこうかと思います。
コメント