ゲーム自体がつまらなく感じているわけではないのですが、最近は物語をもっと浴びたいという気持ちが強まっており、そうなってくるとゲームは向いてないんですよね。
ゲームの物語がつまらないというつもりもないんですが、小説とかに比べると関わる人数が多くなってくる都合上、どうしても攻めた内容にしにくかったり、ゲーム向きじゃない物語に仕立てにくいといった事情があると思います(このあたり、製作委員会方式の映画にも言えることだと思いますけれど)。
あとシステム的に快適でないと物語を味わいにくいという点もありますし、仕事で疲れてたりすると能動的に遊ぶのがキツくて、どうしても受動的に2時間程度で鑑賞できる映画とかに手が伸びがちです。
そういうわけでクリアするまで遊ぶゲームは年々減少傾向にあります。
DEATHLOOP
昨年買って少し遊んでたので、昨年の記事でも少し記載はしてたんですが、今年やってきたアップデートをきっかけにクリアしたので、改めて感想を書きます。
少しバグがあるのが残念ではあるんですが、それを吹き飛ばすくらいに面白かったです。『街』みたいに少しずつフラグを立てて登場人物の行動を変えていき、対象をあらゆる手段で攻略していくのが楽しいですね。攻略サイトを見ず、自力でゲームを楽しむ人向けの作品。ハードSFとしても見どころがあり、ラストに迫られる見えない「選択」は忘れられません。
トロフィーコンプをしようとすると、さらなるゲーム性が見え隠れしてくるので、やり込みたい人にはうってつけでしょう。アップデート後はXboxやPCとのクロスプレイができるようになったので、意外と対戦相手が居るので気に入った人は長く楽しめるんじゃないでしょうか。
カプコン ファイティング コレクション
カプコンの昔の格ゲー詰め合わせ。かなり移植度が高く、Steam版の入力遅延の低さが話題になりました。発売当初はネット対戦で幾つか問題があったものの、そのあとのアップデートでかなり改善されたので、対戦ツールとして素晴らしい内容かと思います。
このシステムでいつかストIIIやストIIXの完全版をプレイしてみたいものです。ストリートファイターシリーズ40周年まであと5年ほどなので、その時に決定版が発売されることを期待してます。
シロナガス島への帰還
Switch版が出る前の、音声とかついてない時点のSteam版をクリアしました。10時間ほどでクリアできるテキストアドベンチャーなんですが、この値段でこのクオリティなのが信じられなくらい面白かったです。
続編も制作中とのことで、絶対に次も買います。
春ゆきてレトロチカ
推理というよりは選択肢総当りみたいなところもあるんですが、ミステリー好きな人にはオススメしたいアドベンチャーです。ネタバレになるから詳しく言えませんが、かなり攻めた内容で野心あふれる作品と思います。クリア後の心境を一言で表現すると「やってくれた喃」でしょうか。
発売当初はかなり操作性が悪くて難儀でしたが、今はアップデートで改善されたらしいので大丈夫かと思います。
AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ
打越鋼太郎氏の新作で『AI: ソムニウムファイル』の続編とあれば遊ばないという選択肢はありえないですけれど、こちらの期待をやすやすと乗り越えてきました。
前作未プレイの人でも遊べるように心遣いはあるんですけれど、できれば前作プレイしてからの方が良いかもしれません。
かなり驚きに満ちた展開があり、何度も「え?!」と口にしてしまいましたが、今までの違和感がすべて繋がったときの衝撃は近年稀にみるレベルでした。『春ゆきてレトロチカ』同様に攻めた内容かと思いますので、アドベンチャーファンは二作品とも必修科目という認識でお願い申し上げます。
Xenoblade3
ゼノブレイド三部作の完結編(と勝手に思ってます)だけあり、遊びやすさ・面白さが今までの総決算と言えるのではないでしょうか。できれば今までのシリーズを遊んでから手にしてもらったほうが無難と思います(知らなくても大丈夫な作りにはなってますが)。
この時期に突発性難聴になってしまい不安を抱えてたんですが、この作品を遊んでいる最中だけは不安を忘れて心底楽しめました。世界を冒険する楽しさ、先が気になるストーリー、慣れてくると戦略性が増す奥深い戦闘、尋常じゃないくらいの数のサブクエスト、などなどこれでもか!と言わんばかりのサービス精神あふれる内容で大満足です。
DLCでの新たなストーリー展開にも期待しています。
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