おいでよ どうぶつの森

ニンテンドー64版もゲームキューブ版もプレイしてきた俺としては、休日だというのに珍しく早起きしてまで買ってきました。しかも二本も*1。ゲームの中でまで家庭内別居が始まってます。でも本体とソフトの奪い合いから家庭内戦争が始まるよりはマシですから、ええ（遠い目で過去を見つめながら）。
未プレイの方にこの魅力を伝えるのって難しいよなぁ。「えーと、村に自分の家があって、虫とか魚とか採ったり、買い物とかしたりして、部屋とか模様替えしたりとか、とにかくゆっくりまったりできて楽しいゲーム」とか言われても「で、それが？」と言われてしまうでしょうね。でもハマる人にとってはかなりハマるゲームです。アイテムとかコンプリートしたい人はしてもいいし、ただなんとなくまったりとやりたいことだけを適当にやってく、ってだけでもなんか楽しい。そんなゲーム。
本作はWi-Fi対応ってことでネットを通じて他の人の村に遊びに行けたりする夢みたいな仕様になってます。とりあえず購入したヨドバシカメラのアクセスポイントの前で早速チャレンジです。
ふむふむ、門番のところに行けばいいのか。え、まずはアルバイト終了させないとダメなの？　え、花の種を蒔けって？　え、手紙渡してこいって？　え、今度はじゅうたん？　いいから早くWi-Fiさせろー！　花とか避けて走ってられねー！　花が散っても気にしてらんねー！（←まったり？）　ぜーぜー、やっとアルバイト終わったよ、門番、門番！　え、事前に他の人のともだちコードを知ってないとWi-F-に繋げられないって？
といった感じに、小一時間ほどプレイして足が疲れてきた頃になって真実に気付いてしまいました。ガッカリしながら帰宅して初めて説明書を見てみたら、自分自身のともだちコードを知るにはWi-Fiに繋がないといけないと知って、二度ガックリ。キーッ！（←まったり？）
なお、INSIDE Wi-Fi PortalというWi-Fiに特化したファンサイトも出来てますので、こういうところで待ち合わせとかしたりしてともだちコードを交換したりするのもいいかもしれません。
とりあえず今日は結局、リセットさんとお話するために5・6回ほど電源を切るところまで進めました（＝進んでません）。早く他の人の村におでかけとかしてみたいのですが、とりあえず手短にまみりんと通信してみました。Wi-Fiじゃなくて近くのDS同士で通信したわけですが、自分の村に誰か他の人が来るのって新鮮ですね。門からまみりんが出て来たときはなんか感動した。着てたのがたぬ吉商店の作業着であったとしても。
「まみりん、何かチャットしようよ」
「いま口で話してるじゃんか」
「そんな味気ないこと言わないで」
「しょーがないなー、もー」
そしてお互いに打ち合わせなしに喋った言葉はこんな感じ↓でした。

以心伝心とはこのことでしょうか。もちろんお互いに何もあげやしません。
まみりんがたぬ吉の店に行きたいというので案内しました。でも始めたばかりでお金がないらしいです。
「まみりん、お金要るなら少しあげるけど」
「えー、いいよ。自分でお金貯めるから」
珍しいこと言うな、と思ったので無言で店から出て1000円を地面に置き、店の裏から隠れて見てました。店から出てきたまみりんは躊躇なく1000円を拾い、無言でたぬ吉の店に入りなおすのでした。
そのあとはまったりと二人で釣りをしたり、モモをとったり、貝を拾ったりしました。そうしてたら小金が貯まったのでたぬ吉の店に行って、熊のぬいぐるみを買いました。
「えー、ダーリンいいなー。私の村じゃ売ってないんだけど、それー」
「あげないよ」
するとまみりんは無言でした。無言のまま、俺の家の前の地面をスコップで掘り、掘っては埋め、また堀ります。
「ねー、まみりん、なにしてんのー？」
ザック、ザック、ザック。
「穴ほられると、俺まだスコップ持ってないから埋められないんだけどー」
ザック、ザック、ザック。ペンペンペン（穴を埋める音）。
「なにか返事してよー」
ザック、ザック、ザック。
スコップの音だけが辺りに響きわたる薄気味悪さに耐え切れなくなったので、熊のぬいぐるみを地面に置いた瞬間にまみりんはぬいぐるみを拾い、即座に村から立ち去っていきました。気が付くとたぬ吉の店の前に俺が植えた花もとられてました。まさかこんなところで「無双許し虎参り*2」ならぬ「無双許しまみ参り」を見るとは……
そんなこんなで、楽しい時間が過ごせました。早くネットのむこうの村に遊びに行ったりしてみたいです。楽しみだなー。みんなもウチの村においでよ！（スコップを持ってない人に限ります）。

• 注1 ： ちなみにクラブニンテンドーでのポイント登録は一人につき同じゲームは一つまでとなってまして、本作も例外ではないです。
• 注2 ： 『シグルイ(5巻)』にて、虎眼流の門下生が無双の二文字が含まれる道場に押し入ってドデカい木剣を無言で振り回して威嚇し、門弟指導の礼金と称して路銀を調達する方法。似たような例として、無双の二文字がタイトルに含まれるはてなダイアリーを訪れてコメント欄で詩を書き続け、はてなポイントを差し出されたら次に行くはてな許し詩人参りなどがあります。