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映画

39 刑法第三十九条

この作品は手放しでは薦められない。個人的にはかなり気に入っているのだが、子供の惨殺死体を見せつけるシーンを認めるか認めないかで評価は極端に分かれるだろう。
肯定派の自分であっても、あのシーンはああいう直接的な描写をしなくてもいいのでは、と思うくらいだし。逆に言えばそこを甘受できればとても楽しめるサスペンス作品だと思います。
邦画独特の静かな間、凝ったカメラアングル、派手さはないのに最後まで退屈させない展開、実に味わい深い役者の演技、見終わった後に何かを考えさせてくれる懐の深さ。
鑑賞したくなった貴方への道標。
目印は赤い蝶のように見える模様、もしくはパンに挟んだジャムの模様、もしくは貴方にそう見えた模様。
見終わって思うこと。
かもめは誰の目に映っていたのか。

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