PR(記事内にアフィリエイト広告が含まれています)
スポンサーリンク
映画

双生児

ある死刑囚が教誨師にうちあけた話を一つ。出演は本木雅弘、原作は江戸川乱歩。
こう聞くと『Rampo』?と思われる方もいるかと思いますが、これに1999年9月公開という条件がつけば答えは自ずと『双生児』になるかと思います。
深夜番組の紹介で一瞥しただけなのに、その映像・雰囲気に興味を持って見に行ってきました。江戸川乱歩原作なんて見終わった後で知ったくらいです。
邦画の静けさと独特の不気味さ、そういった”間”を期待して見に行ったのですが、舞台背景の古さからすると意外に現代的な作りでした。カメラワークスといい、音響といい。その辺が独特の雰囲気を出していたと思います。あとで『鉄男』の塚本晋也監督の作品と聞いて、妙に納得してしまいました。とにかく主人公の怪演が圧巻。怖めの映画が見たい方にお勧めしておきます。
今回このマイナーな作品を見る為に天神KBCシネマに足を運びましたが、こじんまりとして洒落てて気に入りました。上映されているリバイバル作品も渋いし、CMに出てくる作品も見慣れたハリウッド映画のそれとはだいぶ趣が違って面白かったです。映画通が好んでいくような雰囲気。特に気に入ったのはトイレの入り口。小粋ですよね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました