警告
嘘喰い終盤のネタバレについても触れている可能性があるので、当記事は嘘喰い全巻読了後に閲覧することを推奨します。
第43巻の再読です。荒木飛呂彦先生のお名前、これで四回目です。迫先生がジョジョファンということで、熱望されてるんですかね。
カリ梅カウント
43巻のカリ梅は1個です。
42巻で手放して水面に漂っていたカリ梅を食べているので、今回でカウント1として扱いました。
或るのはニつだけ
全て出来ることは終わり、あとは待つだけという状況になっての静謐な雰囲気。
これだけの短いページでテンポを失わず格調は保持したまま、最終結果の前の静かな緊張感を演出しているのが見事です。
瞳という鏡の奥にのみ映る姿
ここまでプロトポロス編を引っ張ってきたラスボスともいえるラロの威厳を壊さないように、ラロ自身の表情はそのままではあるものの、貘さんの瞳には慌てた姿が映し出されている、という演出が心憎いですね。
「負ける時は来る……戦う以上は……」というラロの言葉から、フロイドリーが言っていた、ラロも貘さん同様に世界平野のために動いてたのかも知れない、というセリフも信憑性がある気がしてきます。
意図的なミス
週刊連載で25が勝った瞬間を見た時、「どうやって???」と頭の中は疑問符だらけになったものですが、まさかハルがわざとミスして温存していたとは……
梟が気にしていた音は、やはり意味があったわけですね。
一つ前の文字にするという二人の思い出で『2001年宇宙の旅』が出てきますが、実は26巻の時点で作中に登場してたんですよね。
まさか4年近く前の時点で、この展開を想定してたとは……駭週用伏!
ビオスをずらす
勝利確定後、貘さんがわざと足でビオスをずらしてますね。
その後で望んだとおりラロに足を掴まれる展開になりますが、効果音がまたしても弱そう……ほんと全編に渡って効果音が弱々しくて、まさかギャグじゃなくて虚弱体質な伏線のために仕込んでたとは……
完全決着
そして遂にエア・ポーカーが完全決着!!!
嘘喰いという楔がない真鍋立会人だから、偽の温存に気づけたわけです。
そして逆に嘘喰いを知っている紫音立会人だから、危険をおかしてまでラロに足を掴まれたのが理解できたわけです。立会人二人のどちらかを貶めずに、お互いが補完し合う形になってるのも見事ですね。
この回のタイトルが「第468話 嘘喰い」という事もあり、最終回なのかという盛り上がりでしたね。
週刊連載時は逆に、最終回では嘘喰いではないタイトルになるのか……?と疑問でしたが、まさかああ来るとは……嘘喰いらしく、捻ったタイトルだったと思います。
コーヒーは決して飲まない
徹底して夜行さんのコーヒーを避ける貘さん。
もしかしたら飲んでるシーンあるかも?と思って探しかけたんですが、ふと「この世に存在しないものを見つけようとしても……」と我に返ったので何もしてません。
アノマ登場
不法入卍者で夜行さんから逃れた時に、名前だけ出てたアノマが遂に登場。
会話を被せてくるという変わったキャラ付けが濃いですけれど、簡単にガラスを割るあたり、暴も秘めてそうです。連載時はずっと出てこないから、何か絶対に起こるぞと構えてた人も多いかと思いますが、まさか遺体回収という役回りだったとは……
新たな立会人候補
荒波田とああああが、立会人にスカウトされてますね。これを見た時は「え、連載終わりそうに見えて、まだまだ先が続くの?」と淡い期待を持ったものです。
スピンオフでああああ立会人とか出てきたら面白そうですね。というか、嘘喰いだったら誰のスピンオフになっても面白くなるのは間違いないから、とりあえず誰でもいいからスピンオフを一刻も早く!
迫先生…!!
……………
スピンオフが
みたいです……
いさぎよし
敵ながらあっぱれ、といった風情です。やはり敵に魅力がある作品は面白い!
梟はここで人生が終わります……勝負師としては。
まさかこの後すぐに、立会人同士の戦いに立ち会うという形で役割を得るとは……
てっきり溺死の痛みで本当に死んだのでは、と思ってた梟が何事もなかったかのように勝負後に登場してきたのは笑ってしまいました。
あんだけ死痛を食らっておきながら、意外と平気そうな梟も凄いですけど、まさかハルに肩を貸してるとは……と思ったんですが、連載時では後で明かされますが、この時点ではすでに梟は立会人になっているから、お屋形様に対する立場上、肩を貸していたという伏線かと思います。でも絵面的に笑っちゃうでしょ、コレ。
コーヒーは絶対に飲まない
頑なにコーヒーを拒否する貘さん、ついに梶ちゃんにセリフまで被せてきた!
とコーヒーでミスディレクションさせておいて、屋形越えのために仕込みがされているとは……駭週用伏!
マルコの決意
伽羅が居たので、プロトポロスでは少し印象が薄いマルコでしたが、この見開きを見たらこれからの成長を予感させるものがあるから、まだまだ連載続くのかと期待しちゃっても仕方ないですよね。
今思えば、一連の連載が続くかのように見せかけているシーンがあるので、週刊連載時に連載が終了するのか続くのか分からず、読者がより一層ハラハラするという効果があったと思います。
とはいえ、マルコはこの次に起こるハンカチ争奪戦で、地味に重要な役割を果たしましたね。
とある島国にて
チャンプ達は小国に行ってしまったようですが、10日後には制圧しきってたのは驚きました。
屋形越えが終わった後、この小国の話が描かれるのかと思っていましたが、本編では出てきませんでしたね。スピンオフでチャンプ達が再登場するのに期待したいところです。
全編の何処からスピンオフがきても面白くなるに違いないですしね。嘘喰いはどこを切っても面白い金太郎飴! はやく俺たちのこの嘘喰いロス状態を終わらせてほしいっ……!
卍決戦、決着
長かった卍決戦も、遂に決着。
ついに屋形越えが始まります。
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