警告
嘘喰い終盤のネタバレについても触れている可能性があるので、当記事は嘘喰い全巻読了後に閲覧することを推奨します。
第40巻の再読です。
カリ梅カウント
40巻のカリ梅は無しです。
エア・ポーカー開幕
いよいよ伝説の「エア・ポーカー」が開始します。
完結後のインタビューによると構想八年とのことですが、その事実に納得するしかない完成度の凄まじいギャンブルシーンだと思います。
読者まで息詰まる錯覚を覚えるほどに緊張感に満ちていて、ギャンブル漫画史上に残る、いや、漫画史上に残る名勝負といっても過言ではないでしょう。
一望監視施設
パノプティコンって実在してたのですね。
拷問のアウトソーシングをしてる島に、なんでこんなものが……と考えると色々とおぞましいですね。
二人の行動の差
勝負開始直後から、いきなり勝負の行方を左右するレベルの伏線がありますね。
ラロが貘さんを見てないのが、あそこまで重要な意味を持つことになるとは……
まさにここでの二人の違いが、決定打になったわけです。
一見するとラロの呼吸のことを指ししているように見えて、中央には重要な”地雷”が描かれています。
ここまでしっかり描かれてるのに、初見では全然意識できませんでした。
見事な演出の数々
ベットしているだけでも絵になっていて、普通に描いていたら退屈しそうな動きがないシーンであっても、読者を飽きさせない工夫に満ちてますね。
二人とは誰のことなのか
貘さんとラロが手札を出した次のページですが、ここの二人というのが実はハルと梟を指してるのがうまいですね。お許しください、というのも伏線になってますし。
交換の音
さり気ない描写ですが、貘さんがエア交換する時は、必ずスコッと効果音が出ているので、実はビオス温存なんてしてなかったというのがわかりますね。駭週用伏!
HAND
梶ちゃんがここでエア・ポーカーの仕掛けにいち早く気づいたのは、鮫丸達とのポーカー勝負をやっていたから、というのは考えすぎですかね。
言葉もなく、意思が通じ合う辺りが心憎い。
しかしまさか、この後まさかの全ビオス賭けになるとは。まだ二回戦なのにっ?!
ずっと昔から
かなり小さい頃から命を賭けていた描写があるので、ゴーネンとの勝負も想像以上に小さな時期だった可能性もありますね。
三途の川に身を委ね
弛緩中の夢のシーンですが、向かって右側の目が正常なので、勘がよい人はすぐ夢だと気づいたかも知れないですね(自分は余裕でわかりませんでした)。
梶ちゃん含めて三人の屋形越えというのもドリームカードですが、勝負内容を誰が決めるか、といったハンカチ争奪戦になることも夢で予告されていますし、うるう秒作戦を予告する意味もあったんですね。ほんと駭週用伏!
何故、お屋形様が消えたのか。ルール全容が分かってないこの時点で、かなりの伏線になってますね。
視覚化された思考量
エア・ポーカーが全般的に凄すぎてあまり意識してませんでしたが、よくよく考えると登場人物の思考量を泡で視覚的に見せてるって、かなり凄い表現なのでは。
泡が多いだけで、かなりヤバいと読者に視覚的にダイレクトに伝わってくるのが巧みすぎます。
覚醒
伽羅が出てきてのこの流れ、グッときますよね。
一巻の表情がここで出てくるのも心憎い。
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