警告
嘘喰い終盤のネタバレについても触れている可能性があるので、当記事は嘘喰い全巻読了後に閲覧することを推奨します。
第11巻の再読です。
カリ梅カウント
11巻ではカリ梅なしでした。食べててもおかしくない場面もあったんですが、カリ梅が間接的にも出てきてないので、カウントゼロと扱います。
カールさんの煽り芸
初回登場時と違い、カールさんの魅力が増してきてますね。それにしてもこの画像、汎用的に煽りリプに使えそうで便利そう。
どうみても悪者どうしの戦い
まさかの三巴のバトルロワイヤル開始! 特にこのシーンはかっこよくてお気に入りで、個人的に「伽羅昇竜」と呼んでます(もう少しマシな呼び方を考えられませんか、俺)。
あまりギャグ要素はない嘘喰いの中でも、かなり笑ってしまったシーン。
強という漢字に「やっかい」とルビがふってるのが新鮮です。
兄弟の格付け
作中では夜行A・夜行Bの確執についてはあまり触れられてませんでしたが、このセリフからすると実の兄弟ではないのでしょうか? とはいえ、実の弟であるコンプレックスから、兄弟ではないと言ってるだけな気もします。
兄という漢字に「うえ」とルビふってるのに笑ってしまいました。芸が細かい……
新たなステージに向けて
今思えばこのシーンって、カラカルがバトルロワイヤル後に脱落する伏線と見せかけて、帝国タワー編での敗北の伏線だったんですかね。
後日になってカラカルは嘘喰いの元を訪れる時が来ますが、そのシーンになっていたら屋形越えが可能、という説明を兼ねてるシーンですね。全編通して、Lファイルの重要度がよく分かるシーンかと思います。
巧みな仕込み
伏線が巧みで細やかだな、と改めて感心した一連のシーン。
パイプを見る直前に貘さんの携帯バイブがなってて、そのあとにしゃがんでパイプを見ているわけですが、このシーンは梶ちゃんからのメールが届いて貘さんがLファイルを知ったというだけでなく、ちゃっかり携帯を置いてもいるので、一つのコマに複数の伏線を仕込んでるわけです。
貘さん自身は携帯を仕込んだ上で、敵チームには携帯禁止と自然に提案し、自分は持ってないと言わんばかりに首を左右にふっていて、没収されたのは3個の携帯なので、貘さんの携帯は没収されていない説明になってます。
つまり貘さんが既に携帯を手元に持ってない(=置いている)という事実の伏線になってるわけです。なんで週刊連載でここまで細かく伏線はれるんだ……すごい……
ある理由
久々の再読で、このシーンの意味がとっさに分かりませんでした。
傍点までふってるのは珍しいですよね。
携帯を置いていたからかな?と勘で思いましたが、あとで答え合わせしてみます。
2022/02/15追記
この件ですが、迫先生のスペースで質問したところ、ピエ郎さんから補足いただけました。
あと出過ぎた真似で申し訳ないんですが、ラビリンスで貘さんが梶ちゃんに『ある理由で』確認できなかったくだり、自分は『あの時パイプの隙間にケータイを仕込んでいたから梶ちゃんに返信できなかった』だと解釈していました!正解か分からないんですが参考までに!
— ピエ郎🤡Vtuber (@PielowVT) February 12, 2022
この件について誰も言及してなかったので、自分の考えすぎかと思ってたのですが、やはり考えすぎだったという結論に至りました。
当時の自分ですけど、これら2点の伏線があるので、パイプの時点で携帯をおいてるのは自明だと思ってたんですよね。
それなのにわざわざ傍点つきで「ある理由で」と記載されてたので、自分が気づいてないだけで他の理由があるのかも?(梶ちゃん別行動だし)と深読みしてしまったのですが、気のせいでした。
このあとで「ある理由で」と書いてないと、パイプの段階で携帯を置いているという証跡にはならないから、それを補強するために傍点つきで強調した、という狙いだったかと納得しました。
またしても失敬
こうしてみると門倉さんの失敬顔って結構種類がありますね。
逆説的な伏線
てっきり水責めになる伏線かと思ったら、それだけ気密性があるという伏線なのがうまいですよね。ミスリードが巧みです。
着替え
カリ梅食べててもおかしくなさそうな表情で、思惑通り服を変更してるわけですね。
その上で服について指摘されても素知らぬ顔でいます。梶ちゃんが押し付けられた2004年11月5日についても、まったく反応を見せてないのもお見事。
二発分
二発分返す、と表現してるのがあの効果音の伏線……というのは考えすぎですかね。
水色と言いかけて
まさかこのどもりに意味があったとは……
貘さんの声真似が見破られた点とあわせて、ちゃんと伏線にしている点が秀逸です。
他記事へのリンク
▲目次
◀第10巻
▶第12巻
コメント