ネット対戦でラグかった時の切り分け用に、お互いにどこまで対策してるのかという点をチェックするため一覧化してみました。
ある程度わかってる人向けに書いてるので、あまり詳細までは書きません。意味が分からない単語が出てきたら、ググって勉強してみてください。
ラグい時はまずは自分の環境が本当に大丈夫なのか疑う、というのがセオリーだとは思いますし、常にその意識は必要だとは思います。とはいえ自分は完全に問題なくて、相手がまったく対策してくれてなかった場合など、無駄な時間になりかねないかなぁ、と。
まずはどこまで対策してるか切り分けしていければと思う次第です。たとえばこのURLを元に「5-1番が未対応、ほかはやってる」とかいった使い方を想定しています。
物理的な環境
ルータの性能は十分である
極端に古い機種や、通信業者の性能が悪いものを使っていないこと。
自分の機種でググって、否定的なワードがサジェストされなければOK。
ONU(光回線の場合)からルータまでのLANケーブルが極端に長くない
できれば50cm以内が理想
LANケーブルのカテゴリ6以上はある
ONUとルータ、ルータからゲーム機、と全ケーブルをチェック。
無線LANではなく、有線LANで接続している
スイッチやWiiUだと有線LANアダプターが不調な場合もあり得る。
ONUやルータの調子が悪い場合、再起動してみる
ONU、ルータと順次10分ごとに電源をつけていく
スイッチングハブの上限に達してないか
有線LANをスイッチングハブに繋いで、そこから各マシンへつなげている場合、なぜか100Mbps以上は速度がでないといった時は、そのハブの通信速度の上限を確認してみましょう。
今どきなら1,000Mbpsが主流ですが、一昔だと100Mbpsまでしか出ないハブとかもあったりしますので。
設定内容など
固定IPをルータ・ゲーム機でともに設定
ありがちなのが、ルータだけ固定IP設定してて、ゲーム機側で固定IP設定してなかった、って事象ではないでしょうか。
MTU値が適切である
このサイトの表示値を確認。
DNSサーバを手動設定(速いもの)にしている
自分はとりあえずGoogleのDNSにしてます。
PS4やXboxOneであれば、推奨ポートを空ける
まずはゲーム機本体で使う共通的なポートを開けて、ゲーム作品ごとに指定ポートがある場合はそれらも開ける感じですね。PS4のポート解放はこちらやこちらの記事が詳しく、わかりやすいと思います。
ストアニの場合であれば、PS4ストV用ポートと同じポートをPS4で開けても、PC版とPS4で同じなのか情報が見当たりませんし、そもそもPSN共通ポートが含まれてないので、こちらの記事と同じポートを開けておいたほうが無難かもしれないです。上記リンク先をすべてまとめて、最低限開けておくべきポート番号を、この記事に記載しました。
・ニンテンドースイッチではポートを空けなくてもいいらしい?(要検証)
・そもそもUPnPでいけるのかも?(要検証)
・ゲーム機だけDMZ指定した方が楽かも?(要検証)
・注意:UPnPをOFFにしないとダメなケースもある模様
プロバイダーの状況
JCOMや独自回線はできれば避ける
居住地域によって違いがあるかもしれませんが、JCOMはネットゲームするのに向いてない仕組みであるようです。
NURO光や地方電気会社(BBIQなど)は、NTT回線ではなく独自回線になってます。契約者が少ない場合は混んでなくて快適ですけれど、契約者が多くなったりすると厳しいことも多々あるようで、そうなった時に簡単に別回線に切り替えられないようです。
NTT回線だとプロバイダーだけ契約し直して変更するのが容易なので、リスクを避けるならNTT回線を使ってるプロバイダーが良いかと思います。
PINGを確認
PCブラウザ等で速度測定してみて、PINGが極端に遅くないかを確認する(本当はゲームで使ってるサーバに対してPING飛ばしたいですけれど)。
→10ms以内なら優秀
→50ms以内なら快適
同計測サイトでDOWNLOAD、UPLOADが極端に遅くないこと
ともに5Mbps以上あるべき。
UPLOADが遅いと相手に迷惑になるが、自覚症状ないので厄介。
色々な人と対戦してもおかしいなら、プロバイダー変更も検討
自地域の情報をなるべく集めないと無意味
プレイ中の挙動
同居人が動画などを見始めてない
環境によっては影響がなさそうですが、念の為に避けとくのが無難
ゲーム中に連射機能を使っていない
エドモンド本田が即座に百烈張り手出してくる相手は、疑ったほうがいいかもしれません。
PS4であれば自動ダウンロードの設定をOFFにしておく
これ、意外と遅くなる原因で多いみたいです。
最後の手段?
ゴールデンタイムにだけ遅くなるようならIPV6にしてみる
自分の場合、ソフトバンク光でIPv6を試すとかなり改善されました。
ソフトバンク光の場合、特に何も設定しなくてもすぐ使えるというのが最大の強みですけれど、ルータ代わりに借りる機械(光BBユニット)のポートIP転送の設定可能数が普通のルータより少ないという点があります。
TCP、UDPが別々でないと設定できず、全16個まで、というのはポート設定したい機器が一つのみだと十分ですけれど、沢山ある場合は無理になります。我が家の場合、PS4とSteam(PC)で15個使ってしまってるので、PS5での設定が無理です。そろそろPS4ではなくPS5でのみネット対戦するか、Steamのみにするか検討すべきかもしれないですね。
プロバイダー(サービス)によってはこういった微妙な弱点もあったりするので、事前にいろいろなIPv6サービスを調べてみるのがいいかと思います。自分の居住地域での情報を集めてみてください。
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