「ベルギー国民の10人に1人が見たスーパーヒット・サスペンス映画が日本に上陸!」という煽り文句を見て、ベルギーの人口が気になったので調べてみたら、1,075万人(2009年)だそうです。つまり、107万人くらいが見たサスペンス映画ってことになりますね。
結局のところこの人数が凄いのかは分かりませんが、気になるので鑑賞してみたかったものの、いつもの「見たい映画は単館系、福岡じゃ上映いつになるか分からない」パターンでして、気が付いたら上映するよりも前にDVDレンタル開始されてました。
そんなこんなで鑑賞するまでかなり時間がかかったので、自然と期待度も高くなってしまいました。全体的にかなり良く出来たミステリーだったのですが、期待しすぎた感は否めません。思ってたよりは驚きはありませんでした。とはいえ、まっとうなミステリー映画が少ない世の中においては、楽しめた方だと思います。
絵的な点で言えば、鋭角な建築物をモチーフにした見せ方は斬新でした。ストーリー的な点で言えば、時間軸が移動する複雑なシナリオの割には、分かりやすい構成で丁寧ですね。総じて言えば、『ユージュアル・サスペクト』には及びませんが、この系統が好きな方にはオススメです。
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