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映画

ギフト

”才能”という言葉は、英語ではギフト(贈り物)であり、才能=神からの贈り物、という意味合いがあるそうで。この場合の神は唯一神なのか、それとも多神教の神々なのか。
”あの”サム・ライミ監督が、こんなに普通の(でもしっかりした出来の)作品を作るのが意外でした。とはいえ、ひとつ前の作品の『シンプル・プラン』もそんな感じでしたしね。そして次に監督は『スパイダーマン』を大ヒットさせているわけですが、古くからの根っからのファンはどのような心境なのでしょうか。
何気ないシーンでも怖く見える映像、主人公を慕う整備工役の演技など、なかなか良く出来ていました。しかしどうしても超能力がテーマの作品となるとどうしてもクローネンバーグ監督の『デッドゾーン』と比較してしまうので、損な見方をしてしまったなと思います。なるべく頭カラッポにして楽しみたいとは思ってるのですが。
損したといえば、犯人役を初めて見た瞬間に「こいつが犯人だ!」と理由も無く決め付けて見てしまい、しかもそれが当たってしまったのもダメだろ、と。もちろん作品ではなく、作品を見ている自分が、です。
知人が「俺は作者に読み勝ちたいんじゃなくて、作者に綺麗に騙されて、悔しがりたいだけなんだ!」と言われてましたが、全く持ってその通りだと思います。素直な心で作品を楽しむのも才能だ、と一緒に鑑賞していた妻を見ていて思う今日この頃。

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