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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームの前に見ておくべき22本

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム 映画

はじめに

大いなる作品には大いなる準備が伴う。

息子が年明けに『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』を見たいといきなり言い出したものの、自分の状況的に見るのがハードル高くて大変でしたが、それらも必要経費と言い切れるほどの大傑作でした。

MCU作品やスパイダーマン作品をあまり見てなかった人にとっては、事前にどれだけ見ておくべきか悩みどころかと思います。そこで当記事の前半にて、未見の人向けにネタバレなしで事前に見ておくべき作品についてを書きました(なお当作品へのネタバレ感想は、事前にことわりを入れてから、記事後半に書いています)。

絶対に見るべき:スパイダーマン作品全て

いきなりハードルが高いですけど、過去のスパイダーマンは全部見ましょう。

7作もありますけど、未見のまま本作をいきなり見ても意味がわからないかと思います。話の流れは何となく追えるとは思いますが、それはあまりにも勿体ないです。

本作は『ファー・フロム・ホーム』のエンディング直後から始まるので、『ファー・フロム・ホーム』も含め、全て見たほうが楽しみが増すかと思います。

参考までにスパイダーマン作品を全て挙げてみます。

サム・ライミ版のスパイダーマン1~3

アメージング版1~2

なおサム・ライミ版とアメージング版は直接のつながりがないので、順番逆でもいいかと思います。

トム・ホランド版1~2

注意事項としては、前作こと『ファー・フロム・ホーム』は『エンドゲーム』の盛大なネタバレが冒頭にあるので、事前に『エンドゲーム』見てたほうが良いです。

最悪エンドゲームのネタバレ踏んでもいいのであれば、本作の大筋自体にはそこまで影響がないため、スパイダーマン全て見てから本作に挑んでも支障はないと思います。

できれば見るべき:エンドゲームのためのMCU主要作品

映画レビュー界では『エンドゲーム』を見てないと人権が無いに等しいですが(言い過ぎ)、事前に見るべき本数が多すぎて躊躇する人も多いでしょう。

知らない人は「なんでそこまで……?」と驚くでしょうけれど、山本さほさんが書かれた記事の画像が全てを物語ってます。

「スパイダーマン」の新作を観ようとマーベル沼に踏み込んだら修行が必要だった件 | 文春オンライン

『エンドゲーム』のためにはMCU作品全部見たほうが良いのですが、時間的に厳しいのであれば下記ブログ記事を参考にしてみてはいかがでしょうか(ネタバレはないので安心して読めます)。

【2021年版】アベンジャーズシリーズで最低限見るべき作品と順番【MCU】|おすすめの動画配信サービス・VODを紹介|みてろぐ

自分は「レベル3:大枠を押さえた手堅いコース」のとおりに鑑賞して『エンドゲーム』を存分に楽しむことができました。

アイアンマン2
マイティー・ソー
キャプテンアメリカ/ファースト・アベンジャー
アベンジャーズ
キャプテンアメリカ/ウィンター・ソルジャー
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
アントマン
シビル・ウォー/キャプテンアメリカ
ドクター・ストレンジ
マイティー・ソー/バトルロイヤル
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
アントマン&ワスプ
アベンジャーズ/エンドゲーム

できればここに『ブラックパンサー』と『キャプテンマーベル』も加え、『エンドゲーム』の前に見れば盤石の布陣でしょう。

とはいえ自分は上記2作品を見ないで『エンドゲーム』を鑑賞しても大きな支障はなかったので、余裕があればみる、くらいでいいかと思います。

今から一気に見ていくなら、ディズニープラスがオススメです。今は無料期間ないので月額990円が必須ですが、想像以上に作品も揃ってるので、見たい作品が多い人にはうってつけでしょう。ブラウザやスマホ、タブレットやゲーム機(PS4、PS5など)での視聴、スマホやタブレット類だとダウンロードしてのオフライン再生、途中まで見てたら他端末で続きが見れる、と必要なものは一通り揃ってるので利便性もバッチリです。なおスパイダーマン関係だけは版権がSONYだからか扱いが無いので、AmazonプライムやNetFlixなどを検討されてみてください。

MCUシリーズは他作品が関連してくるので前から見ていかないといけないというハードルの高さが欠点とも思えるのですが、いざ見始めるとどれも面白いですし、重厚な物語の積み重ねでしか味わえない感慨深さが他ではまず味わえない素晴らしさなので、些細な問題と今では思ってます。大河ドラマの最終回だけ見ても分からないのと同義でしょう。

エンドゲーム未見の人向けの全作品リスト

以上を踏まえて、事前に見ておくべき作品の順番は下記になります。

なおカッコつきの作品は、前述したとおり必須ではなくて推奨レベルです。

アイアンマン2
マイティー・ソー
キャプテンアメリカ/ファースト・アベンジャー
アベンジャーズ
キャプテンアメリカ/ウィンター・ソルジャー
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
アントマン
シビル・ウォー/キャプテンアメリカ
スパイダーマン/ホームカミング
ドクター・ストレンジ
(ブラックパンサー)
マイティー・ソー/バトルロイヤル
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
アントマン&ワスプ
(キャプテンマーベル)
アベンジャーズ/エンドゲーム
スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム

上記に含めていないスパイダーマン作品(サム・ライミ版・アメージング版)は、順序は特に問いません。

ただ、スパイダーマン関連作の記憶が薄れてから本編を見ると勿体ないので、そこも考慮した場合のオススメ順番は下記になります。

アイアンマン2
マイティー・ソー
キャプテンアメリカ/ファースト・アベンジャー
アベンジャーズ
キャプテンアメリカ/ウィンター・ソルジャー
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
アントマン
シビル・ウォー/キャプテンアメリカ
スパイダーマン/ホームカミング
ドクター・ストレンジ
(ブラックパンサー)
マイティー・ソー/バトルロイヤル
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
アントマン&ワスプ
(キャプテンマーベル)
アベンジャーズ/エンドゲーム
スパイダーマン
スパイダーマン2
スパイダーマン3
アメージングスパイダーマン
アメージングスパイダーマン2
スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム

MCUが15(+2)本、スパイダーマンが7本、全部あわせて22(+2)本となかなかのボリュームですが、ネタバレくらわずに存分に楽しみたい場合、頑張ってみてください。それだけの価値はあります。

できればヴェノムも見ておこう

もし時間に余裕があるなら、できれば『ヴェノム』も見てたほうがいいですね。

とはいえ本編を見るのには支障がないので、見るのが必須ってわけでもないです。

ネタバレ感想

前置きが大変長くなりましたが、ここから本編ネタバレ満載の感想になります。

クリックでネタバレ感想を表示

いやー、面白かったです。2時間半も4DXで見て大丈夫か不安だったのですが(主に膀胱が)あっという間でした。

幼い息子が一緒だったので吹替のある4DXで見てきたんですが、前半はあまりアクションがなくて4DXの恩恵受けられない印象だったのですが、終盤は派手に席が動いてよかったです。とはいえ前半も、見どころの一つであるDr.ストレンジのミラーディメンションでの戦闘は、視覚的にも変わった内容で席の動きも絶妙で楽しめたのは確かです。腕力的な強さではない面白い見せ方だったと思います。

個人的には4DXってレースシーンとかで効果が高いと思うので、もっとスイングでビルの間をすいすい進むシーンが多めだと4DXっぽさがあったかもしれません。『スパイダーバース』はその点でかなり4DX向けでしたね。

個人的には4DXと同じ値段でIMAXで楽しんでもいいかな、とも思いました。4DXだと席数多く出来ない都合上、スクリーンサイズが大きくはならないんですよね。この辺は個人の好みによる差が大きいとは思いますが、吹替か字幕か、席が動くかどうか、スクリーンサイズはどれくらいがいいか、といった要素から自分なりの優先順位で楽しまれてみてください。

なお吹替は他作品と同じ声優さんでバッチリでした。ディズニープラスやAmazonプライム、NetFlixで鑑賞してきましたが、初代とか公開からかなり時間が経ってるはずなのに、まったく違和感なくて素晴らしかったです。

本編そのものに言及するなら、『エンドゲーム』が映画界のスマブラなら、本作はスパイダー界のスマブラでしょう(まんますぎる)。

前作をリアルタイムに見てた人は、どうなるだこれ?って気持ちを年単位で抱きつづけて大変だったでしょうね(あまりにも衝撃的すぎる終わり方だったですから)。自分は本作見る2時間前に前作を見終えたので、うおー気になるー!っと思った直後に劇場で続きを見れてラッキーでした。MCUマラソンはきつかったですが、それだけの価値はありました。

歴代キャラが集合するだけあって、自分みたいなにわかじゃなくて、20年近くスパイダーマンをリアルタイムで追ってきたファンだと、なお一層こみ上げてくるものがあるんじゃないでしょうか。

会社間のあれこれを乗り越えた上で、ここまで最高のファンサービスな映画を生み出してくれるとは凄すぎます。とてつもない作品愛を、とてつもない労力で、ここまでの形に仕上げてくれたのは奇跡の御業ではないでしょうか。

ここ2週間で過去作見た自分であっても、ヴィランの象徴的な小道具類がでたときは「きたーっ!」ってテンションが上がりまくりでした。

特にグリーンゴブリン役のウィレム・デフォー、かなりの年月が経ってるはずなのに、全く違和感ないどころか鬼気迫る演技が凄まじかったです。個人的にはウィレム・デフォーといえば『処刑人』シリーズの演技が特に印象に残ってるので、もし未見の方がおられましたら鑑賞されてみてはどうでしょうか。

そしてヴィランだけでなく、まさかのスパイダーマン達も当時の俳優さん達で集結したのは驚きました。20年近く前だから俳優さん的に無理かと思い込んでたんですが、作中で「けっこう老けたな」と会話を交わすシーンは、この問題を安々と解決できてて素晴らしかったですね。

特筆すべきは、普通のヒーロー物だと単に敵を倒して終わりとするでしょうけれど、本作ではそうではなく敵を救おうとするあたり、深みがあります。あくまで隣人なのだ、と。

とはいえ終盤は殺意を込めて戦って、直前で刃を止めずに刺し殺そうとしたあたり、かなりリアルに感じました。そういう部分も含め、主人公の葛藤や成長を余すことなく描ききったのではないでしょうか。敵が救われるだけではなく、スパイダーマン同士も三つ巴で救われるあたり、かなりぐっと来ました。

そして訪れる別離。

少し寂しさはあるものの、物悲しさはなく、雪の舞う中で今まで通り進んでいく姿には、希望を感じさせるものがありました。

吹替版だけ日本語版テーマ曲が流れたんですが、この手の曲って作品のイメージにそぐわない例が割とあるかと思いますが、本作では幸運にもそういうことはなかったです。

完璧な大団円とはいえない、甘酸っぱいような、苦味があるような、味わい深い物語の締めくくりの感傷にひたる際、曲がまったく気持ちの邪魔にならないどころか、少しうるっときました。

最後に

この二週間あまりは大変でしたが、とても楽しい祭りに参加できて良かったです。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(パンフレット)

息子が見に行きたいと言わなかったら『エンドゲーム』まで一気に見ようとしなかったので、こうして遅まきながらMCU作品の魅力にようやく気付けて良かったです。

次は5月のDr.ストレンジ続編を楽しみに待ってます。

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