警告
嘘喰い終盤のネタバレについても触れている可能性があるので、当記事は嘘喰い全巻読了後に閲覧することを推奨します。
第14巻の再読です。
カリ梅カウント
14巻のカリ梅は1個ですね。
せーいち
この一連の叙述トリックとも言える見せ方は、ちょっと漫画でなかなか見られないレベルだったと思います。素晴らしい。
雑誌連載時は思わず二度読みした上、コミックスで登場人物名を見返して、えっ?!って思ったものです。
実は11巻の時点でしっかりフルネームで記載されてるんですよね。
嘘喰いのために四字熟語を作ろう
何度書いたか分かりませんが、週刊連載とは思えない用意周到な伏線が凄いです。あんまり何度も記載してきたので、そろそろこの感情を一言で言い表すような造語を用意してもいいですか?
四字熟語だと歴史を感じさせる気がするので、今後当ブログで嘘喰いという作品の緻密さに驚いた時は「駭週用伏」と書くことにします。
転がるものは
直接的な描写はないですが、コロコロ転がってる点からして、これって天真の目玉ですよね……こわっ……
シャツの袖
再読なのにシャツについては気づいてませんでした。
ほんと細かいなぁ……駭週用伏!
死んだのは誰か
このあたりの一連のミスリーディングも秀逸ですね。
死亡3人とあるので、死亡確定している天真と箕輪とあと1人死んだんだ……と考えるとマルコ生存なので門倉さんが死んだと思ってしまうところなんですが、これって別に警視庁内での死亡数を意味するわけでもないから、あとから門倉さんが復活したのも特に問題ないんですよね。
完全決着
ラビリンスとしての見開き決着以外に、0円ギャンブルの勝敗が出てきたのはグッときました。
ちゃんとそれぞれの思い出が獲得物として記載されてるんですよね。
煽りあい
としんみりさせたところで、伽羅の煽りスキルの高さを見せつけられて、こんなん笑ってしまうやろ!
夜行さんが今まで見た中で一番殺気だった表情なのもウケる!
そしてなにげにカールさんも煽りスキル高くないっすか?
このコマまでは、まだ夜行さんのコーヒーが美味いと信じていました。今思えば、遠くへ来たもんだ……
このコマが伏線って誰が想像できます?
伽羅の心象を描写するだけでなく、ちゃっかりこの先使われるトリックの伏線がはってあるから、嘘喰いで何気ないコマ見ても伏線かもしれないと思ってしまうという楔を打ち付けられたのではないでしょうか。
借りるべきものは
夜行さんのハンカチを借りるのも、しっかり伏線はってますね。
いつの間にか
いつの間にか、ってのがかなり重要だったとは……
偽の立会人
下手すると郁斗に立会人の知識があったかもしれないので(外国人の立会人もいるのか、と発言してますし)、おそらく実際に不在の號数を名乗ってるのかもしれません。
號奪戦ルールが古来のものにかわり、あまり號数の移動はなくなったとは思うので、別記事ででも立会人と號数を整理してみようかな、と思っています。
唯一賭けれないもの
今回再読して良かったと個人的に思ったのが、このルールを再確認できた点ですね。
基本的には賭郎会員同士の対決時は専属立会人を呼ぶのがしきたりとなっていたものの、合意の上でフリーの立会人でも可とありましたが、今回のルールは絶対的なものだと感じました。
本編には直接絡んでいませんが、アイデアルのボスが自分とあと一つ会員権を保持していると発言していたので、ボス一人で二人分持っていたのではない、ということが分かりますね。
48+1
嘘喰いという作品は49巻で完結しましたが、もしかして賭郎会員の48と、お屋形様をあわせて49巻なのでしょうか。だとしたら凄すぎます……
共感不要
嘘喰いには色々な敵役が出てきますが、おそらく全編に渡って一番共感を得られないのが郁斗ではないでしょうか。
ここまできっついキャラを用意できるのも凄いな、と思いました。
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