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ニンテンドースイッチ

Xenoblade2 (ゼノブレイド2)

あのゼノブレイドの続編ということで気にならないわけはなかったんですが、ゼノブレイドクロスがあまり期待した方向のゲームではなかったので、正直本作は面白いかどうか不安がありました。クロスの時は初日から出てたDLCが、なんか切り売りしてるっぽい印象もあって、購入しなかったくらいです。

しかし敢えて事前情報なしで、公式動画などすら見ないで、そのくせ有給とって発売日の朝から遊んでみたところ、冒頭の2時間ほどを遊んだだけで「これはもう面白いの間違いないから!」と期待のあまりDLCも即購入してしまいました。

ストーリーの節目が1話ごと区切られていてわかりやすく、ちゃんとそれぞれで見せ場を用意しており、キャラクターやイベントが神がかってましたね。クロスはいろいろな事情でアツいストーリーという方向の展開じゃなかったため心配だったんですが、本作はこの先も絶対に面白いはずだ、という期待を常に持たせてくれており、最後までその熱量には裏切られませんでした。声優さん達の熱演も素晴らしかったです。

オープンワールドではないんですが、各エリアである広い大地をシームレスに移動でき、移動中にそのまま敵と戦うことになるので、冒険しているという感覚が出てきて前作同様に面白いです。エリアを移動する時だけロード時間がはいりますが、ブレスオブザワイルドに比べるとかなり短いのもいいですね。スキップトラベルもすぐに出来るし、かなり快適です。ブレスオブザワイルドが現実の地球の美麗な風景なのに対し、本作は地球上だとお目にかかれないような幻想的な風景になっていて、未知の世界を旅している感覚が強く感じられます。

前作を遊ばずに本作からいきなり遊んでも、ストーリー的には問題ないと思いますので、シリーズ未経験者の方にも是非遊んでいただきたい逸品ですけれど、手放しに他人に勧められるかというと、そうでもないんですよね。

作りが荒いと感じる点も多々あり、減点方式だと低スコアになってしまうタイプの作品ではないでしょうか。とはいえ長所が圧倒的に素晴らしいので、短所に思えるところを凌駕していると感じられれば、十分に楽しめるかと思います。購入を悩んでいる人向けに、ネタバレにならないシステム的な部分での感想から書いておきます。

一番気になったのはマップが使いづらい点です。一度アップデートされて少しだけ使いやすくなりましたが、地名などがマップ上ではそのまま表示されていないので、作中で地名で行く場所を指示されると、どこ行っていいのか分からないことが多々ありました。

クエストの目的地への方向と距離だけは分かるんですが、地形の作りが高さも組み込まれた迷宮っぽくなっていて直線的にたどり着けるわけでもないので、かなり戸惑いました。前作の場合は自分が通過したところだけ少しずつ地図に追加され、少しずつ地図が完成していく楽しみがあって良かったんですが、なんでアレ廃止されちゃったんですかね。マップ関連は今後も少しずつ改良していくとのことですが、できれば最初から普通に使いやすくしてほしかったです。

コレペディアやモンスター図鑑といったものもなく、クエストでアイテムやモンスター名だけで指示された時、どこに行けば取得可能なのかがかなり悩みます。キズナグラムといい、前作で好評だったシステムがけっこう消えてるのが個人的に残念でした。

一番初心者向けに勧めづらいと思ったのは、全体的に説明不足な点ですね。チュートリアルが存在してはいるんですが、最初の一度に簡素な文章で説明がくるだけで、あれで全て把握できる人は少数派なのでは。せめてもう一度メニューから見直しできるとか、もう少し図説的なものも用意して、最初の説明だけでもわかりやすくするとか、工夫が必要だったかと思います。

戦闘は前作より好みでしたね。前作の数少ない不満で、レベル差があると殆ど攻撃が当たらなくなるので、素直にレベルを上げるか、夜間命中率補正などを駆使して立ち向かうという点があったのですが、本作ではこの辺りが緩和されてて良かったです。あとレアブレイドという戦闘要員をランダムに入手することになるため、人によって戦略に違いが出て来る点も良かったかと思います。

本作の戦闘システムはかなり独特で、一度分かってしまえば爽快感があり、戦略性も高くて面白いんですが、最初はかなり意味が分かりませんでした。前作をやってても最初は意味が分からなかったので、本作から始める人はかなり困るのではないでしょうか。独自性が高いことは悪くないんですが、それに対する説明不足がかなりまずいですね。こんな画像で枠付きで説明してもらうだけで、全然違ったと思うんですけれど。

欠点を書くとこんなところですかね。これだけ短所を思いつくのに、クリアした直後はそんなこと忘れるくらい満足しましたので、逆に言うとそれだけ長所が素晴らしかったといえます。

少しサブクエストもやりつつ、約一ヶ月かけて77時間でクリアしましたが、最後にクリアするかどうかは悩みましたね。クリアしてしまうと自分の性格的に、達成感からもうやり込みは暫くしなくなりそうだし、冒険が終わったという喪失感が只事ではなくなりそうな予感がありましたし。

まぁ結局のところ、キリがいいかなと思って、大晦日に実家で携帯モードにてクリアしました。あのメニュー類が携帯モードできちんと見れるのか心配ではあったんですが、ニンテンドースイッチの液晶はかなり見やすくて杞憂でした。普段はテレビモードでしか遊ばないんですが、いざとなるとどこでも遊べるニンテンドースイッチの利点は素晴らしいですね。

独特のシステムと世界観が結びついてて、モノリスソフトの作品はその世界に浸れるところが好きなので、ゼノブレ前作のHD版も発売してほしいし、バテンカイトス1と2も発売してほしいなぁ。ゲームキューブなのでバテンカイトスはプレイ人口少なそうだけど、あのシナリオはもっと知られるべきかと思います。

といった感じにネタバレを極力さけて言及してみました。

以降は内容にかなり触れてますので、クリア後の閲覧を推奨します。

クリックでネタバレ感想を表示
クリアする前は、精神的なゼノブレイドの続編なのかな?と思ってましたが、クリアすると「これは確かにゼノブレイドの2だ!」と前作クリア者が納得するようなストーリーの繋がりがよかったです。特にメツが持ってるあの赤い剣に「滅」という文字が浮かんでるシーンが印象に残りました。それでいて前作未プレイ者であっても置いてけぼりにはならないような説明にもなっていたし、続編として理想的ではないでしょうか。

クリア前から、各拠点の名前が七つの大罪になってる点が気になってたんですが、作中では敢えてそれについて何も説明が無かったですね。分かる人にだけ分かるように、こだわった裏設定がありそうで、考察が好きな方にもうってつけだと思います。

2話の膝枕のシーンで、もしかしたらレックスはとある人物の役割なのかなぁと思ってたのですが(某韓国映画に比べると、かなり直接的な描写ではないですけれど)、同様のことを更に深く考えられてた方がおられて驚きました。発売前の考察がかなり的中していて凄いですし、発売後の考察も読み応えがあります。

あと小ネタではミニゲーム『TIGER! TIGER!』はアルフレッド・ベスター作『虎よ、虎よ!』をモチーフにしてる気がするんですけど、なぜこの作品の名前なのかという由来がピンと来てないですね。クリアする頃には分かるのかとも思ったんですが、ここらへんは世界に深く関わる内容ではなく、小ネタといったところでしょうか。

ツイッター上でハッシュタグで絶景写真を公開されてる方々がおられて、どの写真もかなり綺麗ですね。ゲージ類を瞬時に消して写真を撮りやすくするモードとか追加してもらいたいところです。

本作発表時だけキャラデザインを見た時、けっこうアニメよりに寄せてきたなと思ったんですが、実際にプレイしたらかなりキャラの魅力を上げるべく力が入りまくってて凄かったですね。あらゆる萌属性や性癖を、ほぼ全方向に網羅してるとんでもないゲームではないでしょうか。

普通のシーンでもちょっと薄目になるだけで色気があったりして、このキャラモーションや表情へのこだわり、穏やかじゃないですね。

普通にお話しているだけのシーンの筈なのに、何かを感じ取ってしまうのは自分の魂が汚れているからなのでしょうか?

属性を少し挙げてみるだけでも、こんだけありますよね。

おねショタ:レックス&ホムラだけでなくメレフ&閣下までも!
ケモミミ:ニア
ケモナー:レアブレイド
百合:カグツチ&メルフ
百合ハーレム:レアブレイド
腐女子用:シン&メツ
腐女子用(上級者向け):メツ&レックス(もしお前のドライバーだったら発言)

レアブレイド全てとってないから、まだ自分が知らない属性もあるんじゃないかと思います。

ゼノブレイド2は性癖のデパートやでぇ!

ニアはかわいい(正義)

新しい性癖に目覚める子供がけっこう居るのでは……

同人誌でいいところだけ目が開くカグツチとか来そうな予感

普段スクショをそんなに撮影しない自分が、千枚以上も撮ってましたがムリもないですね。いやぁ、これはもう夏の薄い本が楽しみです!(ゲスい笑顔)

ちなみに一番萌えたのは、トラが鼻血だしながらコロコロしてたシーンです(断言)。

ツイッター上でも魅力的なイラストが数多く投稿されているので、今後も地味にファンが増えて、投稿イラストも増えてくと嬉しいですね。

スクショを沢山撮ってると、クリア後に見返すと懐かしい思い出になっていいですね。

全部アップしてみたいくらいですが、印象的なものに絞って紹介してみます。

目が丸

ほんとーですか?

トラとハナの最初のシーン、コミカルで良かったです。前作は復讐という暗い理由で話が進むため、あまり明るいシーンが無かった気がするんですが、本作だと良い意味で少年的でまっすぐな明るさがあって、笑えるシーンも盛り込みやすいのかなぁ、と。ホムラがただの正確がいい子というだけでなく、こういうからかいも出来る心を持ち得てる、というのも自然と伝わってきてお気に入りなシーンの一つです。

あのボディのホムラに萌が足りないといえるのはトラ先生だけ!

ニアのツッコミが毎回的確で素晴らしい

サブクエストでの萌えを追求するシーン。あのボディのホムラに萌が足りないといえるのはトラ先生だけ! それに対するニアのツッコミも見事で、ペルソナ4の陽介に匹敵するポテンシャルを備えてくれるのでは、という期待をこの時に持ちました。

プレイヤーの心情を代弁してるかのようなセリフ

プレイヤーの心情を代弁してるかのようなセリフ。偶然ヒカリの目が薄くなってて、侮蔑的な表情なのもまた……

温泉イベント

てっきり男性陣が覗きに行くようなイベントかと期待してたら、まさかの女性陣のみのシーンで、しかも後半への伏線も仕込んでるとは。てっきりトラが無邪気に乱入する流れかと思いきや、それは別イベントで男性陣向けに用意されてて、なんというかスタッフの意気込みをいろいろな意味で感じました。

適役もいい味でてる

敵という立場のイーラも、魅力的なキャラが多くて、全員そこに居るかのようにキャラが立ってますが、個人的にはサタヒコが印象に残りました。最初はよくいるようなナルシストキャラかと思いましたが、最終的には幾多の迷いを持ちつつ、終盤は大きな見せ場もあって、実にいいキャラでした。噂によるとDLCでイーラ側のストーリーが来るらしいので、かなり楽しみにしています。

誰もが戸惑ってるあたりがツボ

本作を語る上で外せないのは、やはりジークでしょう。流暢な大阪弁で厨二キャラ、でもいざという時は大人なのを感じさせるお兄さん、といった感じではありますが、初登場関連のシーンはどれも完成度が凄すぎたのではないでしょうか。

前情報なかったので、初見はかなり呆気に取られました

ニアのこの呆れ顔がツボ

レックスもなかなかいいツッコミしてる

顔を見るだけで笑ってしまうようになってしまった

レックスが偶然レイプ目みたいになってる……

マジモン一回目。名乗るシーンを見た時、絶対知人がスクショに全部撮るだろうなと思いました。ツイッターでレスする時に使える汎用的なセリフが揃ってて凄い。ニアの呆れ顔といい、レックスの冷静なツッコミといい、なんかもうジークの顔を見るだけでニヤける体に調教されちゃいました。

亀ちゃん

冷静なビャッコもツボ

ドヤ顔

ニアのツッコミの完成度が素晴らしい

本作でも屈指のショック度が高い場面

まさか画面ひび割れたまま戦闘突入するとは……

マジモン2回目。シアターモードでも見返しましたが、各種ツッコミの間のとり方といい、キャラ全員に役割分担がされてて、ほんと完成度が高いですね。スクショは上げてないですけれどビャッコの「どういうご用件ですか?」というセリフも全然敵視してない雰囲気がでてて好きですね。ニアの数々のツッコミの中でも「なんだ邪眼か」は最高峰だと思ってます。最後に画面がひび割れたまま戦闘シーンに突入するあたりも最高!

このセリフだけでポーズやカメラ方向が複数あってヤバい

セリフがないのが、かえってジワジワくる

見ちゃいけません!

マジモン三回目はシリアス展開か……と思いきや、この一連のシーンがジワジワきます。このセリフだけでカメラ方向複数用意してて、スクショ撮影してくれと言わんばかりだし、無言で横を向いたり目を抑えてるあたりが細かくて素晴らしい。

お前が言うか

そう思ってたら早速ニアが突っ込んでくれた

本日のお前が言うなスレはここですか? 

事前情報まったく知らなかったので、パッケージ画像から少し引いた場面も見てなかったから、某F系RPGのギルガメッシュポジションかと思いこんでたので、まさか仲間になるとは思ってませんでした。

ヒカリが両手で口を抑えてるところが、乙女っぽいところが見え隠れしてて印象的

最後のスクショはシリアスなところで印象的だったシーン。ヒカリが両手で口を抑えてるところが、乙女っぽいところが見え隠れしてて、なんかいいですね。

他の人のスクショとか思い出も見てみたいですね。レアブレイドが人それぞれで違うから、思い入れも結構違ってくるような気がします。

音楽も素晴らしかったので、はやくサントラが出ないですかね。

取り敢えずクリアして自分の中では一区切りついたのでプレイを止めてますが、またDLCで追加コンテンツが出たら、地味にやり込みをしていこうかと思います。キズナトークやレアブレイド集めをやることで、まだまだキャラへの愛着が湧いてきそうですし。

本当に面白い続編で、開発会社の方々には感謝の思いでいっぱいです。

次の作品も期待しています!

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