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Wii

Xenoblade ゼノブレイド

気にはなってました。『バテンカイトス(感想)』や『バテンカイトスII(感想)』のファンなので、モノリスソフトの新作と聞いて期待しないわけにはいきません。また、心に残るゲームベスト3というスレで、やたらゼノブレイドの名前が連発されてるのでここは実はゼノブレイドスレなのか?と期待はやたら膨らみました。
しかしここ数年は、出張ばかりで週末しか自宅に居ないことが殆どだったので、気にはなってたものの今まで手にしてませんでした。しかしたまたま年末年始は出張無くて二週間くらい自宅に居れる状況になったんで、思い切って手を出してみることに。
「これ以上、息子の相手しないでゲームしてるなら、ディスク捨てるよ!」
「えー(また買いなおせばいいかな)」
「Wiiも捨てるよ!」
「えー(また買いなおせばいいかな)」
「セーブデータも全部消すからね!」
「えー!!」
終いにはまみりんから「Wii捨てるか、私たち捨てるか、どっちか選べ!」って怒られるくらい遊んでしまいました。新年始まった早々ですが、今年これを超えるゲームをプレイできるのか心配で仕方がありません。こねこはミルクを飲んだら水は飲まなくなるんだぜ?
製作者自ら「今までのRPGで嫌な部分を極力取り除こうとした」と言われているだけあって、RPGでの嫌な常識がことごとく撤廃されてて快適です。多少気になる点も幾つかあるんですが、それでも満足感が凌駕して打ち消してる感じなのです。この充実度は只事ではありません。
個人的にシステム面で一番ビックリしたのが、死んでも特にペナルティが無く、すぐに直前からやり直しができる点です。凄いのがボス戦であっても再開地点から何事もなかったようにやり直しできるんで、今までありがちだった「ボス前に長いデモ見せられて、死んだらまたセーブ地点からデモ見なおすところからやり直し」って苦痛が無くなりました。有りそうで無かった快適さです。また、初見のデモであっても+ボタンで一気にスキップできるので、同じムービーを何度も見せられる苦痛がありません。
他に快適な点を挙げると、MMORPGみたいにシームレスに移動や戦闘が行える点です。やっぱりいちいちエンカウントが起こってロード発生して、って流れを寸断するような事が無いのはストレスが無くて良いですね。その上どこでもセーブできるし、一度訪れた場所は瞬時に移動できるんで、なんかやめどきを失ってズルズルとプレイしてしまいます。
ストーリーもかなり満足しました。二柱の巨神の上に成り立つ世界、という独特の世界観であるものの、わかりやすく王道な感じで入り込みやすいです。要所要所で意味深な伏線(と言うか分かりやすすぎて前置きといって良いほどの)があるんで、なんとなく先でどうなりそうか分かるかな、とか思ってたんですが、それでもヒネリがあったので中盤以降は先が気になって仕方がありませんでした。
プレイ前は正直「幾ら何でも『バテンカイトス』シリーズほどの衝撃度は期待できないだろう」と侮ってましたが、今回も驚きがありました。どっちが衝撃的だったかと言われると悩むくらいだし、そもそもムリに優劣付ける必要はないかな。面白かった!と素直に言いたい気分です。
未来視(ビジョン)という要素が、ストーリーだけでなくシステムに絡んできた部分も好印象です。ビジョンにより戦闘に緊張と戦略性が加味されていて、かなり面白いです。ジェムシステムでスキルを自由に付け替えできる点とあわせて、戦闘はかなり単純作業から開放されています。ただボタンを押しているだけ、という感覚はないですね。
と幾つも良い点があるんですが、個人的に一番良かった点を挙げるとすると、世界を冒険する感覚、これが何よりも素晴らしかった。背景と音楽の美しさもさることながら、本筋と離れたところに行っても何かしら発見や驚きがあるのが凄い。どこでもセーブが出来て、戦闘もシームレスなので結構ギリギリ逃げられるし、死んでもペナルティが無いから結構無茶な散策ができるので、歩いた軌跡が全く無駄にならないシステムということもあって、いつもはストーリー優先でRPG進める人間だというのに、けっこう寄り道してこの世界の隅々まで探検して、この世界の中にどっぷりとひたってしまいました。

クリアした後は少し寂しくなる、この感覚は名作ならではのものだと思います。プレイ前は少し懐疑的なところもあったんですが、クリアした今なら自信を持って言えます。RPG好きなら絶対プレイすべきゲームだ、と。Wii持ってないなら本体ごと購入してでもプレイすべきだ、と。

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