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小説

ダンガンロンパ霧切 1

ダンガンロンパ霧切 1 (星海社FICTIONS)

ダンガンロンパ霧切 1 (星海社FICTIONS)

北山 猛邦,小松崎 類
講談社
2013-09-13

ゲーム『ダンガンロンパ』の登場人物が出てくるスピンオフ小説なので、ゲーム未プレイで読む人は殆ど居ないとは思いますが、一点だけゲームのネタばれ?みたいなところがあるので、ゲームをクリアしてから手にした方がいいと思います。とはいえ瑣末な問題ともいえるので、短時間で読める新本格モノを楽しみたい人は気にせずに手にしてもいいかと思います(どっちだよ)。
正直読む前はミステリーとしてはあまり期待しないで、キャラもの小説くらいの期待度で手にしたのですが、実際は真逆でした。ゲーム本編のキャラを楽しむのではなく、新本格ミステリーを楽しむ作品になってるかと思います。ロジックを根拠に可能性をつぶしていき、最後に残ったものが解答となる、それがたとえ意外なものであっても、というあの感じが存分に楽しめるかと。
こう書くと霧切のキャラが壊されてるのか、と誤解させてしまうかもしれませんが、そういうことはなく、むしろ原作に準じてうまく表現されてると思います。でもまぁ基本的にクールなキャラですので、キャラ愛こじらせるような状態まではいかない感じでしょうか。とはいえ「ここまで言えば分かるわね?」みたいなセリフあったらどうなってたことやら。とはいえ、懐かないネコみたいな魅力があr(こじらせ5秒前)
といった感じでキャラ的には世界がつながっているものの、ダンガンロンパ本編には殆ど絡んでこない内容ではあるんですが、シリーズ特有の胡散臭い雰囲気が楽しいですね。現実じゃそんなんありえないだろって思う設定もうまく世界観に混ぜ込んできて、推理ゲームの舞台を面白くしてくれます。本作で重要なファクターとなる「黒の挑戦」の設定はミステリー好きだったら期待せざるをえないでしょう、もう不謹慎な期待感が止まりません。
全体的に短めで良くできた小品といった感じなので、読み終えて面白かったものの、もう少しガッツリ読んでみたいと思ったのも確かです。と思ってたら、2013年9月に本書が発売されてるというのに、2013年11月に続編が発売済みじゃないですか。こんな情報見逃してたとは、ダンガンロンパファン失格だな、モノクマにオシオキされちまう! 

ダンガンロンパ霧切 2 (星海社FICTIONS)

ダンガンロンパ霧切 2 (星海社FICTIONS)

北山 猛邦,小松崎 類
講談社
2013-11-29

というわけで即座に続編買って来て読み始めてるところです。こちらもかなり面白そうなので、ブログの感想書かずに早く読み進めたい!と思いつつも、なんとか我慢しているところです。なんかもう、目次の言葉見てるだけで期待度高まりまくってヤバい。できれば2巻だけでなくこの先もシリーズが続いてもらいたいですね。

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