これはネタバレ全開じゃないと感想書けないと思ったので、クリア後の方だけクリックしてネタバレ感想を読まれてください。
1章は公式でネタバレしてもOKということもあったんですが、ほとんど情報を得ないまま進めてました。しかしながら「ネタバレOKなのにここまで1章でやるのか」という感想を見てしまって、その一言がきっかけで結果的に1章の犯人が分かってしまったのが残念でした。
その感想を述べた人が悪いのではなく、自分のいつもの悪い癖です。サイコホラーやサスペンスに慣れていて「疑いながら作品を観る」という悪癖を、一言で表現した語彙って無いですかね。「共感性羞恥」なんて言葉があるくらいだから、単語化されてても良さそうなくらい、これに該当する症状の人がいっぱいいると思うんですが。
ちゃんと伏線に注目して、理論的に推理して真相を事前に知るならいいんですが、全ての馬券買ってどれか当たったら「予想を超えてなかった」なんて嘯いたところで、自分が損するだけなんですよ。現実世界ならともなく、エンターテイメント世界では気持ちよく騙されたいと思ってるので、ほんの僅かな事前情報や感想すらシャットアウトすべきでした。
まぁツイッターは感想を言うのが本来の目的だと思うので、そもそもネタバレいやならツイッター見るな、って結論になっちゃうんでしょうけれど、連絡ツールも兼ねてるのでそうも言ってられないですよね。
そしてこの経験がきっかけとなり、FEATHERというツイッターアプリでキーワードミュート機能が充実していることを知り、プレイ中のゲームをキーワード登録したり、それでもすり抜けてくるフォローしてる人向けに通常みるリストを用意しておき、一時的にリストから外すことでアンフォローやミュートせずに済ませる、という現代的な手法を身に着けました。必要は発明の母。
といった感じに序盤で個人的に少し残念なことになりましたが、その後は杞憂でした。ミスディレクションがうまいこともあり、犯人もトリックも全然わからないで学級裁判シーンで驚いてばかりでした。今までのシリーズ以上にトリックがすごいと思ってたら、なんと北山猛邦氏がトリック協力されてたんですね。
どの章も凄かったですけれど、5章は白眉でしたね。毎回ダンガンロンパシリーズは5章がすごいと思ってましたが、今回も期待を裏切られませんでした。シュレディンガーの推理ともいえるシチュエーションは、嘘・不定をテーマにしているからこそ生まれてきたのかもしれません。
で、問題の賛否両論な6章ですけれど、良くも悪くも唖然としてしまいました。ダンガンロンパシリーズはオチをつけるのが難しい作品だとは思ってますが、あえてこうした意味はどこにあるのか、よくわかりませんでした。V3が53ってのは笑いましたが、予想のつくオチであっても、こんなことされるよりはマシだったのではないかなぁ、と。ユーザーが辛辣なこと言ってるのにムキになって対抗した、とかでこうしたのではなければまだいいんですが、どっちにしてもシリーズ終了ですよね、これ(いろいろな意味で)。
メタフィクションネタは扱いが危険なので、よほどのことが無い限りやらない方がマシだと思うんですよ。誰もが思いつくけど、面白くならないから普通はやらない、って意味で。誰もクリエイター様の「こんな結末思いつかないだろ?」みたいなオナニーなんて見たくないですし。ある意味「フ」で始まる某映画みたいな試みだったのかもしれませんが、こんな悪名でゲーム界の歴史に名を残したかったんでしょうか。5章までの出来栄えで普通に歴史に名を残せたはずなんですけれど。勿体無い……
まぁ百歩譲ってメタネタやってもいいんですけれど、劇薬なので扱い注意なところなのに、本作のやり方は圧倒的にユーザーを敵に回すやり方で、ここだけみたら大失敗作だったではないかなぁ、と。なんで現実のイヤなこと忘れるために没頭してるゲーム内で、説教されないといけないの? わざわざお金と時間費やして映画館に来たのに、映画泥棒を見せつけられてるような気分でした。これなんて説教強盗?
あの変装芸は面白かったですけど、言葉を額面通りに受け止めたら皆が怒ってしまってもムリはないかと思います。前作、前々作がなかったことになったのではなく、むしろ本作がパラレルワールド的な外伝なのかなぁ、とかなんとか自分自身が納得できるような理由をひねくりだして気持ちを落ち着けようとしましたが、なんでこんなにこのゲームのこと庇ってるんだろう俺、って冷静になっても仕方ない。同じことやるなら、もう少し上手いやり方を模索してほしかったですね……残念……
何度も稚拙に壊されてきた第4の壁を幼稚園児間隔で壊したかったのか(自転車の車輪を再発明するかのように)、それとも嘘・不定をテーマにしたからあのオチにするしかなかったのか、ちょっと自分には判断しかねます。4章の犯人のため、フィクションまわりは準備したのではって気もしなくはないんですが、そもそも考察しようとしている事自体が愉快犯の罠かもなぁ、と思い至って考えるのを止めてしまいました。UIや音楽や演出などはほんと凝ってて、大事に作られてる雰囲気はするんですけどね……敢えてああしたというのが伝わってくるだけに、微妙な心境です。
無理やり結論づけると「これにOK出した会社の判断はすごいなぁ」ってとこでしょうか。今後の会社の売上やブランドとしての信頼を捨ててでも、クリエイターの意思を優先させたのかと。でもそれならファンやブランドを大事にした方が良かった気がするんですけど。賛否両論とは表現しましたけど、このオチを心の底から肯定的に捉えてる人は今の所見かけてないです。
その感想を述べた人が悪いのではなく、自分のいつもの悪い癖です。サイコホラーやサスペンスに慣れていて「疑いながら作品を観る」という悪癖を、一言で表現した語彙って無いですかね。「共感性羞恥」なんて言葉があるくらいだから、単語化されてても良さそうなくらい、これに該当する症状の人がいっぱいいると思うんですが。
ちゃんと伏線に注目して、理論的に推理して真相を事前に知るならいいんですが、全ての馬券買ってどれか当たったら「予想を超えてなかった」なんて嘯いたところで、自分が損するだけなんですよ。現実世界ならともなく、エンターテイメント世界では気持ちよく騙されたいと思ってるので、ほんの僅かな事前情報や感想すらシャットアウトすべきでした。
まぁツイッターは感想を言うのが本来の目的だと思うので、そもそもネタバレいやならツイッター見るな、って結論になっちゃうんでしょうけれど、連絡ツールも兼ねてるのでそうも言ってられないですよね。
そしてこの経験がきっかけとなり、FEATHERというツイッターアプリでキーワードミュート機能が充実していることを知り、プレイ中のゲームをキーワード登録したり、それでもすり抜けてくるフォローしてる人向けに通常みるリストを用意しておき、一時的にリストから外すことでアンフォローやミュートせずに済ませる、という現代的な手法を身に着けました。必要は発明の母。
といった感じに序盤で個人的に少し残念なことになりましたが、その後は杞憂でした。ミスディレクションがうまいこともあり、犯人もトリックも全然わからないで学級裁判シーンで驚いてばかりでした。今までのシリーズ以上にトリックがすごいと思ってたら、なんと北山猛邦氏がトリック協力されてたんですね。
どの章も凄かったですけれど、5章は白眉でしたね。毎回ダンガンロンパシリーズは5章がすごいと思ってましたが、今回も期待を裏切られませんでした。シュレディンガーの推理ともいえるシチュエーションは、嘘・不定をテーマにしているからこそ生まれてきたのかもしれません。
で、問題の賛否両論な6章ですけれど、良くも悪くも唖然としてしまいました。ダンガンロンパシリーズはオチをつけるのが難しい作品だとは思ってますが、あえてこうした意味はどこにあるのか、よくわかりませんでした。V3が53ってのは笑いましたが、予想のつくオチであっても、こんなことされるよりはマシだったのではないかなぁ、と。ユーザーが辛辣なこと言ってるのにムキになって対抗した、とかでこうしたのではなければまだいいんですが、どっちにしてもシリーズ終了ですよね、これ(いろいろな意味で)。
メタフィクションネタは扱いが危険なので、よほどのことが無い限りやらない方がマシだと思うんですよ。誰もが思いつくけど、面白くならないから普通はやらない、って意味で。誰もクリエイター様の「こんな結末思いつかないだろ?」みたいなオナニーなんて見たくないですし。ある意味「フ」で始まる某映画みたいな試みだったのかもしれませんが、こんな悪名でゲーム界の歴史に名を残したかったんでしょうか。5章までの出来栄えで普通に歴史に名を残せたはずなんですけれど。勿体無い……
まぁ百歩譲ってメタネタやってもいいんですけれど、劇薬なので扱い注意なところなのに、本作のやり方は圧倒的にユーザーを敵に回すやり方で、ここだけみたら大失敗作だったではないかなぁ、と。なんで現実のイヤなこと忘れるために没頭してるゲーム内で、説教されないといけないの? わざわざお金と時間費やして映画館に来たのに、映画泥棒を見せつけられてるような気分でした。これなんて説教強盗?
あの変装芸は面白かったですけど、言葉を額面通りに受け止めたら皆が怒ってしまってもムリはないかと思います。前作、前々作がなかったことになったのではなく、むしろ本作がパラレルワールド的な外伝なのかなぁ、とかなんとか自分自身が納得できるような理由をひねくりだして気持ちを落ち着けようとしましたが、なんでこんなにこのゲームのこと庇ってるんだろう俺、って冷静になっても仕方ない。同じことやるなら、もう少し上手いやり方を模索してほしかったですね……残念……
何度も稚拙に壊されてきた第4の壁を幼稚園児間隔で壊したかったのか(自転車の車輪を再発明するかのように)、それとも嘘・不定をテーマにしたからあのオチにするしかなかったのか、ちょっと自分には判断しかねます。4章の犯人のため、フィクションまわりは準備したのではって気もしなくはないんですが、そもそも考察しようとしている事自体が愉快犯の罠かもなぁ、と思い至って考えるのを止めてしまいました。UIや音楽や演出などはほんと凝ってて、大事に作られてる雰囲気はするんですけどね……敢えてああしたというのが伝わってくるだけに、微妙な心境です。
無理やり結論づけると「これにOK出した会社の判断はすごいなぁ」ってとこでしょうか。今後の会社の売上やブランドとしての信頼を捨ててでも、クリエイターの意思を優先させたのかと。でもそれならファンやブランドを大事にした方が良かった気がするんですけど。賛否両論とは表現しましたけど、このオチを心の底から肯定的に捉えてる人は今の所見かけてないです。
賛否両論だと思いますが、なんで制作陣がこうしたのか、本当に不思議です。「敢えてこうした」というお行儀のよいインタビューではなくて、酒でも飲ませてべろんべろんにして本音を聞き出してみたい。
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