とあるアイドルの一周忌で集まった5人のファンが、思い出話をしているだけのつもりだったのに、いつしか彼女の死に対する推理合戦となっていきます。派手な展開もなく、一つの部屋の中だけで話が進むのに、笑いあり、涙あり、意外性あり、と飽きさせずに鑑賞させてくれるのは、芯となる脚本の素晴らしさがあるからでしょう。
まごうことなき、密室劇、およびミステリーコメディの傑作でしょう。まだ未見の人がいたら、とりあえず見てください。人を選ばずにオススメできる数少ない作品なので、これ以上前情報なしに鑑賞していただきたいところです。
冷静に考えればかなり低予算の映画なんでしょうけれど、そんなところはまったく気になりません。笑えるところもいいし*1、推理劇としても凝っているから、絶対に再鑑賞したくなる作品だと思います。
- 注1 : 個人的に一番笑ったのは「喪服があれば盛り上がれるんです!」
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