マイナー映画を上映してくれる俺らの救世主ことシネテリエ天神に小雨の降る中、行ってきました。本当に見たくて仕方がない映画って、なぜかココでしか上映されないんです、福岡だと。別に映画通ぶるわけでもなんでもなく、不思議なことにそうなんですよね。配給会社が大きいと、自由に作品を完成できなかったりするからでしょうか。
少し早めに到着すると、椅子に座って待っている先客が。チケットを買おうとするとギリギリまで発売できないのでそちらでお待ちを、と言われ先客達の一員に。性別も年齢も違う一団が、木製の椅子の上で黙々と持参した小説を読みつつ映画を待つ。自宅でビデオを見ていては味わえないこの空気ときたら。贅沢きわまりないね。
『メメント』の監督の出世作だけあってモチーフに似た部分がありますが、こちらの方が構成が若干複雑になっていて違う面白さがあります。切り貼りされたシーンのおかげで、鑑賞する側が勝手に行間というかシーン間に何かを想像してしまうかのような。
頭をすっきりさせてから存分に楽しむのがいいでしょう。
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