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映画

ドラゴン・タトゥーの女

面白いらしい、という前情報しか知らずにジャンルも特にチェックせずに鑑賞。てっきりアクションなのかと思ってたんですが、実際はよくできた海外ミステリーでした。トリック重視なタイプではなく、地道に手がかりを積み重ねて真相に気づく、といった感じの作風です。
ミステリーの仕掛けとしては特に目新しさはないんですが、デヴィッド・フィンチャー監督だけあって、絵作りなどはかなりしっかりしています。日ごろ見慣れたハリウッド映画とは違う、北欧という雰囲気がいいです。

ミステリーとしては新しくないかもしれませんが、ヒロインの描写はかなり斬新でした。あまり斬新すぎて最初に出てきたときはまったく感情移入できなかったんですが、ストーリーが進むにつれて意外や意外、ヒロインが魅力的に思えてきます。そして作品を見終えたあとに映画のタイトルを思い出し「そうか、これは彼女のストーリーだったのだ」と改めて気づきました。ある意味、これは彼女の恋の話だったのかもしれない、と。
三部作の一作目らしいので、続編も楽しみです。

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