PR(記事内にアフィリエイト広告が含まれています)
スポンサーリンク
映画

鬼が来た!

先日から気になって探しに探しまくって、遂に天神のジュンク堂地下のビデオ屋で発見。苦労して探した甲斐があり大満足な出来栄えだったのですが、エンドクレジットに澤田謙也という気になる名前が。
まさかと思って検索しまくってみたら、衝撃の事実が判明。キャプテンサワダその人でした。

キャプテンサワダ、中国にて咆哮!

キャプテンサワダ、刀を手にしてハラキリ直前?!
いろいろ検索して分かったのですが「中国魅録―「鬼が来た!」撮影日記」という書籍にキャプテンサワダの数々のエピソードが掲載されているらしいです。個人的に一番驚いたのが、映画撮影中にジャッキーチェーンを殴って失神させたところでしょうか。
こんな事を書いてるとこの映画が心のそこから大笑いできるものかと勘違いされるとは思いますが、監督の笑いというものの定義について興味深い公式サイトでのインタビューから、悲劇と喜劇の境界線についての話を以下に抜粋。
こんな話があります。酸素マスクの管を鼻に差した病床の老人が、看護婦に向かって彼女が理解できない国の言葉で何かを言いました。翌朝この老人が亡くなり、病院に駆けつけた息子に前日世話をした看護婦が、老人の言っていた外国語の文句をそのまま伝えました。息子はその言葉を看護婦に通訳しました。「私の酸素マスクの管を踏んでいます」。
他にもあります。井戸のそばで「13、13、13」と叫びつづけている阿呆がいました。ある男が近づいて「なぜ君はばかみたいにその数字を連呼していのかね?」と尋ね、井戸の底を覗き込みました。すると阿呆はその男を井戸に突き落とし、今度はこう叫びました。「14、14、14!」と。
悲劇か喜劇かなんて決められないでしょう。

こういうセンスを持った方が、中国政府に睨まれる危険をおかしてまで*1遠慮なく魂を込めて作り上げた作品です。エンターテイメントとしても十二分に楽しめますが、歴史の教科書見せるくらいならこの映画見せろ、と本気で思うくらいの代物です。ぜひ死ぬ前に一度鑑賞してもらい、その衝撃を味わっていただきたいと思います。

  • 注1 : カンヌではグランプリを獲得したのに、中国では上映禁止になっています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました