『15×24』(感想)の新城カズマ氏の新作、という事で手にしてみました。氏が他にどんな作品を書かれてるのか、気になっていたタイミングだったので、割とすんなり手にしてました。
表紙の印象からして、ジュブナイルSFっぽい感じで、読みやすくなってます。しかし、氏の作品らしく、架空言語とか Twitter とかが作中に出てきて良いアクセントになってて、らしいなぁとニヤリ。あと、他作品のキャラクターが登場したので、これまたニヤリ。
ただ、読了した時にカタルシスとかは余り感じませんでした。面白かったし、終盤では意外な事実が判明したりするんで、読んで損したという事は全くないんですが。この辺りの印象も加味すると、ハードカバーではなく、ジュブナイルモノとして売り出した方が読者層的にあってたのかも……という気がしないこともないです。表紙絵の女の子が作中でも微笑ましい雰囲気だったので、その辺りを押しても良かったかも(ただ、そうするとあまりにも氏の作風と合わなくなりすぎかも知れないので、違う気もしてます)。
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