PR(記事内にアフィリエイト広告が含まれています)
スポンサーリンク
小説

ソロモンの犬

ソロモンの犬 (文春文庫)

ソロモンの犬 (文春文庫)

道尾 秀介
文藝春秋
2010-03-10

道尾秀介氏と言えば、個人的には『向日葵の咲かない夏』(感想)の印象が強くて、暗い雰囲気のミステリーの作風と思ってしまうのですが、本作を読んでると瑞々しい青春モノ*1も得意とされているのだよなぁ、と改めて思ってしまうのです。
氏の作品の中でも、主人公が割とコミカルな感じだったのが好印象でした。口に出して道化のようなことを言うわけではなく、心中で若さが見えるようなつぶやきをしてくれるので、なんか見てて微笑ましかったです。

軽い気持ちで手に取り、つらつらと読み進め、面白く読み終えた、といった感じで良質のエンターテイメントだと思います。

  • 注1 : 例えば『ラットマン』(感想)。とある女の子の「別にいいのに」というセリフは、短いながらもそのシチュエーションなどもあって、印象に残ってます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました