はじめに
テラスMCさんが最近ダンガンロンパにハマって、そこからミステリー小説の世界にハマられたそうで、最初に手を出したのが麻耶雄嵩先生というあたり、なかなか強烈な洗礼だったのではないでしょうか。そんな風にミステリの美味しい部分を味わいまくってる方から生涯ベスト10を質問されたとなると、そうは簡単に答えを出せません。これは責任重大だ……!
正直なところ、100冊なら選べそうな気がします。しかしながら10となるとかなり悩みます。足りない。足りなさすぎる。
そういった経緯があり、自分がミステリーが好きということもあって#名刺代わりの小説10冊としてはミステリー縛りで今回10冊選びました。
ベスト10
ミステリーは人間が描けてない、みたいな文句があった時代もありましたが、そんな中でここまで美麗な文章で人間模様も織り込んだミステリーが登場するとは思いませんでした。 連城三紀彦氏は残念ながらもう亡くなられているので、限りある資源を大切にの精神でここぞという時に手を伸ばしていく予定。
『造花の蜜』といった一風変わった誘拐ミステリーも書かれてます。
ベスト09
6篇からなる中華ミステリ中編集。
ミステリは人間だけでなく時代も書けるんだという証左とも言える大傑作。
ベスト08
不死の人物が殺されてしまうという奇妙な設定から、行きつく先に待ち構えているものはいったい。
ベスト07
館、ループ、密室殺人、の凄い作品。「今までのタイムループものは厳密にいうとループじゃなくても成立したかもしれないけど、これはタイムループでないと絶対に成立しないんですよ」とか「今までのタイムループものはこの可能性を見逃していた」といった熱い紹介を聞いてしまい、今年の元旦はこれを一気読みしました。
ベスト06
100年近く前に書かれたとは思えないくらい、古びた感じもなく、独特の雰囲気があります。
探偵小説の底が抜けた、と表現したくなるほどの破壊力。
ベスト05
これをミステリーにいれるか悩みましたが、SFミステリーと判断しました。
宇宙船を管理する人間を守るはずのコンピューターによる殺人事件という奇妙な設定から、予想外の真相が待ち受けてます。
ベスト04
ワクワクするような設定や展開もさることながら、読んでるミステリ作品が多ければ多いほどニヤリとするような部分が多いです。
とはいっても事前に読んでおくべき作品はないので、お好きなタイミングで読むのがいいですね。
ベスト03
特殊設定ミステリの傑作。この世界には「天使」という存在が居て、人を二人殺すと問答無用に地獄に落とされるのですが、それなのに連続殺人が起こってしまいます。
自分はこの作品がきっかけで斜線堂先生の作品にハマりました。ミステリだけでなく恋愛小説やSF小説など多彩な作品を数多く書かれていて、どれもこれも文章もよくて面白すぎます。一生推します。
ベスト02
思い出補正はやはり強烈で、館作品はどれかいれるしかないと思いつつ、時計館ではなくこちらを選びました。
この作品読んでなかったら、ミステリーにどっぷり沼らなかったと思いますし。
最近はドラマ化されて「無理じゃね?」と思ってたら見事に映像化されてて驚きました。
ベスト01
トリックも前代未聞ですが、登場する博士の天才性というか風情と言うか、そのあたりも好きですね。
シリーズ最終作の英語タイトルと対になってる構造も好きです。
英語タイトルと言えば、封印再度も凝ってましたね。
明日になったらベスト10に入れてるかもしれない作品
オモシロォォォォいッ説明不要!!
・首無の如き祟るもの
・君のクイズ
・連続殺人鬼 カエル男
・11文字の檻
・名探偵に甘美なる死を
・死亡通知書 暗黒者
・向日葵の咲かない夏
・葉桜の季節に君を想うということ
・時計館の殺人
・生ける屍の死
・占星術殺人事件
計測不能
麻耶雄嵩氏で最初に読んだのがコレなんですが、振り落とされずに他の作品にも手を出すことにしました。
その結果、『翼ある闇』に手を出すって本当に自分でもどうかしてると思ったんですが、カタストロフィーを味わうという点では最高でしたね。
唖然騒然摩訶不思議麻耶雄嵩ワールド!
思い出のミステリー
自分がミステリーにハマったのはゲームセンター専門誌「ゲーメスト」にて、石井ぜんじ氏が紹介されてたのがきっかけでした。
当時の自分は本の面白さを全く知らなかったんですが、本書を手にしたら「世の中にはこんな面白いモノがあったのか!」と開眼して、ミステリ沼にずぶずぶとハマり、今に至ります。
おわりに
アレをいれてないとは何事だ!と明日の自分から怒られそうな気がしますが、とりあえず現時点ではこんな感じになりました。
まだまだ読んでない作品が多いので、例の二次創作が完成したら、思う存分読み浸りたいところです。
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