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映画

殺しのドレス

『本格ミステリベスト10 2009』でもオススメされており、サイコミステリーの元祖らしく有識者の方のレビューでは絶賛の限りなので期待して見てしまったのですが、個人的には1980年代の作品といった印象でした。
さすがに今の時代に見ると古くさく感じられ、古典という認識で最初から手にするべきかな、と反省しました。2008年の最新のミステリーを見るつもりで鑑賞するのも、失礼だったかも知れない、と。「それで古いとか言われても……」と映画が口をきけるのであれば語ったかも知れません。
内容的には特に悪いと感じた点も無く、完成度は高い方ではないかと感じました。ちゃんとセオリーを良い意味で守っていて、破綻しているような点もなく、よくまとまっています。見てて退屈はしませんでした。

結果的には、ミステリー映画ファンなら古典の一つとして嗜んでおくべき作品、と感じました。見て損はないと思います。

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