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PS2

ミッシングパーツ

……で?
「……で?」
「いやもう、本当に面白かったですよ! サイドA、サイドBでそれぞれ五千円くらいするんですけど、それだけの対価はあると思いますよ! 各三話ずつ収録されてて全六話なんですけど、一話あたり八〜十時間くらいみっちり楽しめるんですってば!」
……で?
「……で?」
「推理アドベンチャーですけど奇想天外なトリックとかはないタイプで、語弊はあるかもしれないですけど『私立探偵 濱マイク』みたいな感じ? 事件の背後の繋がりとかを丹念に聞き込みして情報を集め、それらを束ねていくような感じ?」
……で?
「……で?」
「だからといってストーリー構成が単純というわけじゃなくて、伏線とかのはり方も見事なものなんですよ! 各話の伏線が最終話に繋がっていく有様は圧巻ですし、あのシーンとかこのシーンとか衝撃的だったし!」
……で?
「……で?」
「とにかくテキストで勝負してるタイプのゲームなんで肉声で喋ったりしないんですけれど、そんなこと全然関係ないくらいにキャラクターの魅力がもぅたまらんっす! サイドBで全シナリオをランクAでクリアしたら出てくるおまけシナリオとか面白すぎっす!」
……で?
「……で?」
「音楽に疎くてコンプレックスぎみの俺なのに、なんと着メロサイトから携帯にダウンロードしましたよ! それくらいのことで、って思うかもしれないけど俺にとっては人生の年表に書かれるくらいの大事件なんです! それくらい ” Painful rain ” を何度も聴きたかったんです!」
……で?
「……で?」
「既読スキップや選択肢まで自動的に進める、といったシステム的なところの快適さも最高レベルなんで、アドベンチャーゲームが好きならプレイしておくしかないですって! 『クロス探偵物語』の続編が出ないって嘆いてる人はやってみるしかないですって!」
しびれを切らす森川
「さっきからお前は何をわめいてるんだ? こっちは今年の正月何してたんだって質問してるんだぞ! お前にはアリバイはないのかっ?!」
「いや、その、だから、正月は実家に帰ってこのゲームやりまくってて、家族が全員でかけても一人で引きこもってて遊んでたから、アリバイとか証明しようがないんですって……」
といった事態にならないように、適度に外界と接触を持ってプレイし始めたほうがいいです。俺みたいに三日間ずーっとプレイすることになりかねませんから。人としては間違ってるかもしれないけど、至福の正月三が日でした。

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