まあ画像とか世界観の作りこみとか音楽とかクリア後のやり込み要素などは凄すぎるんですが、ストーリー的にどうなんだろ。
この世界での死の扱いって、線引きとしてどうなんでしょう。死を恐れる意味が不透明では。そのへんの説明とかをしておいてもらった方が。説明が無くても充分な『生ける屍の死』のような扱いならいいと思うんですが(厳密に言うとあの作品には、死に別の意味があったわけですが)、異界送りという儀式もあることなんだし、そのへんもからめてもう少しプレイヤーがおや?と思わない措置もあったんじゃないかと。
まあそれはまだいいんですよ、敢えて説明不足気味、ってのも嫌いじゃないから。死の件は世界観の中に溶け込んでる気が多少はしたので。
で、一番困ったというかあっけにとられたのが、ディーダが空想の産物って事です。なにそれ。なんかもったいないなぁ。
いえ、そういう設定でも別に拒絶するってわけではないんですが、その設定をちゃんと昇華して盛り込んであれば、工夫してストーリーにからめてそういう設定にした甲斐があるなら肯定するんですけどね、でもどうしても個人的にはエンディングでどうしても泣き所を入れたくてああした、って言う気がしてちょっとげんなり。
エンディングの問題のシーン(ディーダが空想の産物ゆえのシーン)のところでまみりんに質問されたんで状況を説明したら、「ええー、なにそれー! じゃあディーダって『漂流教室』でいうところの蟲だね」と言ったので、かつてないくらいに冷めた気持ちでムービーを見れました。貴重な体験をありがとう、まみりん。
これからはエンディングの時にまみりんを同席させないようにしようっと。
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