「近寄るな、極悪獣医! あんた動物がかわいくないのかよ! 動物が好きだから獣医なんだろ!」
「フン、残念ながら俺が好きなのは金払いのいい飼い主さ」
という会話を本気でしちゃう獣医が主人公の漫画。
口はかなり悪いが腕がいい、そんなドリトルの振る舞いを見ていると、対象がペットであれ子供であれ、甘やかしすぎも良くないなぁと思い知らされるのでした。ペットを通して飼い主の心までも修復させる手腕は見ていて痛快です。
『IWAMAL―岩丸動物診療譚』とはまた違った切り口で、少し地味目に見えるかもしれませんが、良質な作品だと思います。
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