常夏の迷宮、ロスパス島へようこそ。ここでは同じような毎日が繰り返されます。朝は必ず電話で起こされ、電話を取ろうとしたら必ず転ぶ。毎日違う人物に出会い、毎日違う事件に巻き込まれものの、ご安心を。昼過ぎには飛行機が空中で爆破され、毎日は必ず収束して繰り返されるのですから。
シュールで開放的で小さじ一杯の狂気のまぶされた鮮やかな世界、電話から飛行機までの永劫とも思える環、クラシックを基調とした優雅な調べ、それらを彩る花、花、花*1。ここを永遠の楽園と言わずになんと言おう。
ボコノン教徒である自分は唱えよう。
「まわる、まわる、世界は回る」、と。
そして全てが終わってしまった今、永遠も終わりを告げ流転することも無くなったこの楽園を思い、打ちひしがれる私でしたが、眼前に重要な神託が得られました。この環は『シルバー事件』へつながるだろう、と。
そして私は彼らに”再会”すべくかの地に赴き、唱えるのです。
「まわる、まわる、世界は回る」、と。
- 注1 : 花と言えば、東京でのオフ会にて目印に「花」にまつわる何かを持っています、とだけ顔も知らない方々に伝えておいたのですが、皆は花束をかかえていると思いこんだようで、僕は新宿アルタの前でこのソフトを片手にしばらく一人立っていることとなりました。
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