2018/03/09追記
発売当時に感じた問題点を当記事でいくつか書きましたが、本日未明から開始されたアップデート(1.0.1)で改善されたので、文句なしにオススメできるゲームになったと思います! 別記事でアップデート内容、攻略などをまとめなおしましたので、そちらも参照していただけると幸いです。
2018/03/15追記
体験版が配信されました! 444MBあって、1曲目の演奏、ストーリーが体験できます。セーブは出来ませんが、ジョイコンの設定変更なども試せまし、実は練習で紹介される以外の全リズム(この記事の後半で画像にしてます)も使えてコンボに組み込めますので、その気になれば1曲だけでもかなりやり込めると思います。どういうゲームなのか気になってるのでしたら、遊んでみてはいかがでしょうか。
個人的には面白かったんですが、他の方に勧めるかと言われると、手放しに勧めるのは躊躇ってしまいます。既存の音ゲーとは一線を画した唯一無二の音ゲーであるのは間違いないし、自分は大好きなので有料DLCまで買っちゃたけど……でも、どう勧めていいものやら。
ゲームではなくて食べ物で説明します。深海魚を釣り上げてきて調理も何もせずに「おいしいから、コレ」と目の前に出された気分とでもいうんでしょうか。骨とか抜いたりしないと食べにくいし、食べれる部分が少ないんだけど、すっごく美味しいし何度噛んでも味が出てきておいしー!って感じです。わりと高価な魚だけど美味しいからいっか、と思って食べ続けようとしたら、しっぽのところに「別料金です(お得だよ!)」と書いてあって、えー!と思ったけどもっと食べたいのでお金払いました。
これで伝わります? 却って分かりにくくなったような気もしますが、かまわず話を進めます。
ゲーム自体はそんな悪くないと思うのですが、ゲーム内でのフォローなどが足りてないので誤解されてて、もったいないなー、と。不親切な部分は確実にあって、そこを許せたり、自力で解決できるかで満足度が変わってくると思います。減点方式だと点数低くなって、加点方式だと点数高くなるような感じでしょうかね。
好きなゲームであるゆえ、当記事では良い点だけでなく悪い点も言及してみます。良い点だけ書いて、悪い点を書かない勧め方って、なんだかソフトバンクの詐欺すれすれの商法みたいでイヤなので、敢えて悪い点を知ってもらった上で、それでも覚悟完了したなら購入してもいいんじゃない?的な思いがあります。あと、続編が出るとしたら、今回悪かった点は考慮してもらいたいですしね。
これ以降は遅延疑惑や採点システムといった、初心者だとわかりにくい点などの対策なども語ってみます。なお、ストーリーのネタバレなどはなく、ほとんどシステム的な話になってます。かなり長文なのでご注意を。
良い点
公式サイトのアツくもゆる〜い雰囲気が気に入ったのなら、手を出してもいいと思います。画面構成などの端々にセンスが溢れてて、ボイスやアニメはありませんが、手抜きとか低予算とか感じさせないものがあります。ストーリー展開もなかなかおもしろく、終盤はグッときちゃいました。買ってよかったー。
曲数は13曲+5曲(有料DLC)、合計18曲となっています。ボイス曲などはなくて、版権問題からかクラシックアレンジのみとなっています。譜面どおりに正確に演奏する必要がある音ゲーだと、今時だと百曲以上も収録されてるゲームがある状態ですから、数だけ見ると致命的な少なさに思えますが、実は本作だと人によっては気にならないかもしれません。
曲のリズムに応じて自分なりにドラムを叩けばいいので、同じ曲でもかなり多彩な楽しみ方ができます。簡単なリズムを刻んでもいいし、高難易度なリズムを刻んでもいいのですが、難しいリズムを叩けた時の満足感は格別です。
一つの曲を正確に演奏できれば終わりということがないので、色々なリズムをノリで試し続けることができるため、かなりのスルメゲーだと思います。だからリプレイをセーブできたらもっと楽しかったかなーとは思います(演奏後に一度だけ再プレイされるので、それをキャプチャボードで録画する手はあります)。
ジョイコンを使った操作は、HD振動とあいまって、うまく叩くことができると本物のドラムっぽくて(とか言いつつ実際に打楽器やったことないので妄想ですが)、ニンテンドースイッチの特性を活かした作品かと思います。ジョイコン苦手でも、ボタン操作やタッチ操作でも本格的に遊べるようにもなっていますが、どうせならジョイコンで遊んだほうが楽しいですよ!
悪い点
本作の一番の失敗は、価格設定だと思います。クリアするだけなら3時間以内でサックリ終わって五千円、と考えるとなかなか手を出せないでしょう。13曲しかないというのも数字的には印象悪いです。各曲をじっくり遊べばもっと楽しめるんですが、そこまで楽しめるかどうかは人それぞれでしょう。
がるメタるが好きなのでDLCを買いましたが、案の定1MBという低容量でアンロックキーのみのダウンロードという、印象が極めてよくない仕様だったは残念です。シノビリフレみたいに千円で6GBを一気にDLさせといて、お金追加したらアンロックってならまだしも、定価が五千円なのにこれって……全然お買い得じゃねえよ、この値段設定……
個人的な感覚ですと、有料DLCの内容含めて、ダウンロード専売で2500円くらいだったら、迷わず布教してるところなんですけれど、現状だと値段がネックで無心にオススメできない感じです。20年近く前のアクションゲームとかだったらクリアまで数時間で五千円とかザラでしたが、今の時代の基準で考えると値段設定がおかしいかも……
他のゲームで考えてみます。バイオハザード7は十時間くらいで8000円といった価格設定なので、1時間あたりで考えると800円ですね。とはいえ全編PSVRで楽しめて圧倒的な体験だったため、これでも高いとは全く感じませんでした。しかも一周だけでこれなので、難易度別のやり込みとかすればもっと楽しめます。そのため、金額だけ見ると高く思えるかもしれないものの、体感的な満足度がそのあたりを完全に打ち消していると感じます。
そう考えると、がるメタるはどうなんでしょうね。3時間で1周クリアしただけで5000円だと、1時間あたり1700円弱なので、映画の二倍くらいの相場と考えると高いでしょう。でもやり込み始めると何時間でも楽しめそうですし、唯一無二なゲーム性から、安く思える人も出てくるとは思うんです。ただ、必ずしも全員そうなるとも思えないんですよね。
ゲーム以外で考えてみます。飲みに行って五千円が高いという人はあまり居ないでしょう。むしろ安いと感じる人も出てくるかもしれません。どうしてこう感じるかというと、やはり暗黙的な相場というものはあるんじゃないかと思います。だから未知のゲームでボリュームも大きくなさそうな代物が五千円となると、そりゃ買うのためらいますよね。同じ金額でも使い道で勿体無いかどうか変わってくるのが人情ってものですし。
そう考えると、現時点では清水の舞台から飛び降りる覚悟で買ってしまわないと、金額に釣り合った体験かは判断できないのがネックですね。だから「面白いと信じて買え!」とまでは強気に言えないです(とはいえ「面白いと信じられるなら買え!」ってなら言えますけれど)。
まぁダウンロード版じゃなくてパッケージ版を買って、合わなかったら早めに売るのも手ですかね。それでもまずは買うというところで躊躇う人も多いでしょう。安くなるのを待ってからと思う人もいるでしょう。こういう点を打開するため、ちゃんとした体験版があった方が良かったとは思うんですが、このままの出来で体験版を出すと逆効果になりかねないとも感じます。
本作二番目の失敗は、初心者へのフォローが無い点だと思います。ジョイコン操作が慣れないとうまくいかないのですが、ゲーム中でのフォローが皆無なので、人によっては「遅延が致命的」とか「この出来で発売するのはちょっと……」と誤解されやすいと思います。
2018/03/09追記
アップデート1.0.1にて設定などが追加され、下記に書いてあるジョイコン操作周りの不親切な点は改善されました。
ジョイコンをドラムのように振っても、人によってはまったく反応がないと思います。一生懸命振ればある程度反応してくれるとは思うんですが、きちんとした握り方をしないといけなかったり、と初心者には分からないコツが存在します。
任天堂でジョイコンを扱ったゲームだとマリオオデッセイやARMSや1・2・スイッチがありますが、がるメタるみたいに全く反応がないということは体験したことがないです。ドラムのように振ることと、それ以外のパンチをしたり帽子を投げるといった操作では、実は技術的に扱いが異なる可能性もあるので何とも言えませんが、振っても全く反応がないというのはさすがに厳しいものがあると思います。
判定を甘くするとプロっぽい連打的な叩き方ができなくなると仮定したとしても、オプション設定で初心者用に甘めに判定させたり、ドラム経験者向けの渋い設定させたり、と使い分ければいい話ですし。ここらの調整をもっとやって欲しかったですね。何が正解か分からないままだと、練習になってるのかどうかも分からず、出口の方向が分からないまま暗闇を走ってるような気分になります。
こういったジョイコン判定の厳しさのため、リズムゲーでリズム部分が悪いと誤解されるのって、テキストゲーでテキストが悪いみたいなもので、もう存在価値が疑われちゃいますよね。おっとルートレターの悪口はこのあたりにしてもらおうか
2018/03/15追記
ジョイコン設定可能な状態での体験版が配信開始されましたので、下記に書いてある心配事項は無くなりました。非公式な攻略ページも作られたので、そちらもあわせて閲覧すれば、かなり参考になるかと思います。
ここらを解決してからでないと、体験版を出しても誤解が広まるだけではないでしょうか。新しいことをやる場合、説明やフォローが充実してないとまずいと思うんですよね。最近の時代の流れか、本作にも説明書のたぐいは存在しません(紙どころか電子説明書もないです)。ドラム経験者は問題なくても、初めて打楽器やるような人は何が悪いのかさっぱりわからないので、そこら辺をどうにかして欲しかったですね。
「楽しく叩く」という体験を、もっとすんなり味わえる調整があればなぁ……と。慣れれば確かに楽しんですけど、慣れてなくても楽しいって感じられれば、人は自然と楽しく遊びつつそうと意識せずに練習していくものだと思うんですよね。宿題と思ってやるのか、楽しくてやめられなくて時間がいつの間にか過ぎてるというのでは、同じことやってるのにだいぶ違いますよね。今のままだと放課後に女子高生であつまっての楽しい練習というよりも、地下室での孤独な苦行になりかねません。
以下のツイートの三枚目の写真が、当ゲームの不親切さの全てを物語っているのではないでしょうか。
本日発売のファミ通は『がるメタる!』巻末大特集。もうこの青木俊直先生書き下ろし裏表紙と、みずしな先生に似顔絵描いて頂けただけで感謝!
初公開の『楽譜がない音ゲーの得点システム』が大特集。
画像3枚目はほんこれなのですがどうも普通ではないらしいので頑張って遊び方の布教に頑張ります! pic.twitter.com/LSo3EUUnpm
— Tak Fujii 藤井隆之 (@Tak_Fujii) 2018年2月15日
漫画の3コマ目では「ふつうの人は振り下ろしがこのタイミングになる」と書かれています。ツイート内にはありませんが、さらに次のコマで「みずしな先生はこのタイミングで振り始めてます、だから振り下ろし終わったときにマーカーとずれるんです」と説明されてました。理屈的にはその通りなんで、この説明自体には文句はないのですが、作成者側の「ふつう」の人の定義がなんかズレてませんか?
しかもこのあとで漫画内にて「ドラム未経験者はすぐ見分けがつきます」と語られてるんですよ。発売するまで気付いてなかったのかと思いきや……そういうとこだぞ! そこまで分かってるなら、ゲーム内でフォローしろよ! 本格的リズムゲームであることは認めますが、誰でも遊べるって部分は異議あり!
たぶん開発陣の周りは本格的に打楽器をされてる方ばかりで、熟練者=ふつうの人、という認識になってしまったのでしょう。そこで慢心せずに初心者のテストプレイを十分にしておけば良かったのではないでしょうか。ゲーム作る人は、一般プレイヤーの目線は常に忘れないでいてほしいと思うんですよね……
ここらへんの事を考えてると、スーパーメトロイドの開発者の方が、一般プレイヤーの感触を得たいがため、定期的に奥様にテストロムでプレイしてもらってた逸話を思い出しました。任天堂だったらゲーム開始時の導線とか誘導にかなり時間をかけれたのかな、と。おっとゼノブレイド2の悪口はそのくらいにしてもらおうか。というか任天堂ではなくモノリスソフト開発なのでセーフ!(セーフ?)
2018/03/09追記
アップデート1.0.1にて練習モードが追加され、下記に書いてある練習が難しい点は改善されました。
練習がいくらでも出来るモードがあればまだ良かったんですが、そういうのもないんですよ。ストーリーモードでスタミナを消耗しないと遊べないのがネックです。まぁ練習専用の終盤のセーブデータを用意しておいて、日が暮れそうになったらロードしなおして練習を続けられなくもないです。もしくは有料DLC購入しておけば、メンバー勧誘時にスタミナ関係なく何度でも練習できますけれど、すでに1周クリアした状態で練習しやすくなるってどうなん? いろいろと不便だったり仕様的に変ですね。それに思う存分練習したくても、5回OKになったら即座に終わっちゃうので、ずっと同じリズムを延々と練習できるモードも欲しかったです。
練習がやりづらい点を格ゲーで説明すると「波動・昇竜が出せるのは当たり前、実戦にいくならせめてめくり大パンチ昇竜セビキャン真空波動くらいはできないといけないのに、トレーニングモードなんて気がきいたものは存在しないから、アーケードモードを地道にやりながらチャンスを逃さず練習するしかないし、セビキャン用のゲージは毎回自分で貯める必要がある」って書いたら何となくわかります? しかも「波動、昇竜、セビキャンがなんなのかはゲーム内では説明しない! ググレカスッ!」みたいな感じなので、気軽に楽しむ雰囲気で手に取った人は驚くんじゃないですかね。
さいわいストーリーモードの一周目は誰でもクリアできるくらい難易度低めなんですが、ジョイコンで遊んだらこれでも慣れてないとスムーズにいかない可能性すらあります(特に9章)。よほどのことがない限り、酷い評価くらっても先には進めるのですが、逆に言えば達成感が感じられないというジレンマもあって、なんとも言えない気分になります。怒られてるのに、なんで進めてるんだろう、て。自由に叩けと言ってるのに、結局認められないじゃん、て。とはいえストーリー進められないよりはよほどマシなので、ベストではなくてもベターな調整とは思っていますけれど。
困ってる人がそれなりに居ると思うので、攻略的なことも書いてみます。まずは遅延・操作の対策からいきましょう。
遅延・操作の対策
厳密に言うと遅延はもちろんゼロではないんですが、誤解されてるような意味での、体感できるレベルでの遅延は本ゲームには存在しません。環境によって遅延が発生してたり、操作方法によって反応がなかったりするだけなので、ゲーム自体の責任ではないです。面倒かとは思いますが、順序よく切り分けしていき、原因を突き止めていき、気持ちを落ち着けましょう。
ゲーム内でも対策がTIPSとして1枚画像で記載してるのですが、この簡素な文章だけでは良く分からない人が多い気もします。
「電人☆ゲッチャ!」に出演した「がるメタる!」のプロデューサー@Tak_Fujiiさん直々の「がるメタる!」アドバイス。反応が悪いよ!とか、遅延があるよ!と言う人は必見。そうか、腕を振って鳴らすのではなく、目の前にドラムがあると想像をして手首で叩くのね。藤井さん。あざます! pic.twitter.com/qN9FKO1WtJ
— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) 2018年2月8日
説明としては間違っちゃいないんですが、なんかこう、もうすこし手心を……ゆとり教育が浸透してきている世の中において、あまりにも時代の反逆児すぎる……
がるメタる!の操作はゲーム内での説明が少なすぎて困惑してる人が多い印象。
例えるなら、幼児相手に
「自転車はハンドルを握ってペダルをこけばOKやで!」とだけ言ってサッと帰っちゃう感じ。説明として間違ってはないんだけど、もうちょっとフォローがあってもよかったような(→)
— はちべえ(柴犬) (@hachibe_siba) 2018年2月15日
でもね!操作に慣れたらめっっっちゃ面白いですよ!がるメタる!!!
— はちべえ(柴犬) (@hachibe_siba) 2018年2月15日
まさにこの通りで、慣れたら楽しいんですが、そこまでの道のりが人によっては険しすぎるのではないでしょうか。
いちおう流れとしては、女の子の体にドラム素人の男の子の精神が宿るって設定にして、最初の叩くところだけは教えてくれてるんですけど、あれだとけっきょくジョイコンの振り方を細かく教えてくれるわけでもなく、うまくいかなかった時に原因がわからないんですよね。
例えで言うと、宿題のプリント置いて放置して他所に行ってきて戻ってきて「できた?じゃあ次行くよ」的な感じでしょうか。これは打楽器未経験者には辛いっす……むかしガテン系のバイトでほぼ説明をしてもらえなくて途方にくれたなぁ……うっ、頭が……
というわけで、少し冗長にはなりますが、一個ずつ対策などを書いてみます。
まずありがちなのが、テレビモードだと遅延してるという状態。テレビ自体にゲームモードといった描写を最低限にして描写遅延を極力なくすモードがないか、まずは確認してみましょう。人によりますが4フレーム(4/60秒)を超えると、体感レベルでずれを感じてくると思います。
もしテレビがダメだった場合、PCモニターでHDMI端子が使えるようなら、そちらで試してみましょう。PCモニターはテレビと違って、余計な描写をしないから遅延が起こりにくいです。今時であれば1フレームも遅延がないものが世の中溢れてると思います(遅延も厳密に言うと二種類あるのですが、話を簡単にするため省略します)。
PCモニターに接続するのが難しい場合、ニンテンドースイッチをドックから外して、テーブルモードにして試してみましょう。タッチ操作パネルやボタン操作であれば遅延はないので、テレビだけ遅いのか、全体的に遅いのか切り分けになると思います。
もしくはゲーム内でも解説があるように、ニンテンドースイッチのヘッドホン端子をつかい、テレビを介さずに直接ヘッドホンで音を聞くのも手でしょう。目でタイミングを図るのではなく、耳でリズムで判断するようにすればいいかと思います。
これでもジョイコンがおかしいと思う場合があると思います。まずはジョイコンの更新を試してみましょう。Switchメインメニューの「設定」→「コントローラーとセンサー」→「コントローラーの更新」と選んでみてください。初期型のジョイコンをそのまま使っていると、反応が遅い場合があるようです。
2018/03/09追記
アップデート1.0.1にてジョイコンのモード選択が追加され、下記に書いてあるジョイコン感度の設定は可能になっています。
なおゲーム中のメニューで「Option」→「Joy-Con設定」と選んでも、ジョイコンの操作説明があるだけで、感度などの変更はできないようです。振っても全く反応が無い時があるので、少し振っても反応するような設定にしたい人も居るでしょう。このあたりを変更できるようなアップデートがくれば望ましいと思うのですが……
なお設定画面でジョイコン操作ではなくタッチ操作やコントローラー操作に変更した場合、画面上にこんな風に本格的なドラムが表示されます(画像クリックで別窓にて原寸表示します)。
ジョイコンだと直感的に遊べて楽しいものの音の種類が少ない、もっと本格的に多彩なドラムを叩きたいという方は、タッチパネルで遊ぶといいかもしれませんね。なおニンテンドースイッチのタッチパネルは感圧式ではなく静電式なので、木製の棒とかでパネルを触っても反応しないので、静電用のタッチペン二個を使うと、それらしく遊べるんじゃないかと思います。
ここまで試してみて、映像や音楽的には遅延がなく、ボタン操作やタッチ操作では問題なく遅延せずに遊べるというのは確認できたかと思います。万が一タッチ操作でも遅延があるという場合、ちょっと原因が分かりかねますので、本気で本体の故障を疑ったほうがいいかもしれません。
ここまで切り分けしていった結果、ジョイコンを振ったときだけうまくいかない人も出てくるかと思います(自分もそうでした)。ジョイコンを確かに振っているのに、ゲーム中では振ったと判定されないので、ジョイコン壊れた?と疑ってしまいたくなるというものです。
2018/03/09追記
下記で書いてあるのは、アップデート(1.0.1)でのドラムモードでの話です。ドラムモードだとジョイコンを止めた時に音がなり、新たに追加されたふりふりモードだとジョイコンを振り始めた時に音がなる、と挙動が変わってきますのでご注意を。ジョイコン感度も調整できるようになったので、自分好みの操作に調整しちゃいましょう。
どうも内部的な判定は、ジョイコンを振った瞬間ではなく、止めた瞬間に加速度が落ちたのを元に、音が鳴るようにしているようです。ボタンを押す時と違い、ジョイコンを止めた時に音がなるから早めに振り始めるのも意識してみましょう。ドラム経験者だとすんなり遊べ、初心者はこの辺りが分からないので遅延?と疑ってしまいたくなるものでしょう。
上記の点を考慮し、とりあえずイスにでも座って膝辺りに見えないドラムがあるのを想像しつつ、手首のスナップをきかせ(加速度を稼ぐため)、ジョイコンを止めることを意識してみてください。できれば腕を思いっきり振ってみましょう。そう、お前のメタルをぶつけるんだっ!!
その結果、自分の膝を物理的にワイルドに叩きまくるパパが爆誕! 横で見てた息子が奇妙なものを見るような目をしてたけど、あれ、息子にヒかれてる……? この目はどこかで見たことあるぞ……ブレスオブザワイルドでルートレター勢にそそのかされて服を着ないで旅をしてたら、息子が「パパ、ふくをきないとさむいんだよ?」と知らないかもしれないけど的な言い方をしてきた時の、あの哀れみの視線……
なにはともあれ、がるメタるのジョイコン作法がわかり、ジョイコンが壊れてもいないし遅延もないことを実感できて、心の平安を手に入れました。その代わりに父親の尊厳を失いましたが、息子が大きくなったら分かってくれるはず……あーちゃん、男には戦わないといけない時があるんだよ……地球の危機なんだから、全力でいかないわけにはいかないじゃん?
おっと良い子のみんな、勢い良くジョイコンを振るのはいいけど、ストラップは忘れずにしっかし締めような! うっかり蛍光灯を壊しかけてもしらないゾ?!(実話)
採点のシステム
自由に叩いていいよ、と言われはするものの、実際は採点が待っています。ゲーム上仕方ないとはいえ、世知辛い世の中です。楽しく叩いて、ゲームも先に進めるためにも、採点の仕組みを理解しておくべきでしょう。フリーモードをいきなり遊んだら、要求スコアが文字通り桁違いでビビるぜ?
まずはどのようなリズムが存在するか、把握しておきましょう。画像を加工して6カテゴリのリズムを1枚の画像にしてみました(クリックすると別窓で原寸大になります)。簡単なものからでいいので、確実に叩けるリズムのパターンを、同じカテゴリで2つくらい覚えておきましょう。最初のうちはMETAL(緑色の列)の、HarlotとEnterSandを交互に叩けるくらいになっておけばいいかと思います。
あとは加点システムを理解する必要がありますが、こちらの方のツイートがわかりやすくて参考になるかと思います。
がるメタるの大きな加点要素は
・ストラクチャーボーナス
・リフレインボーナス
・コンボボーナス
なので、これらを回収すればOKです。コントローラーでプレーすると多分楽です。
まずは説明用の動画を貼りますね。 pic.twitter.com/yM9F8iCw8O— よしあき (@yoshiaki_2016) 2018年2月9日
・ストラクチャーボーナス…曲がいくつかの区間に分かれてますが、区間内で同じ属性?のパターンを叩くと、区間がその属性の色になります。この色が多いと発生するボーナスです。
— よしあき (@yoshiaki_2016) 2018年2月9日
・リフレインボーナス…AとA'、BとB'のような区間で色を揃えると発生するボーナスです。
・コンボボーナス…このゲームは認識できるパターンが決まってます。同じリズムパターンが続かないように叩くことで発生するボーナスです。
— よしあき (@yoshiaki_2016) 2018年2月9日
ですので、少なくともそれぞれの属性のパターンを二つは覚えるのがスタートラインです。
これでおしまいですが、多分こんなの気にしないで遊んだ方が楽しいですよw
— よしあき (@yoshiaki_2016) 2018年2月9日
このあたりを理解した上で、少しずつうまくなっていって、自分なりのリズムが刻めるようになって、スコアがあがると途端に楽しくなってきて、かめばかむほど味が出るスルメゲーだと実感が湧いてくると思うんですが、ここまで来るのが長いっす。
というか、上記のボーナスなどの件がゲーム内にも公式サイトにも見当たらないんですよね。まぁ複雑なシステムをいきなり書かれても一般プレイヤーがヒくと思ったのかもしれませんが、週刊ファミ通 2018年3月1日号の巻末特集にしか掲載されてないっていかがなものでしょうか。
マニュアルは別売りって感覚なの? しかももう書店では扱ってないので、通販かKindleで買うしかないですが、そこまで詳しい内容ってわけでもないので当記事の記載だけで十分かもしれません(みずしな先生のマンガが1ページあるのは魅力的ですけど)。
ネット上を検索しても、採点システムの具体的な内容はほとんど見かけなかったので、各自が頑張って推理するか、砂漠から砂金を探すような努力で情報を外部から得るしかないといけないってのは、かなーりハードル高いんじゃないでしょうか。
公式コミュニティで操作TIPSが書かれてましたけど、採点の仕組みも書いていただきたいところです。本当はゲーム内で全てフォローしきれてば良かった話ではあるんですけれど……
雑誌の話が出たついでに、ファミ通以外の雑誌インタビューも紹介しときますね。
電撃Nintendo 2018年4月号、巻末にがるメタるインタビュー。表紙1ページ、インタビュー6ページで計7ページ。攻略情報はなく、純粋にインタビューやDLC紹介な感じなので、ファンなら読んでみては。なお色紙プレゼントがありますので、詳細は本誌にて。 pic.twitter.com/qSgGP87cy2
— 嶽花 征樹 (@takehana_masaki) 2018年2月24日
Nintendo DREAM vol.288(2018年4月号)のがるメタるインタビューは4ページ。あと裏表紙が広告。他誌の内容と微妙に内容違ってるので、ファンならどうぞ。こちらも攻略情報はなし。関係ないですが、巻末にWiiショッピングチャンネルの買い逃さないガイドが6ページあり、このために買っても良いかと。 pic.twitter.com/SfNKAnrLQ2
— 嶽花 征樹 (@takehana_masaki) 2018年2月24日
どちらも攻略情報とかはないので必読とまでは申しませんが、ファンなら楽しめる内容になってますので、興味があれば一読してみてはいかがでしょうか。ファミ通と違ってKindle版はないようですから、書店にあるうちにどうぞ。
で、結局買いなの?
ここまで否定的な事も書いてきましたが、システム的に致命的な遅延があるわけではないですし、多少不便な点はあるものの自分で頑張ればどうにかなる、ともいえます。
値段がつりあうかは、ストーリークリア後にどれだけやり込む気になるか、といったところかと思いますので、人それぞれといえます。
当記事を読んでみて、これは自分が求めてるモノに違いない!という直感を得られてたら買ってみてはいかがでしょうか。
そう、メタルの力を信じられるのなら……
というか、こんな長い記事をここまで読んでる時点で、がるメタるに少しでも興味がある方だとお見受けしましたし、悪い点も思ってたほど酷くなかったと感じたのなら、もう買っちゃってもいいんじゃないですかね。
ただし、今後のアップデートでの改善を期待して購入、というのはやめた方が良さそうです。開発者の方も操作方法のアドバイスとかはツイートされてますが、アップデートといったことは全く口にされてないですし。売上的に厳しそうなので、予算がそこまで無いのかもしれませんね。
2018/03/09追記
アップデート(1.0.1)が来ましたので、読む必要完全になくなったから訂正線をいれときました。
とはいえこのまま埋もれるには惜しいゲームなのは確かです。ニンテンドースイッチでいきなり新規IPを発売するという心意気、攻めの体制は嫌いじゃないですし。うーん、もったいない。
続編は是か非か
是!(0.5フレームで即答)
今回の反省点を踏まえて、システム周りを親切にした続編とか出たら大化けするんじゃないでしょうか。
素人の意見で恐縮なんですが、とりあえずこちらの作品とコラボしたらどうです?
やはりメタルといえばクラウザーさんは外せないと思います!
しかしよく考えたら、クラウザーさんはドラム担当ではなかった!
どうせならジョイコンでエアギター弾けるようになれば問題解決!
ニンテンドーラボでピアノが作れるのなら、エアギターが作れないわけがない! パンがなければケーキを食べれないいじゃない!
2018/03/09追記
アップデート(1.0.1)が来ましたが、残念ながらまだクラウザーさんは参戦してません。みんなが要望あげたら、もしかしたら来てくれる……といいなぁ。だって青木俊直氏がデザインしたDMCキャラ出てきたら、みんなも見たいでしょ? そう思ってるの、俺だけじゃないでしょ?
お見苦しい映像が続きましたので、口直しに入浴シーンの画像でも置いときますネ!(なお有料DLCで見れる画像です。DLC無しでも別の入浴シーンは見れますので、ご安心を)
こんな入浴シーンがあってもCERO Aだったがるメタるが、DMCキャラが乱入してきた日にはCERO E(18禁)になってしまいそうですが、思い切ってキャラは全員DMC関係者オンリーにしてしまった精神的続編とか作られてみてはどうでしょうか!(思い切りすぎ)
もし発売されたら売れると思いますよ!(少なくとも約一名には)
無責任に煽って終わります。
コメント
ドラムをコントローラーで叩くとか面白そうですね
自分もいつかやってみたいです。
体験版が出ていて、1面だけ遊べて雰囲気がわかるので
興味がおありでしたら、まずは体験版をオススメします。
なかなか楽しいですよ。