Tear −終わりとはじまりの雫ー(PS4) | 公式PlayStation™Store 日本
かつて自分は『ルートレター』をかなりこき下ろしたものですが、今となってはその評価は厳しすぎたのかもしれません。本作をプレイしてしまった(過去形)後では、そう思っても仕方がないのではないでしょうか。
学生時代は『ソードオブソダン』や『デスクリムゾン』を嗜んでたというのに、息子も生まれて年老いた今となっては、本作を遊ぶだけの忍耐力が無くなったのかと痛感しました。
このゲーム、真のエンディングを見るにはすべてのバッドエンドも見ないといけないので、自然と再プレイが必要になるんですが、オプションでAUTO設定を最高速度にしてもかなり遅いんですよ。途中セーブもないからバッドエンドになったら章の最初からやり直すしかないので、これはかなり辛い。仕方ないのでAUTOモードにして選択肢が出るまで、もう一つのPCモニターでツイッターしてました。DOAX3で会得した逃避方法がこんなところでも役に立つとは……
なんかやっててかなり辛いので、自然と1日1時間以上は遊べませんでした。そうか、Tearは高橋名人だったんだー! な、なんだってーっ!
公式では20時間くらいクリアに必要と言われてたものの、合計5時間くらいでクリアはしたんですが、本当につらすぎて20時間くらい遊んだような気分でした。この点だけ見ても、ルートレターはシステム周りは快適で、おかしかったのがテキストというか人物描写だけだったのではないでしょうか。テキストゲーでよりによってテキストがおかしいってことについてはそっとしときましょう
そして本作をクリアした後、他の人の感想も見たいと思って、がんばって検索したんですが……どっかで見たことある人ばっかじゃんか。何故かルートレター勢しか結果に出てきてくれないという。みんな、腐臭を嗅ぎ当てる嗅覚が鋭すぎるぜっ……
とりあえずラー油さんのレビューを見たんですが、衝撃を受けました。
文字スキップが爆速なのでなんとかなるし
え?!
のろのろAUTOで全バッドエンド回収したけど、あれって世間的には爆速って表現になるの?
まさか、俺だけ操作しらないとかないよね。
まさか〜
Tear -終わりとはじまりの雫-をクリアした後、R1でスキップできることを知った。#PS4share pic.twitter.com/1FxIGhpmDY
— 嶽花 征樹 (@takehana_masaki) 2017年10月25日
R1のスキップ使わずにクリアしたのは、世界で俺一人だけなのかもしれない。5時間が20時間くらいに感じられる苦行に思えたのは気のせいではなかった……精神と時の部屋で苦行してた気分。
とここまで書きましたが、これを読んでる未プレイの人たちには「で、何がそんなに酷かったの?」と疑問に思われてるでしょう。その点に関しては他の皆さんの魂の叫びを一通り見ていただいた方が効果的だと思い、togetterにまとめてみました。
togetter:Tear ―終わりとはじまりの雫―
『ルートレター』のときは、本人たちは真面目なのにシュールなことになっている『彼岸島』的な楽しみ方をしてたと思うんですが、本作の場合はそういう余裕があった人は少なかったのではないでしょうか。テキストだけではなくありとあらゆる要素がツッコミどころ満載すぎて恐ろしいですが、これを発売しようと思った会社の判断能力が一番怖すぎます。
ロッキンハート 広報担当2号です!
ついに来週に発売の迫った
Tearー終わりとはじまりの雫ー
先行プレイさせてもらいました。
え?うそ?なんで?← こんな状態の連続で先がどうなるのかずっと気になり続けていきます。— Rockin Heart Games (@rockinheartgame) 2017年10月13日
ロッキンハート 広報担当2号です
衝撃的な展開、不思議な世界、そして涙が止まらなくなりました。発売前なので詳しくは言えませんが、
皆さまにも是非この物語を味わって頂ければと思います。— Rockin Heart Games (@rockinheartgame) 2017年10月13日
真エンド(トロフィーコンプ)までやったものの、「え?うそ?なんで?」とも思わなかったし、涙も出ませんでした。広報担当2号氏の感性がそうとう個性的なのかと思いましたが、もしかするとこれは「なんでこんな出来になってしまったの?(悔し涙)」という心境をオブラートした結果なのかもしれません。
いやー、これはアドベンチャー史に残ってしまうかもしれないですね(もちろん悪い意味で)。個人的にはTear以前、Tear後でアドベンチャー史を分断しちゃった感があります。少なくともルートレターの評価が(相対的に)上がってしまったというのは事件です。
5時間程度で無二の体験ができてしまうので、未プレイで物好きな方はぜひともこの怪作に手を伸ばしてみてはどうでしょうか。正直、あまりにも売れなくていつまでもストアに並んでる保証も無さそうな気がしますし、チャンスは今しか!(無責任に煽って終わる)
2018/02/19追記
考察ブログが無いか探してるんですが、未だに存在しないようなのでツイッターからの拾い物を貼っておきます(トロフィーコンプリート後の閲覧を推奨します)。
やはり画面ノイズ<ジラジラ>の無いシーンが鍵になりそうですね。
考察ブログなどがこの世に存在したら、教えていただけると幸いです。
2018/02/24追記
考察が完了した人を見かけないと思ってましたが、無理もなかったようです。
Tear ー終わりとはじまりの雫ー
1917年ファティマの預言は
1960年まで人々のが内容が理解できないので
伏せる様命じました。
1960年代 コンピュータが発明され人は月に降り立ちます。
Tearのエピソードも2030年代には一般的な物となるかもしれません。
その時皆さまの選択の標となれば幸せです。— Rockin Heart Games (@rockinheartgame) 2018年2月23日
まさか公式からじきじきに、理解するにはまだ早すぎると言われるとは……
>>RT
本当にTearは2017年を生きる人類には早過ぎた。2030年にまたプレイをして再評価をしたい。— たく (@RB_34_33_21) 2018年2月24日
— Nore139 (@Nore139) 2018年2月24日
一部ではよくネタにされるし自分でもこうツイートしといてなんですけど、
陸軍=アーミー
海軍=ネイビー
空軍=エアーフォース
なので、自分は軍隊<陸軍>って認識が正しいような気がしてます。— たく (@RB_34_33_21) 2018年2月24日
まだまだ2030年になるまでは、考察が途絶えそうにはありませんね。
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