九州に住んでるのだから神経質なのかもしれませんが、小さい子供への影響がどうなるのかわからなくて不安ということもあって購入してみました。ちなみに体内被曝ではなく、空間のガンマ線量が測れる機械です。
ペン型で小さく軽いので、持ち運びは便利です。計測も最初の30秒で予測値が出て、そのあとは時間経過ごとに平均値を出してくれるし、最終的にアラーム音がなる(設定で無しも可能)事で知らせてくれるので、かなり使いやすいと感じました。
とりあえず自宅付近をいろいろ計測開始です。俺の自室が0.12μSv/h、息子とまみりんがいる居間が0.06μSv/h、洗濯物を干す場所や玄関も0.08μSv/hと同じくらいだったから、まみりんが「これ本当に測ってるの?!」と疑いだして、放射線が高そうな場所を片っ端に計測し始めました。
福島から修理で戻ってきたXbox360が0.08μSv/hでも納得しないまみりんでしたが、「ダーリンのスーツ、高そうだよね(線量が)」とすごいヤな笑顔で計測したら0.19μSv/hだったので気が済んだみたいです。後からこっそりまみりんのダウンジャケット測ったら0.12μSv/hなので俺自身も納得しました。
いつも息子を遊ばせてる山王公園は0.06〜0.10μSv/hくらいでした。赤レンガのところだと気のせいか高めな気がしましたが、誤差の範囲かな。一番気になる子どもサロン付近は、0.06μSv/hと低めだったのは、屋内だからでしょう。
結論。うわっ…私の部屋の放射線量、高すぎ…?
でもどのくらい高いと影響があるのかイマイチ分からない。と思ってたら、付録でついてた放射線の基礎知識解説本が役立ちました。図説も多く、専門用語も少なめで、分かりやすいです。時間当たりの測定値を年換算にした表があったのが助かりました。
0.06μ(マイクロ)Sv/h → 0.5m(ミリ)Sv/年
0.11μ(マイクロ)Sv/h → 1.0m(ミリ)Sv/年
日本平均が1.5mSv(内部被爆が0.8mSv、外部被爆が0.7mSv)なので、0.11μSv/h付近の場所にずっと居住し続けなければ、そんなに目立つような状況にはなりにくいのかもしれません。まぁ乳幼児と大人を同じ感覚で扱っていいとも思えないから、あくまで目安にするしかないでしょうけれど。
ひとまず、身の回りに不自然に放射線量が高いビンとか置かれてる事もなく、住居のコンクリートは安全そうだ*1、ということが分かっただけでも安心しました。本当は定期的に何度も測らないと正確な値は出ないでしょうけれど、ひとまずは異常な数値ではない、と分かっただけでも十分です。
- 注1 : 新築マンションに引っ越す時は絶対事前に計測しようと思ってます。
コメント