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映画

八日目の蝉

誘拐モノらしい、くらいの前知識しか無かったんで誘拐ミステリーだろうと勝手に思ってたんですが、実際に鑑賞してみたら人間ドラマものでした。
赤ん坊がなかなか泣き止んでくれずに右往左往したり苛立ってしまったり、ヒステリックになってしまうシーンなどは見てられないくらいで、逆に言うととてもリアリティがありました。
途中でまみりんが「私もエンジェルホーム行ってみた〜い」だとか「ダーリンと離婚したら、わたし無職だから息子取られちゃうの?」とか言ってくるし、息子は元気に部屋の中で遊んでいるから、これだけの名演技にも関わらず完全には作品に入り込めずにみてたんですが、終盤の別れのシーンは夫婦揃って涙ぐんでしまいました。

激動的なシーンはなく、淡々と人間の心のひだを描くような感じで、自分が若い時は楽しめなかっただろうな、と感じました。40歳にもなって、子供も2歳になってきた今見たから、共感するシーンが多くなるんだろうな、と。

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