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映画

キック・アス

アメコミがそんなに好きなわけじゃないんで、パッケージだけ見たら普段は手にしないところなんですが、各所から絶賛されるのを見て興味を持ったのでした。そして実際に鑑賞してみると、自分の巡回先ってお行儀がよくない、こういうイカレてイカしたモノが好きそうな所ばっかりだったんだなぁ、とニンマリ。良い子の皆さんには決して勧められない傑作です。
アクション映画としてもカッコイイシーンが多くて見ものなんですが、実はストーリーが思ってたよりも単純でない点がオススメです。予定調和的なストーリーになるのかと思ってたら、割と意表をつかれる展開が多くて感心しました。パッケージ見たときに、こんなにストーリー面で満足させてもらえるとは想像もしてなかったので、うれしい誤算です。だってあんな全身タイツしてる連中が、ねえ。
作中では遠慮ないバイオレンスと不謹慎な笑い(無駄使いはいけないぞ、とか)が盛りだくさんで、ブラッド・ピットつながりで無理矢理言うと『スナッチ』を見たときの感覚を彷彿させられました。こいつら何すっか分かんねー、危なっかしくて見てらんねー(と思いつつガン見)。
そんなこんなで満喫したのですが、自分だけじゃなくて息子も大喜びしてました。特にお気に入りはマシンガン打ちまくった後のナイフのシーン。ナイフが刺さるところで息子が大はしゃぎ。ポケモン映画とかすっとばして、初めてエンドロールまで見た映画がコレって、息子の将来が心配になってきました(あと自分の子育ての感性が)。
とりあえずもう少し大きくなったら、ミシシッピー殺人事件を遊ばせて反応見てみたい。

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