まだ5-1に入ったところでクリアしてないんですが、とりあえず現時点で感じた点などを書いてみます。
何も知らずに買うと誤解しそうですが、純粋なアクションゲームというわけではなく、マリオRPGシリーズの延長にある作品なので、NEWスーパーマリオの続編買うつもりで挑むと困ったことになりそうです。ペーパーマリオRPGが戦闘シーンに切り替わらずにそのままスーパーマリオっぽく敵と戦えるって感じなので、マリオRPGというよりはゼルダに少し近い印象ですね。
アクション難易度的にはかなりヌルいです。Wiiの客層考えた結果、シビアな難易度は避けたのでしょう。ハードなゲームが好みの人には向かないかもしれません。その代わりRPG的なやり込み要素(カード集めや料理作りなど)は充実してそうな感じなので、そういう系統で興味あるなら買っていいと思います。
ここからが文句なんですが、正直言うと Wii でわざわざ出す必要あったのかな、と思いました。いえ別に Wii で普通のゲームが出ても歓迎なんですが、任天堂自らこうしてリモコン対応する意義が不明なソフト出すのもどうなんだろうか、と。
なんでクラシックコントローラーに対応しなかったのかな、と。リモコン横もちプレイをしてる最中に、いちいちリモコンを持ち変えるのがかなり面倒でした。あとメニューを出すのが1と2ボタンの同時押しってのもめんどいです。ボタン数足りないくらいならクラシックコントーローラー対応にしてほしい。
キャラの切り替えやフェアリン切り替えが割と頻繁なだけにけっこう面倒です。良く使う操作になればなるほど、小さい不満が積もってくものなので気を遣ってもらいたかったですね。操作性に関してはこちらの記事が的確なことを書かれていると思います(販売台数は除く)。
あと、デモが長めなわりにキャンセルできなかったり、町の移動がおっくうだったり、ワールドクリアした後に次に何処に行けばいいか分かりにくかったり、と全体的に町やストーリー関連が少しうざったい印象です。
とはいえ、普通にゲームとして考えてみると、かなり面白い部類です。名作まではいかなくとも良作といった感じで、Wii の新作ゲームが無くてのどが渇ききった人が手を伸ばしてもそんなに不満はないと思います。
ただ、客層と内容が完全に合ってるかと言われると、なかなか微妙な点がありまして。これを買うような人の大半は子供やライトユーザーが殆どだと思うんですが、そういう人たちには伝わらないようなニュアンスの文章やノリがありまして。毒があると言えば聞こえは悪くないかもしれませんが、3-4のボス見た時は仰天しました。よくもまぁ任天堂チェック通ったな、と。まぁSFCでラブクエストを出してるくらいですから、このくらいは許容範囲なのかもしれないですけれど。ですけれど。
ふと、以前にKILLER7でわざとアニメ調の不完全な萌えキャラみたいなボスが出てきたのを思い出しました。あんなゲーム買うような人間が、萌えキャラの登場に喜ぶとでも思ったんでしょうか。多分わざと嫌がらせしたとしか思えません。なんでこんな世界観にそぐわないもの出しますか。
で、今回の演出なんですが、個人的にはゲラゲラ笑いました。世界観に絶対あってないってのに。まぁお話がシリアスじゃなくてコメディ調だからかもしれません。でもお子様や一般ユーザーが見てドン引きしないか心配しました。とはいえ、見てしまったら誰かに言いたくなるって点は見事だと思いました。俺もこうして動画にしちゃいましたし。
たまに任天堂はこういう風にまともなフリして変なゲーム出してくるんで、油断ならないですね。もぎチンとかはタイトルから確信犯的なものが伝わってくるからいいんですが、マリオの名を冠してコレなので驚くしかないというか。普通のゲームと思って手を出さなかった人は、敢えてプレイして見るのもいいかもしれません。
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