とりあえずクリアしました。ゲーム単体としては丁寧に作られていて好感触だったのですが、シリーズ全体通して見てしまうと少し残念な結果になったかな、という気もします。
以降はネタばれ全開で書きますので未クリアの人は見ない方がいいです。あとクリアした方であっても、このシリーズ好きな人は見ない方がいいでしょう。自分に嘘をつかずに書いてますので。
まさか第一話が一番盛り上がるとは予想もしてませんでした。発売日に限って深夜残業だったので、寝る前にチュートリアル部分を少し進めておくか、くらいの軽い気持ちでプレイし始めたのが大間違い。まさにこれぞ逆転裁判!と言わんばかりの展開に目が離せず、そのまま午前3時までプレイしてしまうことになるとは。
この調子でこれ以降も続くのか!と期待して翌日以降やってみたら、なんかどんどんテンション下がるんですよ。いつもの逆転裁判っぽいんだけど、なぜか気分が盛り上がらないと言うか。探偵パートから新キャラ変更につきサイコロックシステムが無くなったせいで、今まで以上に機械作業なのは否めません。
探偵パートだけじゃなくて、裁判パートもちょっとダメでした。今度の検事は爽やかなだけじゃなくて最初からこちらの味方してくるので、悪い意味で緊張感が無いです。人間的には嫌いじゃないんだけど敵対してくれないと張り合い無さすぎで、特に検事自らヒントくれたりするから戦場に来たというよりは教習所にでも来たような気分です。
逆説的に今頃気づきました、今までのシリーズの検事達がいかに魅力的だったかということに。御剣、冥、ゴドー、彼らは敵でありつつも心の奥底に信念を持っていて、そんな彼ら相手だからこそ論破したときの爽快感もかなりのものだったんだな、と。今回の検事クンもキャラは立ってたと思うんですが、生半可なキャラづけでは過去の検事達に対抗するのは難しいようですね。でもまぁぶっちゃけ、今回は新規ユーザー獲得のために難易度を下げる意味合いもあったかと予想されますので、性格と行動があっていたと考えても良いかもしれませんが(千尋さんを登場させるわけにもいかないし)。
今回一番賛否両論を呼びそうなのが、裁判員制度をゲーム内に盛り込んだことですね。社内で上のほうから絶対入れろと指示があったらしいんですが、考えてみれば無茶な話ですよね。心証でしか裁判を解決できない状況に話を持ってかないといけない都合上、どうしても逆転裁判シリーズ特有の論破の爽快感が無くなるわけですから、シリーズのウリと矛盾してしまうわけです。そういう無理難題をなかなかうまく処理したとは感じるんですが、やっぱり今までのシリーズのようなギリギリからの逆転って気分は殆ど無かったと思います。
なんか文句ばっかり言ってますけど、それはそれとして楽しんでプレイさせていただいたのも事実です。第一話の展開は問答無用に面白かったですし、まさかのサイコロックシステム再登場とか嬉しかったですし、最後の「みぬく」シーンの演出とか、そのあとの表情とかかなりゾクリと来ましたし。
ここまで色々書いてますが、次回作が出たら発売日に買っちゃうと思います。なんだかんだでこのシリーズには期待してますし、ここで終わって欲しくないって気持ちも強いですから。
コメント
タレコミフォームなくなっちゃったんですね。
ここに書いておきます。
http://guideline.livedoor.biz/archives/50877514.html
嶽花さんがノドから手が出るほしがること請け合いです。
フォームはトップページの「嶽花ですけど」の欄の中の
「» Form」から出せるように変更になってます。
http://www.takehana.tv/cccc/index.php?memberid=1
で、リンク先のブツですけど、欲しいと言われれば欲しいですが
(パックスパワーグローブを三個買うくらいには)
PS3が健在なうちに発売されるのかどうか気になりました。
いえ、すでにPS3がご臨終という意味ではなく。