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漫画

銃夢 LastOrder

とにかく個人的な思い入れが深い作品で、好きな漫画を三つ挙げろと言われたら必ず名前を出しますね。二つとか一つになると少し悩み始めるところではありますが。好きというのにも色々方向というか感触の違いがあるから、絶対的な一位というのは挙げにくいかな。
とにかくかっこいい。絵的にも見せてくれる。ストーリー展開も先が気になって仕方がない。キャラクターも魅力的だ。人間成長的な面も描かれていて、それでいて娯楽作品としての側面も失っていない。日本が世界に誇れる数少ない作品の一つだと思いますので、とにかく読んで欲しい。
これから読もうと思った方のために、簡単に作品の成り立ちを解説しておきます。

まず初期の「銃夢」はビジネスジャンプ誌にて連載されて全9巻で完結しています。ちなみに6巻以前のコミックスだと裏表紙にバーコードのついていないものとついているものがあるので、集めるのなら古本屋でバーコード無しの表紙絵を堪能できるものを探すのもおつなものです。

新装版銃夢(1)錆びた天使 (KCデラックス)

新装版銃夢(1)錆びた天使 (KCデラックス)

木城 ゆきと
講談社
2018-11-21

その後に新たに刊行された愛蔵版の「銃夢」は、従来の8巻までの内容にプラスして、読みきりの中篇が何篇か掲載されています。そして重要なのが、従来の9巻では完結に向かっていたシーンの途中で愛蔵版は終了しています。愛蔵版のラストシーンから現在ウルトラジャンプ誌で連載されている「銃夢LO」に物語が繋げられ、広がっているのです。
そういうわけで、これから読まれる方は愛蔵版全てに目を通され、初期の9巻で一つの完結を確認しましょう。

その上で現在連載中の銃夢LOで、もう一つの完結を確認すべく読みつづけていきましょう*1

2019/05/26 追記
現在は集英社ではなく、講談社から出版されているといった事情があるため、Amazonへのリンクは講談社版があるものに関してはそちらに差し替えました。

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