子どもプロジェクト企画展

http://www.kodomo-project.org/
福岡市大橋にある九州大学大橋キャンパス（旧・九州芸術工科大学）にて無料での催しがありましたので、見物してきました。

まずは絵本カーニバル2005FUKUOKA。その名の通り絵本の展示なんですけれど、会場内にはゆったりと座れるような椅子があったりして、気軽にその場で絵本を読める環境でした。親子連れも多かったですが、カップルも意外にいました。

絵本というのは短い時間で見れて、イラストが書いてあって、ストーリー的に子供にも分かるような簡潔さがある、といった点が良い意味での縛りになっている気がして、とても好きですね。特に海外作家の作品は大人にだけ分かるような含蓄さも含んでいたりするので、絵本だからといって侮れない気がします。
今回いろいろ拝見させていただきましたが、個人的には『まるをさがして』や『あおくんときいろちゃん』などが印象に残りました。しかし何よりも収穫だったのが駒形克己氏という存在を知った事かもしれません。
かなりセンスの良い切り絵感覚の絵本が展示されていて、インテリアにさえなりそうなデザイン感覚は一見の価値があるかと。久々に手元に置いておきたくなるような絵本だったので、とりあえず今回は『YELLOW TO RED』と『ほしが　ねむる　ところ』を注文してみました。と言うのも、会場内にブックス キューブリックの店員さんがおられて、その場でネットで在庫確認して注文できるようになっていたもので。手軽に購入できるようになってると、ついつい買っちゃうってものです。キタコーさんが「かごに入れる」ボタンを手軽に押す気分が少し分かった気がしました。

絵本展のことしか知らなかったんですが、インゴ・ギュンター展 地球108の顔という奇妙な催しもあったのでついでに入ってみましたが、これにはビックリ。

暗い館内には、108個の光る地球儀が設置されていて、キューブリック氏の映画にでも出てきそうな幻想的な雰囲気です。しかしその地球儀が表現しているのは、現在の地球の環境問題などだったりします。少し写真つきでご紹介してみましょう。なお番号はパンフレット内の解説番号です。

077：砂漠化

252：衛星ラジオ放送の電波到達範囲

095：原子力を持つ国と持たない国

150-3：飛行機事故

028：オゾンホール

271-2：交通渋滞（世界中の自動車を一列に並べると、地球を76周する）

152-3：各地でのエイズの影響
一部画像が表示されないものもありますが、こちらにて全ての地球儀が英語で解説されています。あと、こちらやこちらではニュース動画を鑑賞できますので、参考になるかと。
でもこれはぜひとも実物を見ていただきたいですね。暗闇の中、会場の中央で辺りを見回すと周りに沢山の地球が浮かんでいる、というのはなかなか無い経験だと思いますし。

おまけ。会場から出て大学内を散歩してたら、人懐っこいねこを発見。

このポーズのままじっとしてたんですが、近寄っていっても警戒されず、のんびりしてたので真横に座ってみました。

そのままじっとしてると、背伸びをして地面に降りてすりすりしてきたりしてきたので、もう最高！　飼うならこんな人懐っこいねこがいいなぁ。

なお、館内は撮影が自由です。ただしインゴ・ギュンター展 地球108の顔の方はフラッシュでの撮影は禁止なので要注意。感度のいいカメラを持参するのをお勧めします。
8/24〜9/4開催、ということでもう明日で終了してしまいますが、近所に住んでて暇な人は行かれてみてはどうでしょうか。