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小説

しあわせの書

二代目教祖の継承問題で揺れる巨大な宗教団体“惟霊講会”。
超能力を見込まれて信者の失踪事件を追うヨギガンジーは、布教のための小冊子「しあわせの書」に出会った。
41字詰15行組みの何の変哲もない文庫サイズのその本には、実はある者の怪しげな企みが隠されていたのだ―。
マジシャンでもある著者が、この文庫本で試みた驚くべき企てを、どうか未読の方には明かさないでください。

200ページぐらいで、ページあたりの文字数も少ないのでサクッと電車内で読了。話自体は特に波がなくて単調なんですが、読み終えたときにはその印象はガラリと変わります。
1980年代に書かれた作品ということもあり、言葉遣いなどに世代差を感じましたが、この遊び心は凄いなぁ、と感心しました。よくもまぁ、出版できたなぁ、と。
ネタバレになるのでこれ以上は何も言えないんですが、未見の方は余計な前知識なく手に取ってもらいたいですね。

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