はじめに
3年くらい前に1万円くらいで購入したイスの高さ調整が壊れ、座ってると自然と座高が下がっちゃう状態になっちゃいました。稀に大丈夫な時もあるんですが、運が悪いと下がり始めるのが微妙にストレスです。
イスは消耗品ですし、やはり安物だと長持ちしないかな、と思ったので新たにイスを買うことにしました。
背もたれの角度や肘たての調整ができないと微妙に不便だと実感してたので、今回はその辺りの細かい調整もできるゲーミングチェアを買うことにしました。
ファブリック系を探してたんですが、Amazonブラックフライデーで安くなってたので購入しました。
¥42,980→¥33,718
と1万円くらい安くなってるのでお買い得ではないでしょうか。結論から書いておくと、良い品だったので買って良かったです。
他の購入候補
合皮だとどうしても数年経つと水分から劣化してボロボロになるので、基本的にファブリック系で探してたんですが、意外と無いんですよね。
候補その1
近所のお店(福岡市だと博多ヨドバシ、天神ビックカメラ)で座って試したところ、こちらが購入ギリギリまで候補になってました。
5年保証であり、実際に5年使って問題なかった人のAmazonレビューもあったので、買う気になりかけてたんですが、全部ファブリックではなく色がついてる部分だけ合皮なんですよね。5年も経つとその部分だけボロボロ剥げてるとのことで写真も掲載されてて、大変参考になりました。
かなり悩んで今回は購入を見合わせました。座り心地はかなり良かったのですが……合皮がボロボロ剥がれるのがガマンできそうになくて……
候補その2
天神ビックカメラで座り心地を試してバッチリで、全部ファブリックというかデニム素材になってて、高級感が凄かったです。
予算が潤沢だったら迷わずこちらに決めてたんですが、今回買ったチェアの倍くらいの値段(Amazonだと¥80,606)だったので諦めました。
外観
今回カラーは黒(チャコール)を買いました。写真だと灰色っぽく見えるかもしれませんが……
ランバーピロー部分は凹んだような形状になってて、ここにピローを置いて使う形です。
ピローを一番下に置くとこんな感じです。
ピローを少し上にあげるとこんな感じですが、このままくっつくわけではないので、座る直前に位置を合わせて上から押さえ込む形で位置固定する使い方になります。
ネック・ランバーピローはともに取り外し可能で、好みに合わない場合は他商品で代用可能です。
長所・短所
長所
・リクライニング、座部の上下調整などは問題なし
・全部ファブリック(見た限り合皮部分が見当たりません)
・ひじかけが上下だけでなく前後・左右にもスライドできて、斜めにもできる
短所
・2年保証(他メーカーだと5年保証のところもあります)
・説明書が分かりづらく、保証書のシールを兼ねてる(後述)
かかった時間
ほぼ一人で組み立てられましたが、体格によっては結構大変かもしれません。
自分の場合、下記のような感じで50分程度かかりました。
・12:00 袋から出す
・44:00 最後に乗せる直前
・49:00 終わり
人によってはもっと早く終わる(20分という人を見かけました)と思いますが、説明書の内容をどこまでスムーズに読み解けるか次第で時間が変わってくると思います。
説明書について
なによりも一番困ったのが、説明書が意外と大雑把で分かりづらい点です。
事前にAmazonレビューで文章として知ってはいましたが、ダンボールの外箱に説明書(兼保証書)シールがそのまま張り付いてたのを見たときは多少驚きました。
すでにヨレヨレになってましたし、あの大きな箱をそのまま保管しておくわけにもいかないので、破れないように剥がすのも大変でした。思い切ってダンボールごと切り取ってた方が安全かもしれませんね。これって配送されてきた時点で破けたり取れたらどうなるんだろう……
公式サイトにて同じ内容のPDFがダウンロードできるので、そっち見ながら作業しても良いかもしれません。
なお組み立て終わってダンボールを解体してたら、実はダンボールにもQRコードと英語で注意書きあったのですが、全然気づきませんでした……見れば気づくようにはなってますけど、普通はダンボールの外側を注意深く見ようとは考えないと思います……
QRコード先のURLで説明書のPDFが見れますが、こちらだと英語版しかないですね。とはいえ、図が一部が若干改良されてて、ネジを外す手順の有無について記載があります。
いちおうこの記事でも後述して補足してますが、このマニュアルも作業前に見ておくとより無難かもしれません。
組立時の注意事項
普通に作業して困らなかったところは省略して、以下に困った点だけ記載していきます。
ネジ類の本数は実際に見て確かめるしかない
まずこの点がビックリなんですが、ネジ類の本数がマニュアル上ではわかりません。
ネジ類をパッケージから取り出す前に写真をとっておくのが無難でしょう。
自分の場合、このような感じでした。
・Long Screws M8*25MM(長いネジ):8個
・Short Screws M5*12MM (短いネジ):2個
・Arm Caps:4個(実際は2個しか使わない筈)
・SPARE:長いネジ、短いネジが1個ずつ
・ALLEN WRENCH(6角ドライバーの意味だと思います):1本
これらが揃ってれば、ドライバー類は不要でこのまま組み立て可能です。
ネジの取り外し作業はなかった
注意:ネジは本体に固定されている場合と、付属品として同梱されている場合があります。
製造時期により、ネジの位置や数量が異なる場合があります。
上記のような斬新な注意書きのとおり、マニュアルでは何本の場合はこうする、みたいな親切な書き方ではありません。
つまり届いた製品の状態から本当に必要な作業を推理する必要があります。前述したQRコード先の英語マニュアルだと、この部分の図が少しわかりやすくなってます。
自分が購入したバージョンだと、座面の底側の4つのネジ・背面の4つのネジはついていませんでした(英語による解説動画を見て、そう判断しました)。
同梱されてる8つのネジがこれらの事だと予想し、(M8)六角ドライバーを使ってネジを取り外す、という作業はやりませんでした(ここの判断でかなり時間を食ってしまいました……)。先程の英語版PDFでいうと、STEP3のネジつけをやって、STEP4はスキップしてる形になります。
背面の組み立てとある説明文の右に、座面を下から見た図が書いてあったりして紛らわしいのですが、文章をしっかり読んで作業しましょう。
座面でネジを取り付ける際は、FRONTの位置、リクライニングのレバーがある位置を意識して作業すれば問題ないと思います。
シートを上から取り付ける位置
シート背面から取り外したネジを使って座面と背面を固定します。
その後シート全体をチェアベースの上から取り付けます。
シートコントロールベース中央の穴とガスリフトの先端を組み合わせてください。
シートコントロールベース中央の穴というのは、座面の底側の赤い丸部分になります。
ここが一番の難所なので、ここだけ二人でやったほうが楽かもしれません。
ヒンジカバーは左右で形が違う
ヒンジカバー(赤い部分)をネジで付ける前に、左右で形が違うので形状をまず確認してください。
座って右側(レバーがある方)のヒンジカバーの方が長いです。
間違って逆につけて、ラバープラグ(青い部分)をつけてしまうと外すのが大変なので、事前に確認をしましょう。
マニュアルは改善してほしい
上述した不満を簡単にまとめます。
・ダンボールの外からシールで貼ってある
→ダンボールの中に、普通の紙を封入してほしい
・部品名は図入りで記載があるが、部品の器具とかの名称が書いてないので、説明文だけ見ても良くわからない。
→文章だけでなく、図ももう少し増やして具体的な説明にしてほしい
・バージョンにおうじて、ネジの本数を明記してほしい
・不要な作業も書いてあったりして紛らわしいので、消してほしい
→入れ間違いを防ぐために、バージョンごとの説明書をすべて入れてしまうのはどうでしょうか。
新規購入者のためにも改善してほしいところです。
購入前に参考にさせていただいたサイトなど
・「CORSAIR T3 RUSH V2」レビュー
・【レビュー】買って正解!AmazonプライムデーでCORSAIR T-3 RUSH V2を購入 | たこすけのブログ
・ゲーミングチェア CORSAIR T3 RUSHの組み立てへ!その2 – 徒然草 ─ 青りんご ─
・超おすすめ!最高のゲーミングチェアCORSAIR T3 RUSHを購入!座り心地や組み立て方をレビュー | だるくまの日常ブログ
まとめ
マニュアルには難があるものの、組み立ててしまえば商品自体の出来は満足してます。
かなりオススメなイスですけれど、イスって人(体格)によって合うかどうかが変わってくると思いますので、できれば店頭などで座ってみて判断してみてはどうでしょうか。
あとは出来るだけ長持ちしてくれればいいな、と願うばかりです。
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