うわー、デビッドリンチワールドだー、といった趣です。もっとはっきり言うとわけが分かりません。そこを受け入れられる人には最高のトリップを与えてくれるのではないでしょうか。
説明過剰な作品が多い世の中で、ここまで観客を突き放した作品も珍しいですね。下手な監督が似たようなことすると哀れな有様になるのでしょうが、分からないほうが頭悪いんだろうな、と思わせてしまうようなものがあるんじゃないかと。
とはいえ『2001年宇宙の旅』とは違って、この作品を分析しようとする人を監督が影から見てクスクス笑ってるかも知れないですけど。いずれにせよ、天才の所業というしか。
説明がないから訳がわからない、だから得体が知れない。他の映画で言えば『CURE』、いやむしろ『回路』がそんな感じでしょうか。
鬼は人の心の中に。
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