韓国映画はとてつもない傑作を数多く生み出してきたと思います。『殺人の追憶』『殺人者の記憶法』『母なる証明』などなど、本作もそれらの傑作に劣らず凄まじい内容ですね。ハリウッド映画にはない独特の迫力があるかと思います。
福岡市のKBCシネマという映画館は、単館系でマイナーな映画を上映していることが多く、20年近く通ってますが、人生において映画の価値が上位にあるようなツワモノ達しか来ないというイメージがありました。ポップコーンを売ってるけど買ってる人も食べてる人も見たことがなくて、ここならシネコン系映画館によくいるような不愉快な客は居ない、と安心してました……今までは。
まさかの長蛇の列。ポップコーンや飲み物を買う人々。スタッフロール中に席を立って扉を開けて光を入れる人。今までこの劇場で見たことがない風景に驚かされましたが、それだけ一般層にも請求度が高い作品なのでしょう。冷静に考えたら、KBCシネマで一日5回も上映される作品なんて、めったにないですし。
作品の話に戻ります。
見終わってから、『母なる証明』の監督だと知って、妙に納得してしまいました。そりゃ、完成度も高いでしょう、と。
大傑作。
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