コナミの往年の名作アーケードゲーム8本がセットになった、お得なソフトが配信されました。
Nintendo Switch|アーケードクラシックス アニバーサリーコレクション
なお以前からPS4でもアーケードアーカイブスとして、グラディウスなどが配信されてます。
アーケードアーカイブス グラディウス | 公式PlayStation™Store 日本
この記事では両バージョンの違いを大まかに記載しています。本当はPS4版で揃えて比較したほうが正確だとは思うんですが、PS4のアーケードアーカイブスで今回収録のゲームを割と所持してたので、スイッチ版にしてみた次第です(ググった限りでは、機種による差異は無さそうでした)。
なお正式名称だと長いので、今回配信された8本入りを「コナコレ*1」、アーケードアーカイブスを「アケアカ」と表記します。
- 注1 : なんでコナミってソフト名に入れなかったんでしょうね。
最初に個人的な総括を書いておくと、マニア向けなのがアケアカ、カジュアル向けなのがコナコレかと思います。
とりあえずグラディウス一本を例に、主な違いを挙げてみます。
アケアカの特徴
・3つの違うバージョンが入ってる
・中断セーブのみ(ロードはゲーム起動時のみ)
・ハイスコアアップロードあり
・画面のスキャンラインの設定が豊富(11種類)
・画面の方向を変更可能
・画面の大きさを細かく変更可能
・音質調整が可能(高音、低音の重視)
・ゲーム操作性の向上設定あり(画面表示までの時間を短縮、とありますが処理落ちをオフにできるようです。ザコ敵ラッシュなどで違いが感じられました)
・デモループ音の設定あり
コナコレの特徴
・1バージョンのみ
・セーブ&ロード(任意のタイミングでロード可能)
・ハイスコアアップロードは無し
・画面のスキャンラインの設定は3つのみ
・画面の方向は変更不可能(ツインビーをスイッチ縦画面グリップで遊びたかった!)
・画面の大きさはノーマル・フルの2種類
・ゲーム操作性の向上設定は無し(処理落ち軽減なしで実機を忠実に再現のみ)
・デモループ音の設定なし
コナコレ、アケアカ共通
・標準の無線コントローラーで遊んでも、体感できるような遅延は無し
・セーブ箇所は1回のみ(ミニファミコンみたいにセーブ4つとかはムリ)
・クレジットを入れる演出あり
・ボタン割当の変更可能(ボタンごとに連射切替が可能)
・ショット+ミサイルといった複合操作の登録も可能
・プレイヤー数、難易度の変更が可能
あと共通なのは、起動はどちらも10秒程度で体感的には差がない(というかどちらもかなり速い)って点ですね。比較動画を作りましたが、ほぼ同一でした。
特徴を比べて書くとコナコレの方が品質悪いような誤解がありそうですけれど、マニアじゃなくてカジュアルに昔のゲームが好きってレベルの方であれば、必要最小限なものが揃っていて値段を抑えているといった感じです。
個人的にコナコレの方がいいと思ったのは、セーブとロードが使いやすくなってる点ですね。カジュアルゲーマーとしては、ロードが任意にできるようになったのはありがたいです。ハイスコアのアップロードがあるから平等性を高めるため、アケアカはわざとゲーム起動時しかロードできないようにしたと思われますが、コナコレにはその機能がないので思い切って使いやすくされたのではないでしょうか。
以下にまずはコナコレの設定画面などのスクリーンショットを並べてみます(画像をクリックすると、別窓で1280*720サイズにて開きます)。
タイトル画面です。
ゲーム選択画面です。
-ボタンを押すと、任意のタイミングで設定変更メニューになります。
セーブ・ロードはすぐにできます。セーブ箇所は1つのみ。アケアカだとソフト起動時にしかロードできなかったので、カジュアルゲーマー的には利便性が高くなりました。
ゲーム設定はかなり簡素ですが、必要最低限揃ってます。
ディスプレイ設定のアケアカに比べると少なめですが、基本的なものは揃ってます。これはスキャンラインがOFFの画面です。
スキャンラインが弱の画面です。
スキャンラインが強の画面です。
サイズをフルにすると、このように横に引き伸ばされます。
壁紙Aです。
壁紙Bです。
ボタンガイドをOFFにすると、下の部分が若干広くなります。なかなか細かいですね。
連射も個別に設定できて、かなりカスタマイズできます。レーザー+ミサイルの場合で連射ONにしてても、レーザーは途切れずにミサイルは連射になってくれるので、こだわりがなければ攻撃を1ボタン連射でまとめると遊びやすいです。
アケアカに比べるとページ数は少ないですが、一画面でわかりやすく情報が整理されてると感じます。
次にアケアカの設定画面などのスクリーンショットを並べてみます(画像をクリックすると、別窓で19200*1080サイズにて開きます)。
タイトル画面です。
設定の一覧です。コナコレに比べると多いですね。
ゲーム設定です。コナコレとの最大の違いは、ゲーム操作性の向上設定の存在でしょうか。
ボタン設定はコナコレ同様にできますね。
マニュアルはかなり細かいです。
オンラインランキングは当たり前のように皆さんカンストしてますね……
コナコレと違って、かなり細かくサイズや比率を変更できます。
以下はアケアカのスキャンライン設定です。OFF、00〜10、と合計11種類の設定が可能です。
こうして見比べると、コナコレとアケアカはうまく棲み分けができてるという印象ですね。コナコレはコスパも高くて完成度も良いので、気軽に遊ぶという目的であればお得ではないでしょうか。
この記事に書いてないようなマニアックな部分が気になるのでしたら、公式サイトのサポートに色々と書いてますので、参考になるかと思います。
2019/05/24 追記
待望の縦画面対応アップデートがきました!
コナミのアーケードクラシックスアニバーサリーコレクションにアップデートきました。ツインビー、A-JAX、スクランブル、の縦長作品に画面回転のオプションが増えており、0度、90度、270度がそれぞれの作品で設定可能です。 #NintendoSwitch pic.twitter.com/8MLaJcCpCy
— 嶽花 征樹 (@takehana_masaki) May 24, 2019
これで縦持ちグリップ「FlipGrip」でツインビーが遊べます! やった〜!
遂に縦持ちグリップでツインビーを遊べる日が来ました!
ラブプラスEVERYが遊べる日も早く来てください! pic.twitter.com/2n3AnqSmG6
— 嶽花 征樹 (@takehana_masaki) May 24, 2019
コメント
×ファミコンミニ
○ミニファミコン
「ファミコンミニ」と記載するとゲームボーイアドバンスで発売されたものになります。
https://www.nintendo.co.jp/n08/fmk/index.html
「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」が正式名称ですので、略称は「ミニファミコン」となります。
https://www.nintendo.co.jp/clv/index.html
とてもわかりやすい比較でありがたい。
アニコレとアケアカ、どちらかを下げる説明でなくてどちらも欲しくなりました。
まずアニコレを買って、気になったらアケアカ版も買ってみます。
>Nameさん
ご指摘ありがとうございました。記事を修正しておきました。
>感謝さん
参考になったのであれば、幸いです。