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ニンテンドースイッチ

ARMS

面白いか面白くないか、という観点でいえば面白い部類だと思うのですが、現時点ではほとんど遊んでません。いいゲームだと理屈では思うんですが、実際に手にするかと言われるとそうでもないんですよね。


発売前の期待はかなりのものでした。スト2の爆発的な人気で一ジャンルとなった格ゲーが、現在はここまで衰退してしまった悪習を、かなり斬新に改善しているのが伝わってくるからです。ARMS発売前は「そんな売れないでしょ。俺は買うけど」とみんな言ってた結果、蓋を開ければ鉄拳7よりも売れてるという流れ、嫌いじゃない。
ロードの短さ、直感的な操作、CPUの最低ランクはかなり弱い、といった点が格ゲー初心者向けにも入りやすく感じました。スト2で昇竜拳コマンド覚えないと対空もできずに上級者に一方的にボコられるみたいな点は、複雑さを排除して直感的な操作にしているところでカバーできていますし、いいね持ちで腕を伸ばすとアームが曲がっていくのは理屈抜きに分かりやすいです。
とはいえ、実は敷居がかなり高かったのは問題だったと思います。ランクマッチに参加するためにはレベル4でクリアする必要があるんですが、これをすんなりクリアできた人は少数派だったのではないでしょうか。難易度調整をもっと柔軟にすべきだったと感じています。うまくなるまでのストレスが半端なくて、大抵の人には苦行にしか思えないでしょ、コレ。


まぁランクマで初心者狩りなくす手段としては悪くないかもしれませんが、初期のランクマは投げを連発するニンジャガばかりだったようなので、どうやっても安直で強い戦法をみんな使いたがるという格ゲーの歴史は繰り返すんだなぁ、って思うとなんともいえない気分になりました。
初期バージョンだとトレーニングのメニューがトップに無いのもどうかと思いました。でも最初は「波動拳をだそう」なのに「ザンギで待ちガイルを倒せ」とか「ザンギで待ちダルシムを倒せ」といったものが後半に出てきて、どのくらい難しい内容なのか実感できないので、いきなり初心者にやらせて絶望感味合わせないための配慮なのかな、とも思いました(後日アップデートで色々と改善されましたが)。
後日アップデートされましたが、当初はボタン操作の変更もできず、ガードなどがしづらい人も多かったかと思います。いいね持ちだと移動すらままならなくて、かなり絶望感がありました(腕ではなく腰で動くと気付いたら上達しましたけど)。かなり新しいのは良かったんですが、そういうものはもっと過剰なくらい親切に説明や誘導が必要だと思います。もう少し作業感がなくて段階的で親切なチュートリアルが欲しかったですね。
一番良くなかったと思うのは発売時期ですね。よりによってスプラトゥーン2の一ヶ月前とか、すぐに人が居なくなるのが目に見えてました。まぁ未完成なものをムリなスケジュールで売るよりは良かったと思うんですけれど、理想論を言えばマリオカート8とARMSの発売日が逆だった方が良かったのかもしれません。まぁ無理なこと言ってもしょうがないでしょうけれど、発売時期ってほんと重要だなぁと痛感しました。
と色々と文句を書いてきましたが、理屈ではいいゲームだと思ってます。新ハードの新規IPで、ここまでのものを持ってきて売上的にも格ゲー界では大成功した部類だと思いますし。定期的なアップデートでだいぶ良くなってる雰囲気は感じるんですが、一度離れたゲームに人を呼び戻すってのは心理的にかなり難しいですよね……というか、みんなスプラトゥーン2やってるし……
今回はめぐり合わせが悪かったかな、と思うので続編でより練り込まれた対戦ゲームとして発売されるのに期待しています。

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