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Windowsゲーム

Dead Space

普段だったら日本語版がないゲームに手を出そうとまでは思わないんですが、知人の強烈なプッシュで気になって気になって。


ここまで熱意をもってオススメされたら、そりゃやってみるしかないじゃないですか。というわけで、まんだらけで売ってたPS3版(海外版)を入手しました。
とりあえず日本版のPS3本体にいれてみて、無事動くことだけ確認してから放置すること半年。購入するまでもハードル高かったんですが、出張が多くてほとんど自宅にいなかったり、いても息子の相手に時間取られてなかなか遊べなかったり、英語版なのでWiki見ながら訳を確認してくしかなさそう、と諸々の理由により手を出しづらい状況が続いて絶賛放置プレイだったのです。
しかし、なんということでしょう、期間限定でOriginのDead Spaceが無料配信されてて日本語化も可能だったので、遂に本格的に手を出したのでした! 下にAmazonリンクはっておいてなんですが、実際にはOriginで購入しました。Amazonでダウンロードしてうまく日本語化できるかはよくわからないです、スミマセン。
真夜中に息子が寝静まってから、毎晩少しずつ遊んでみました。ヘッドホンをつけて部屋を暗くして、HDMI出力して42インチテレビで体験すると、システム的に余計なアイコンとかが出ないこともあって、ただごとではない没入感です。


あんまりにも没入してたせいで、夜中に目覚めた息子が背後からやってきたのに気付かず、「パパー!」と抱きつかれた瞬間に、画面ではエイリアンが窓をぶち破ってきて、死ぬほど驚きました。そのあと息子はギャン泣きするし、えらいことに。罪なゲームすぎる……
ストーリーは派手さはないものの雰囲気が良く、少しずつ謎が深まっていき、怪しい展開になっていく有り様が、良質の大人向けのエンターテイメントという感じです。しかもストーリーがゲームと剥離しているわけでなく、四肢切断しないと敵が死ににくいという設定とゲーム性がマッチしてるのも実にいいです。その辺りがあいまって、世界観としてはかなり斬新です。
恐怖演出がビックリ屋敷系だったのが個人的には少し残念でしたが、近年の中では恐怖度が高いゲームではないでしょうか。戦闘も変化があって、個々の武器をうまく使い分けさせるようになっていて、飽きさせない作りで面白いです。フェーズごとに新しい敵が出てくるから、また次のフェーズも変なのが出てくるんだろうかと期待が高まります。
いろいろと印象的なシーンがありましたが、なかでも一番印象的だったのは、終盤に貨物リフトで「赤いアレ」が出てきた瞬間。あの音楽と異形感には、久々に度肝抜かれました。あのシーンは一生忘れられないと思います。そのあとでログとかを読んでアレが何なのかを理解することになりますが、初見のインパクトがもうすごすぎました。
バイオ以降のホラーゲームで、ここまで新鮮さがありつつも完成度の高いゲームはなかったのではないでしょうか。迷わずに名作と即答できる作品かと思います。これで日本語版が出てたらもっと有名になってたんでしょうけれど、敵だけじゃなくて人間の死体にも欠損描写が入ってるし、自ら人間の死体を傷つける事もできてしまうので(システム的に実は意味があるので侮れません)、この辺りはしょうがないかもしれません。
マニア以外が遊んでも面白いゲームなだけに、この点だけは残念ですが、今ではPC版が安価に入手できますし、無料で日本語化できますので、その手間を惜しまずに楽しんでみてもらいたいですね。それだけの手間をかけるだけの体験ができる作品ですから。

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