ようやく最後のワールドまで辿り着いたので、そろそろ感想でも書いてみます。
マリオシリーズは最近すこしマンネリぎみと思ってたんですが、久々に心の底から面白いと思いました。初めてファミコンのマリオ3や、スーファミのワリオワールドを遊んだ時のような、様々な仕掛けにわくわくする、あの感覚!
息子が「ねこまいお! ねこまいお!」とせがむので、週末に一時間ずつ息子の前でちまちま遊んでました。自分もリモコンで遊びたいと思うのか、「まいお! まいお!」と赤いマリオリモコンを奪い取ろうとしてくるので、電池抜いてから渡したら楽しそうにしています。ゴールポールにつかまったら手を出してきて「いえーい!」とハイタッチしてくるので、息子的には自分で遊んで進めているつもりみたいです。
3Dマリオシリーズといえばマリオ64やマリオギャラクシーだと思います。ギャラクシーの重力感やリモコン操作などはWiiならではのマリオ完成形なのは間違いないと思いますが、ゲーマーにはよくてもカジュアルゲーマーには少し取っ付きにくいところがあったのも確かです。それゆえに、今回かなり遊びやすい3Dマリオになってて良かったですね(とはいえ、ギャラクシー系の新作も遊んでみたいところではあります)。
でも奥行き関連だけは、もう少しどうにかして欲しかったですね。かなり注意してないと、奥へジャンプしたり、敵を踏むような時に距離感を掴みにくくてミスをしやすい印象が強いです。まぁ影見ればわかるって話なんですが、直感的というのとはまた違う気がしました。3DSの3Dランドでは立体視で少しは把握しやすくなったかもしれませんが、あれでもまだ少し不満はあったので、この辺りだけは進歩してない気がして残念。
といった些細な不満はあるんですが、全体的には過去の3Dマリオの不満点をかなり解消して遊びやすくなってます。視点変更が殆ど必要なかったり、どこへ行けばいいかわかりやすいコースデザインになってたり、マップでワールド移動が瞬時にできたり、と細かいところのストレスを減らす工夫が沢山あります。
そして何よりもよかったのは、ネコマリオという新たなパワーアップと、魅力的な仕掛けの数々ですね。スターやハンコを集める、という要素もあるので、いろいろな場所に行ってみて発見するのが楽しい限りです。自力でスターやハンコを見つけた時の喜びは、ゼルダに通じるものがあるんじゃないかと思います。隠し方がかなり巧妙なものもあって、見つけた時は唸りますね。
クリアしてエンディングを見るだけなら、少し頑張ればどうにかなる程度なんですが、クリア後のおまけ面の難易度がヤバいことになってて、マリオフリークにはたまらないものになってるんではないでしょうか。
そんな極悪面でもスターやハンコを集めてまくって、ようやく訪れた最終ワールドですが、割とあっさり諦めました。中間地点もないのでやられると最初から、って点がファイナルファンタジー3のラストダンジョンみたいな鬼畜仕様で、なんか疲れます。といっても、あれみたいに片道2時間かけて全滅したらすべてパー、ってほどでもないんですけれど、何度も同じことしてる徒労感はかなりのものです。
一生懸命やれば不可能ではない気がするんですが、息子の前で延々この面だけ遊ぶと「もういっかい、ないよー」って言われるでしょうし、だからといって育児の合間の貴重な自由時間に一人で時間費やすのは苦行でしかない、という気がしてきました。独り身で若くて時間ありあまってた時なら何が何でも諦めなかったんでしょうけれど、他にも積みゲーたくさんあるんだし、このゲームにだけ時間費やしてるわけにはいくまい、ってことであっさり封印。諦める勇気!
というわけで3Dワールドの次は、遊びそこねてたギャラクシー2を息子の前で1時間ずつプレイすることにしました。あんまり同じものばっかり見せてても、刺激がないし飽きるだろうから、息子のためにもよくないですし、と自分自身に言い訳しつつ親子で楽しんでます。やっぱギャラクシーシリーズはステージ構成が斬新なので、息子のためとか言いながら何よりも自分自身が楽しんでます。
次のマリオが出るときは、息子と本当に一緒に遊べるようになってるといいなぁ、と思いながら今はまだ電池抜いたリモコンを渡す日々であります。
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