拳法+蹴球=レッスルボール。
それはさておき。
「少林サッカー、無職を一枚」
「は……? むしょ……?」
「あ、いえ、大人を一枚、です……」
学生一枚、って言ったら通用したんだろうかと思う嶽花ですけど。いちおう嘘じゃねえし。あ、職業訓練生って学割使えねえかな?(無理)
というわけでみんなで見てきたんですが、なんつーかもう、熱かった。ヤバかった。今日は何回ヤバイと言ったか分からないくらいに。
こうも圧倒的な存在を目の前にすると、自分の非力さというものが良く分かるので「超面白かったッス!」で感想を終わらせようと思ったんですが、一緒に見に行った知人が「日記での感想、楽しみにしてますんで」と言うので、頑張って書いてみます。
でもまあ未見の人には「いいから見ろ! 前知識なしで頭カラッポにして見ろ! 以下の文章は読むな! あと、できれば吹替え版の方を見ろ!」とだけ言っておきます。以下、ネタばれしまくり感想です。
サッカーボールが二個あったり、12人でプレイしてたりするんじゃないか、とか思ってたんですが、そんなチンケな予想は軽々と越えた脅威の世界が広がってました。
バナナとか卵プレイとか火星人とかスパナとかダンスとか始まった時には、この映画サッカーやる気あるんか?と心配になりました。そしてその心配は的中したとも言えるわけですが。良い意味で。
オフサイド?とか、レッドカード貰った選手がゴールしてるけど?とか細かいことを言う方が間違ってると思わせる圧倒感ときたら。横に9人並んで走ると言うフォーメーションはあまりにも新しすぎます。新しすぎて時代がついてきません(永遠に)。
つーかサッカー見てるというよりもPK戦見てたかのような。相手のゴールキーパーがゴールを殴って移動させてボールを外してたのを見て思ったんですが、アレがアリならキーパーがゴール持って逃げ回ってればいいんじゃないかと思いました。縦列駐車の要領で。
主人公は黄金の足とか言ってたのにボーリングしてるみたいですけど、やっぱり蹴ってるんですかね。もしくは頭突き。ガーターでも竜巻で強引にストライク取る筈だ。奴らにならできる。
断言します。登場人物は全員スタンド使いです。キーパーのブルースソーにいたってはザ・ワールドで時を止めやがりますし。そんなんだから最後の方になったら竜巻シュートや炎シュートくらいじゃ驚けません。ミスター味っ子の最後の方ではビームくらい吐けないと話にならないのと同じ理屈です。
驚いたと言えば、ヒロインが三回も変更したのも驚いたんですが、劇中に腹が痛くなって途中でトイレに行って戻ってきたら、いつのまにか戦争映画になってたのは本当に驚きました。本気で戻ってくる場所間違えたのかと。
いやあ、本当に熱い映画でした。続編も期待ですね。
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